
イッヌの散歩描写
フォローしてる人の文章
経由で以下の文を読んだ。
…つまりイッヌは振り返りもせず黙々と所定のコースを歩いている訳だが、如何なものか。
イッヌを飼って4匹目の私的には「良くないな」なのである。これは犬と散歩しているのではなく、犬に散歩させれている状況ではあるまいか。時に楽しげに先行するのは良いが、基本イッヌはご主人様の足元をあまり先行せず、並走する様に歩くのが良い。ウチなんかだとジンくんさんに
「もう匂いはいーでしょ、行くよー」
「どっち行く? ジンくん?」
「今日はコンビニ寄ってから探検だよー」
と、結構話しかけながら散歩をする。イッヌは言葉を解さないと勘違いする人もいるが、大抵の犬は単純な言葉であれば理解する。ジンくんさんは「神社」「公園」「コンビニ」の各お散歩ポイントを理解し、「太郎」や「大洋」(共に近所のお友達犬)の名前を理解している。割とイッヌと話しながら散歩しているのだ。そしてそれらの話し掛けに対してイッヌはアイコンタクトで返す。彼らは吠えて語り、尻尾で語り、目で語る。
友達とオヤツをもらいまくるジンくんさん。こっち向いてひたすらボール噛んでるのはコタロウくん(同名が居るので黒コタと呼ばれてる。ジンくんさんと同年同月同日生まれ) 灰色トレーナーがジンくんさんで、真ん中が大洋、その隣が太郎。
ジンくんさんは「探検する?」と言えば自分が行ったことがあまり無い未探査地域に足を向けるし、探検時に「どっち行く?」と聞けば行きたい方向に向かう。無論他人の敷地や行き止まりの時は「そっちダメー」と声掛けて他の道に行く様促すし、うっかり袋小路に迷い込んだ時はこちらの顔見て回れ右する。意外と意思疎通出来るものなのだ。
「猫ちゃん強いからやめとけー」と言っても気になるジンくんさん。
先行させない、引っ張らせないは小さい頃からきちんと教えないと割と大変な事になる。スピッツやミニチュアダックス1匹ならまだいいが、柴犬ぐらいになると割と引く力は強い。柴2匹ぐらいだと80kg程度の成人男性でもたたら踏むぐらいの馬力があるのだ。ちゃんと並んで歩く様に躾けておかないと老母が連れ出した時に怪我したりする。先行しすぎる時には立ち止まり、自分の脚を叩いて傍に戻る様指示して慣れさせる。イッヌのケツの穴ばかりが見えるというのはこの辺の教育に失敗してる様に見えてしまうし、良く教育された飼い犬の散歩の様子を見れば犬を散歩させるでも、犬に散歩させられてるでもなく、「犬と散歩してる」様子を確認できるだろう。
動画中の1シーンだが、ジンくんさんは歩いてる最中でもちゃんとアイコンタクトする。彼は私を気にしながら散歩してるし、私もジンくんさんを気にしながら散歩してる。これが「犬と散歩する」であり、ケツの穴を眺めてるのは「犬に散歩させられてる」のであるよ。
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