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美少女化ピカチ◯ウ
バーンブレイバーン3話見た。
シナリオ構成要素としては「イサミの引きこもりとその克服」及び「デスドライヴズの謎解き」を軸に展開でしたな。
先にルルの方から行こうか。
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助け起こされた直後はスペルビア色の粘液?に包まれてたので、まぁ言うまでもないが「イサミ同様金属生命体の中にいた」の開示ですな。
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ラスト近くでブレイバーンから排出されたイサミもなんか粘液塗れだし。あと気になるのはルルの髪の長さ。
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目を覆いかねないほどのロングヘア。粘液で満たされたコクピット内では邪魔じゃねえかな?(まぁ、乳首や尻隠しの意味もあるんだろうが)
……まぁ、それだけ長い期間スペルビアの中に居たのだろう。
そして産卵する海亀……引きこもってたイサミの飯とトイレの話……
キモい話に見えるだろうが、ブレイバーンなどの金属生命体のコクピットは胎盤とか子宮と同じ様な機構を備えているのではないか? メタファーとかではなく現実的な機構として。
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胎児は母体の胎盤からガス交換を行い各種栄養の供給を受ける。ブレイバーンが「結ばれた2人」と言ったのは(一見超絶キモいが)実際臍帯(臍の緒)じみた何らかの結合してパイロットの生命維持を担っているのだと考えたら話は通る。あの謎粘液も羊水じみた意味を持つ、と。
おっと、早まってはいけない。そう言う機構を持つからブレイバーンがメスに分類されるとは限らない。実際には卵の中で似たような事はニワトリでもやるからな。
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人間や地球上の生物の常識を異なる生命体に当てはめる訳にはいかない。彼らは雌雄同体だったり、我々と異なる第三の性を持ってるのかもしれないからな。卵を口の中に入れて孵化させる魚もいる。
ただ、男女・雄雌以外の性染色体を持つなら前に書いたようにイサミ・ブレイバーンのカップリングはホモではなくヘテロだ。
分かりやすくこう考えてみよう。一般的な?或いは最もメジャーなタイプの身体が男で性自認や性的嗜好がヘテロな男と、肉体は女性だが性自認は男で性的嗜好がホモな人物のカップリングは「見た目ヘテロで精神結合はホモ」である。
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見た目に騙されているが、上記画像はルルが女性ボディだから男女のヘテロに見えるが「精神的にはそうではない」かもしれないし、身体が女性でも現実世界には外見上女性に見えるような性転換手術もある。てか、そのネタ水星の魔女の二次創作「ガンド天狗」でやった。(ガンド天狗の日常用ボディであるキャリバン・メルクリウスは男性型ガンドロイドだが性自認は女だし、更に言うと「無性」である)
現状、イサミとブレイバーン、ルイスとルルは外見上ホモとヘテロに見えるが実際はどうか分からん。実質的なコンビパターンが「地球人男子と異星の何か」で等価かもしらんのだ。
更にメカ的な話で申し上げると、コンピュータハードウェアや弱電周りでは「コネクタが差し込まれる方」をメスと呼び、差し込む方をオスという。
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パソコンの主機版もマザーボードと言いますな。主としてフィメールコネクタ付いてるからだ。そしてマザーボードに差し込まれる側だがそれ自身にもフィメールコネクタついてる奴は「ドーターボード」という。娘なのだ。この思考を演繹すると、外見上オスに見えててもブレイバーンはメスor母機である。パイロットをコクピットに「入れる」システムだからな。
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一般的に艦船は女性として捉えられる。「中に入れる」からだ。エンタープライズなんかも「航空母艦」って言うよね?
さぁ、諸君にはエンタープライズがフェミニンな女性に見えるかな? 男っぽい? トランスジェンダーやね(すっとぼけ)
よって、ブレイバーンをテクノロジー的な意味合いではメス扱いし、性自認が男性のトランスセクシャルと見るのは別に不思議なことではない。むしろ普通まである。
うっ……ハードウェア的にはロボで一人称が「僕」……
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ゆーてしまえば水星の魔女はジェンダーロール論とかに踏み込もうとしながら覚悟なく中途半端こいたヘタレ脚本だった。
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この問題について、バーンブレイバーンは意識的にがっつり、相撲取りの様に取り組んでいる。何故か日本のオタク界隈では百合やレズは許容する傾向があるがホモは忌避されやすい。それは確実に差別であろう。(ワイはワイのパートナーは女性の方が良いだけで、周りがホモだろうとレズだろうと気にしないタイプ。当人同士が好きならしかたねーだろ)
で、だ。
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上図、地球人男性と「女性に見える異星人(性別不明)」のカップリングに見えるが、もしかしたら異星人側がエロ漫画に出てくるようなフタナリかもしれない。また或いはイカのオスみたいに精子カプセルを腕状の機関でメスの体内に運ぶ生き物かもしれない。これはアリか?
見た目で騙されてはいけない。こいつら互いに殴り合って友情育んだ臭いムーブかましてんやで?
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Let's ダチ公ですよ。関東のことわざですよ!(遺恨を後に残さないって意味で、実際関東にはこういう男気の見せ方はある)
さて、関東男気番長ムーブかましてきた女性に見えるルルちゃんが、男気爆発させてルイスのケツに腕突っ込んで来るようなムーブしてきたらどーする? あたかも人間の女性に見えるから「突っ込まれる方のメス」と勘違いしてるかもしれないが、範馬勇次郎みたいに「弱い奴は犯すもの」みたいな発想しないとは限らんぞ? そしてそれが彼らの種族の一般的でエロく情愛に溢れた行動様式だとしたら?
そして今回の肝はルルの声だ。
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おっと、まいったな。ピカチュウみたいな声と来たぞ……
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今更語るまでもないが、サトシのピカチュウはオスである。
種族差、絵面、ボイスで騙されがちだがあのコンビはショタ×ショタの友情コンビだ。見た目と声と体格差で誤魔化されてしまうが、本質的にはブレイバーンとイサミはピカチュウ×サトシと関係性が相似してんだよね。必殺技とか叫ぶし。サトシ。
バーンブレイバーンは案外真面目にジェンダーの問題に切り込み、2者の関係性や「繋がり」をジェンダーバイアス込みでぶち壊そうとしていないだろうか?
個人的に水星の魔女のジェンダー周りはかなり肩透かしだった。ガンドがあるならちょいと発展させて「ハードウェアとしての男女はガンドにより自由に切り替えられる」ぐらいしてもいい。
私が書いた二次創作の主人公は最初期「チンコなし男」(生殖器のガンドは案外高額だから)で、次に15歳少女ボディ、今最新話では20歳相当の豊満な女性ボディになっている。尚、性自認は女性のままだ。
上記の話のスピンオフでも性転換ネタは入れた。意思ある機械が実在できる世の中ならLGBTとかはもっとダイナミックかつナチュラルに解決されるであろう。容姿も、肌や髪や眼の色も、性別すらどうにでもなる。そういう世界で百合婚する話にしながら何故切り込まないのか。どーして結婚話に一旦待ったを掛けたのか。
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小林寛監督の士道不覚悟ではあるまいか。そのネタ拾ってアレは女々であろう。
多分バーンブレイバーンの企画や構成練る段階で、この辺のネタは十分に考察され物語の軸に組み込まれていると見る。そしてその様な要請があったから監督は殊更「水星の魔女」を模倣(半ば揶揄の様な気もする)する絵をぶっ込んで来てるし、その部分の論理構築が堅固であるから殴りに行っているのだろう。てか、バーンブレイバーンは角川&バンナム勢力に喧嘩売りに行っている様に見える。
その経緯は兎も角として、今バンダイはロボットアニメを絶滅させかねない危険な存在になりかけている。
この危機的状況下である種のブレイクスルーをやったのが……
まさかのポプテピピックだ。
普通今はアニメ作成金かかるから製作委員会作ってみんなで金出すじゃん? そして参加企業でIPの権利管理するからどうしても保守的になるし、最大限効率的な投資と資金回収狙うからクリエイター側に皺寄せ行くやんけ?
1期けものフレンズって、どう見ても「たつき監督の単独ホームラン」なんですわ。あれやったのに2期降板は普通に考えるとおかしい。ただ、あのプロジェクト内でたつき監督の権限や発言力が高まり過ぎると製作委員会側がコンテンツコントロールできなくなる。私が見るにたつきショックって製作委員会側がIPの主導権を握り続けるために金の卵を産むたつき監督潰した愚行に見える。製作委員会側はあの成功を「IPが持つ力」でたつき監督の力は限定的だと見たのだろう。監督変えても同じIPなら似た感じでバズるだろうと。(あの陣営は傑作が産まれる可能性を過大に評価するきらいがある)
で、ここにキングレコードが来る。
キングレコードは音羽グループの中の一企業であり、実は講談社の音楽関係会社だ。しかも音楽産業が不調な今、連続で黒字経営してたりする。
で、この割とデカい企業が単独提供でポプテピピックという怪作を世に出した。
2期2話で主人公たちがバリったロボになりキングレコード倒す話を作るようなイカれた作品だ。製作委員会方式では無理な事も一社提供なら……いや、クリエイターに任せて「金だけ出して口出さない」を徹底したら「面白いものができる」を実証してしまった訳だ。
そも、経営側は経営側で普通はクリエイターが分からないし、クリエイター側はクリエイター側で経営が分からないのだもの。畑違いの事したら上手くいかないのは必然。だから「信頼できる仲間と組む」金出す側はクリエイターを信頼して、クリエイターも金出す側を信頼する。相互に信頼して各々の専門性を活かす。
その辺の視点を持って以下の歌詞を見てみよう。
冒頭の「戦う」は2番?の「戦うことで分かち合えるだろう」から類推するに、「共に強大な敵と」戦うの意味であろうし、イサミとルイスが歌ってる事から「共に戦う」歌というのは明白だ。
後でリリカルぽえ男するが、これってサイピク側が「外部の」クリエイター側に「俺らと番おうぜ!」って言う一種のリクルートソングなんじゃねーの? 特にバンナムというか、サンライズ周りの。
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