水星の魔女 ドローン戦争を考える
新年早々こんなネタを
水星の魔女世界では過去にドローン戦争というものがあり、それにより地球は荒廃して経済格差が産まれたとされてるっぽい。
宇宙と地球で分かれて戦争した時、有利なのは宇宙である。
宇宙からだと質量物を地球に落とすだけで結構な攻撃になるかんね。むかーしから言われてて今もアメリカは「神の杖」なる硬い棒を宇宙から地球に落とす攻撃兵器プランを持っている。宇宙に生活圏が確保できた後ならば、大小色んなものポイポイ落とすだけで攻撃になる宇宙側は圧倒的に有利になる……地球側は宇宙側攻撃する為には重力に逆らって弾を宇宙まで運ばにゃならん。だが。
湾岸戦争だのの近代戦見れば分かる通り、戦争というのは敵地爆撃だけでは終わらないのである。基本的には土地なり人なり生産能力が欲しいから戦争になる訳で、戦争を仕掛けて勝った側は必ず「占領」という厄介な作業をする羽目になる。
武力併合ですからなぁ。戦時国際法では禁止されてるが、そんなもん知らない一般市民は火炎瓶投げたり銃を手に取って反抗しますわ。(尚、戦争犯罪として裁かれるのでこれは悪手であるが、反抗に成功したりなんかするとワンチャン何とかなりうるのが実にアレ)
互いに大規模戦闘は余り行われず、占領とその後の統治でずーっと小競り合いが続くであろう。ここで実は有利不利が逆転する。
地球に雑に物を落とすのは簡単だが、地球に物資を安全に下ろすのは大変なのだ。この辺は惑星攻略を描いた宇宙の戦士でも描かれてるが、
カプセル降下やHALOかまさなきゃいかんとです。衛星軌道上からモンのスゴいスピードで落下して(ゆっくり降りたら撃たれるからね!)、比較的低高度でパラシュートなどを使い減速着地。大量に落として確率的に何割か地上に降りれる。航空機支援が欲しいところだが、1G環境で濃密な大気がある地球に似た「飛行機パイロットの訓練できる場所」は地球以外には無く(なまらでかい宇宙世紀サイズのコロニーでもジェット機の訓練には狭過ぎる!)
ホワイトベースみたいな強襲揚陸艦が有れば楽なのだが、ホワイトベースって横浜ランドマークタワーとかサンシャイン60を横に2本並べたぐらいのサイズありますからな!(前足に当たるMS格納庫だけでも高さ30mぐらいはある。10階建ぐらいのビル相当だ!)
こんな馬鹿げたサイズ(桜木町行って見上げてみよ)の宇宙艦を地球に降ろしたり宇宙に打ち上げたり地球上で空を飛ばす? バカ言うな。ヤマト移行日本人は頭がバグって居るのだが、そんな巨大構造物は持ち上げられない。
ちゅーこって。
地球側は有利な航空戦力展開して宇宙側からの占領用兵器を叩き、宇宙側はMSを原典である宇宙の兵士みたいにしこたま地球に落とす……と言った感じになるであろう。落下予定地には質量弾投下で対空兵器破壊を実施するだろうが、パトリオットみたいな高空迎撃ミサイルは射程が広いから潰しきれないであろう。
資源や人員的には(恐らくであるが)宇宙側優位と考えられるが、地球側は人的損失を防ぐ為に徹底してドローンやミサイルによる攻撃を行う筈である。簡単な話、兵器は工場で量産できるがパイロットはそうは行かない。
先にも述べたが地球側の有利は「航空兵器の運用実績やパイロットの訓練度を高めやすい」部分にある。その有利を戦争による損耗ですり潰しては旧日本軍の二の舞だ。自律操縦可能な偵察機と操作用の電波を中継する機体、そしてドローン攻撃機を組み合わせて安全な後方陣地から攻撃……まぁこんな感じか。
むかーしは戦車って歩兵の銃器では破壊できない前提で塹壕攻略に使ったのだが、こんな感じで歩兵が戦車破壊できてしまうと前提が崩れてしまうよね……
この辺の問題をクリアする為にノンキネティックなどの技術が開発されました。ちゃんちゃん、と。
以下、俺様ちゃんにお年玉を寄越せ企画。多分ここ言及してる人まだ居ない。
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