創作の小道
とりあえず形にしてみようと「穴部瑠璃」を書き始めた。Web小説界隈では連載開始というのだろうが、あの辺そのまま物理本に落とし込んで売ってるけどよ……売り物として体裁を整える気が無いのは如何なものか。本来そーゆー切り出したままの原木を製材するのが編集者の役割だと思う。黎明期のその筋である「まおゆう」なんかも物理本にする時に手が入ってるよね。まぁ、編集込みで手を入れた結果、小見出しに「魔法が使いたい」とかやり出すバカにバカを重ねたこの世の地獄が現出したりするから世の中侮れない訳であるが。三人寄れば文殊の知恵というが、三馬鹿がガン首並べてもやはりバカなのである。
仕方ないので当節でモノカキするなら作家側が編集や広報までやらざるを得ない。今出版がやってるのはISBN付けて取次に繋ぐ部分しか無くねぇか。そんなら別に出版社要らんだろ。ただの搾取機関じゃねーか。(AmazonでISBN取れて配本までしてくれるなら、マジで出版取次要らんべな)
という事で、ユギニアシリーズ辺りまでは編集と共に作品磨くつもりでいたが、穴部瑠璃ではハナからオンデマンド出版の自主流通を視野に入れている。その為にプロットから粗筋作りを文章化して、どこに何を配置し、どの程度書き込み、どんな感じにするかなど、脳内擬似編集人格を作って推敲している。
本来であれば、日本人奴隷の海外輸出とかのネタが組み込まれてるんだから、大作家様の担当編集なら秀吉のキリシタン追放令とか下調べして資料提供の一つもするだろう。近年ではそういう資料も自分で探さねばならん。舞台も伝奇成分強めだからX島にしているが、長島郷を舞台にしたら良さそうと調べて決めた。子馬に乗ってるのは当地が馬の放牧地であったとか見たからである。挿絵絵師選んで表装をデザイナーに投げるのが仕事になってるんだと思う。もっとも編集の癖に言葉は知らんわモノも知らんわ、良作か駄作かも分からん無能にはその程度しか出来ないのであろうが……その癖作品を世に出した役割果たしてるとかヌかして著作者のアガリを掠め取ろうとするんだろ? こいつらカマすの金儲けの邪魔にしかならん。
で、逐次調べながら時系列に従って叙述するとじぇんじぇん話が進まないのは過去に経験済みなので、今回は調べてある程度まとまった部分を断片的に書いて行き、そのシチュエーションが溜まったら原稿に落とし込んでいく形式を取っている。調べると楽しいネタが色々見つかるので執筆中に前の書き足したくなるんだよ!(エタる原因である)
とりあえずnoteを正にノート宜しく粗筋作成中メモにして、ある程度形になったらなろうかエブリスタにでも投げようかと。一気に投げて反応が薄いなら、そりゃそれまでの作品ってこった。人気を出そうと毎日更新でバフ掛けたって、その手は物理本では効かんもんなぁ。Webで人気だが物理本は売れないなんて状況に陥るのを避けるためには、ネットに一括投下してもそれなりに読まれる話書かなきゃならんのだ。