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もしもガンプラバトルが実在したら

なんか水星の魔女関係のニュース見てたらバンダイがガンプラバトル開発中なんて話を見かけた。

100年以上掛かるどー

現実問題として、プラフスキー粒子は無いからな。ガンプラを実際に動かすのは無理や。スキャンして立体取り込みが関の山であろう。しかも取り込み時に内部形状とか読み取ってパラメータ化する……CTスキャンしてそいつの積層から立体データ起こすと。

小型とは言え「ナンボすると思っているのか」多分システム全体で億するぞ、億。解析にAIとかも必要だろうし。

しかし、内部まで読み込まないと……表面データ読み込んだだけでは軸位置や可動範囲が不明なので「既存の内部フレームにガワを貼り付けただけの、なんちゃってガンプラ」にしかならぬ。

更に更に、読み取ったガンプラはある一定の評価体系でパラメータ化しないといかんのだ。スラスターが沢山ついてて高機動とか、装甲が厚いとか。

妥当性がある評価プログラムを組むのが地獄だぜ?

例えばスラスターを沢山付けて高機動型に「なるとする」そのスラスター一機の推力はどの程度と見積もるべきか。スラスターはどれぐらいの時間全力噴射出来るだろうか? 推進剤は何処にあるのだろう?

アニメやゲームだからと「なんちゃって」で済ませてる各種設定を詰めに詰めないとボロボロになるど。更にこの後「各要素がどうであると『秀逸』で、どの程度の出来だとどの程度の評価になるか」って設定しなきゃならん。800番程度のペーパー・サーフェイサーフィニッシュなのか、1200番のファインサーフェイサー仕上げなのか、表面としては一万程度の番手相当なのか……

つや消しとツヤありではどちらがどんな評価になるのか。関節の硬さはパワーが増すのか動きが鈍くなるのか。塗装のはみ出しはどんな評価されて、ウェザリングはどんな効果を持つだろうか?

……それを機械でやろうが人力判定しようが

バトル始める前段階で仁義なき戦いが始まるわな。ただでさえ今は創作物に対するネガティブな評価が受容されない時代だ。如何なる評価方法であろうと「表面処理C、ぶっちゃけ並み以下」「塗装、塗り分けB、色ムラC、ホコリ付着、腰裏指紋あり、平滑度C。総合評価C」

……誰も自分のガンプラスキャナーに通さんわ。

パラメータ出た瞬間に台パンする奴続出するぞ。それ避けるためにある程度以上はみんなA判定にしてしまったら「作り込みや拘りが軽視される」事になり美味くない。


という訳で、ガンプラバトルはバトル以前の段階で大論争を引き起こし、ベータテストも出来ないというのがリアルじゃないかなぁ、と。寧ろ「ガンプラは自由だ!」だから揉めるであろうし、ミニ四駆みたいにレギュレーション厳格化して「本当にガチな機体性能比較」競技にしないと成り立たないのではあるまいか。自作ガンプラバトル小説でも書いたが、最終的な着地点としては「バトル用にフルチューンされたキットの素組でパラメータがほぼカンストになる様調整される」と踏んでいる。行き着く先はスト2やバーチャファイター辺りだろう。

大体だな、バンナムガンプラバトルゲームの「みてくれ」とか「スキン」軽視するじゃん? スキン拡張有償販売しときながら、スキンがバグっても直さない。バンナムと組んでガンプラバトル再現に向かったら、何でかガチャ回さないと高性能にならなかったり、ガンプラのデザイン関係なくパラメータでぶん殴るだけのアホアホゲーム作るっしょ。

某ゲームでの私機体
スキンがバグっててすぐ塗装情報とかが消える。金取ってその様はなんだ!
余りにムカついて辞めた。

大体だな、ガンプラゲームなのにガンプラ作るところから始めないトンチキゲームこさえる会社に期待できる訳なかんべ? 分際を知れと言いたい。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!