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いや……まさか……でも、それならばっ!
今川構文ですね、分かります(挨拶)
バーンブレイバーンはなんぞYouTube方面がアツいのか、あちこちコメント欄でお邪魔しとります純戦士のおじさんことpf00wildcatrealizm9さんです。
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で、だね。
バーンブレイバーン周りで「どうも国際映画社が臭い」という話をしとるんですよ。
まず引っかかったのはここね。
これの16秒から22秒までのトランペット。
スラングル(ゴリラ!ゴリラ!の方)にも、アステロイドブルースにも見える。
参考
まぁ、どちらを取ったかはどーでもえー。問題はガンダム以外の非主流ロボアニメを拾ってる部分だ。国際映画社は大体こんなメロディラインを採用する。
──どうでも良いのだが、これが、な……
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ブライサンダーじゃねぇか!
ブライガーだが、これは大張さんの先輩ちゅーか師匠筋に当たる金田さんがOP手掛けた作品なのね。
金田さん57で亡くなってしもたんだが、大張さんも今57や。何事か思うところはあるのではないかと察している。
で、ですよ。
大張さんは今57歳で、その年代の人(私から見たら年の離れたニーちゃんら)というのは、アニメはガキ向けで中高生ともなればアニメは見ないもの、という風潮の中で育っている。1973年生まれの私の場合、6歳の頃にガンダムがあり大体1980年代前半までがガンプラブームである。
さて、ここで「当時の7歳差」について考えてみよう。私は6歳から10歳ぐらいまでの間にガンダムを再放送含めてヘビロテで視聴して、ガン消しやガンプラを小学生時分に楽しんだのだが、大張さんはガンダム時13歳、中学生なのである。すると男子たるものアニメなんぞ見ずにやきうやスポーツで身体を動かして、元気いっぱい外で遊ぶのが「普通」であり、インドア趣味としても戦車プラモ作るとか「そういう時代」なんですよ。氏の年代的にはガンダムの前年に放映された「ダイターン3 」が「子供だし見るのが許された?」ロボアニメの最後となるであろう。つまりガンダムインパクトを喰らわず「いわゆるリアルロボ」が登場する前の段階で一回ロボアニメの視聴外れてるんだよね。
だから故に氏の中の「ロボアニメのスタンダード」にはZガンダム前後のアニメは入っておらず、逆襲のシャア辺りでは既にアニメ業界にどっぷり浸かっている。ダンクーガ(1985年)ではもう既にダンクーガのメカデザインやってるし。尚、当時の大張氏は18〜19歳ぐらいだ。
目鼻口があるロボアニメ見てた少年が長じたら目鼻口がないロボが全盛期なわけですよ。ダンクーガ初めて見た時(当時私は12歳ぐらい)
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えらいかっこいいが、今どき口があるロボかよ……と面食らったもんなぁ。
ロボの「顔」は段階的にメカ顔に変わって来ている。サンライズだけに絞っても、ザンボット3では合体前のザンボエースでは顔があり
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ザンボット3になると顔が消える。
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ザンボット3でのこの処遇は……
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最終話のラストカットで「ザンボエースが泣いている様に見せる」演出意図があったからではないか。
ダイターン3では顔があり……
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顔がある意味考えると不穏よな。ダイターン3 はメガノイドと戦うためのロボだが口があり、酒飲むと酔っ払う。【まるで人間の様に】ダイターン3の設定を読めば読むほど「顔があること」の真意がアレ。そしてロボにも顔があり、波乱万丈にも顔がある。当たり前だろう人間なんだから……と思わせといてこれだもんなぁ。
ガンダム以降は基本「ロボはロボ」で口の意匠は完全消失する。これはロボの表情でパイロット側のリアクション見せなくても、カットインでコクピット内のパイロットリアクション入れたらいいというロボアニメの技法が完成したからじゃないかなと。
で、今何故バーンブレイバーンで顔があるか、だが。
パイロットと機体がそれぞれ別のキャラクターだから「それを明示的に示す手段として」ブレイバーンに顔を付けているのではないかと。
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だから故に「イサミが乗る前のブレイバーン」にはマスクはあるが顔は無い。
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私が見る限り、バーンブレイバーンの展開自体には大した裏というか、水星の魔女じみた誤導、ミスリードを使った「信頼できない語り手」は無い。しかし作劇はかなり練られており「些細な事に気付けば面白くなる」部分は残されている。
例えば「デスドライヴズ」という敵の解説がブレイバーン説明と公式サイト解説で齟齬がある。これをもってブレイバーンが何かを隠しているとか考える人も居るが、デスドライヴズと戦っているブレイバーンがデスドライヴズの内情に詳しい方がおかしい。
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バーンブレイバーン、割と理詰めで話作ってる感じがする。だから多分ルイスがOPテーマ鼻歌で歌うのも、ブレイバーンが自分で歌いながら戦うのも意味がある。
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一部でウケてた「歌 ブレイバーン」も実はネタでやってる訳ではない模様。
上記動画で明かされてるが、元々あの歌は声優の鈴村さんの地声に合わせたキーで作られてたらしいが、鈴村さんが「キーを落としたら「ブレイバーンが歌ってる形」にできますよ」と提案したらしい。(上記動画22:50辺りから)
つまりだ、声優側から「こうしたらブレイバーンが歌ってる形に出来る」と提案されて、制作意図に合致するからきっちりキーを合わせて「ブレイバーンが歌ってる形に調整した」からこそ
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バカな事を大真面目にプロの技量でやってるんだよね。考察するなら「監督の演出意図」部分がなぁ、と思ってます。
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