我々はパルプマガジンとラヴクラフトにけっこーヤラれている話

カクヨムでファンタジー好きの為の奇想強要講座ならぬ基礎教養講座書いてたのさ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890880092 

で、記事ネタとして現在流行の異世界転生とかの源流探って行くと、20世紀初頭のパルプマガジン関係が非常にアツいのである。多分蛮族の方のコナンとかが剣と魔法の世界の最初期のもので、この辺が今も我々が知るファンタジー世界の始まりなんだが、コナンの初出がどうもクトゥルフ神話の短編らしいんだわ。詳しくはWikipedia見て欲しいんだが…

英雄コナン https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E9%9B%84%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%B3 

ある男女が居て、恋敵が憎くて堪らんマンがなんでか知らんが洞窟行ったら自分の前世を知り、実は前世で恋人と恋敵の仲を裂いたのが自分だったガビーン！　そしてその引き裂いた主人公の前世が蛮族コナンなのでした…まさかヒロイックファンタジーの最初期にまで転生要素が入り込んでるとは思わなんだわ…(まぁ、今は転生後が無双なんだけど)

更にパルプマガジン方面を見てくと、先のコナンもそうなんだけど「H.P.ラブクラフト 」の文通相手とかがめっちゃ多いんな…あの辺の創作界隈がある意味ファンタジーの源流を作り出したと言っても過言ではなく、低俗とか大衆迎合的な作品と言われてるものが結構一大潮流になってて意外だった。私の人生ベストである「悪魔なんかこわくない」もウィアードテールズ生まれのアーカムハウスだ。

あとちょい(2023年)でウィアードテールズ発刊から100年。TwitterやNoteなどのSNS通じたりして相変わらず俺らは大衆文芸とかやってんだなーと思うと感慨深い。