仁義は通そうネ☆という話
角川さんは未だに昭和の世界に生きてるらしい。
むかーし、超人キンタマンという漫画がコロコロに連載されてたのさ。そこにオガンダムというどう見てもガンダムのパクリ(まぁ、メインキャラのキンタマンはウルトラマンから、お面ライダーは仮面ライダーからのパクリなんだけどさ!)が露見してキャラが描き換えられたって話が40年以上前にあった。
私はリアタイ読んでた勢なんでこんなモン作ってたり。
通常、パロネタやる時は相手方に確認を取るというか、仁義を切るモンである。
例えばここに、月光仮面の露骨かつエロ成分高めの「けっこう仮面」という作品がある。
で、月光仮面なんだが……原作者の川内康範氏、割と右寄りというかかなり右の方であり、総理大臣の秘書や指南役やってたフィクサー的な人なんね。筋外すとめっちゃキレておっかない人だというのは割と知られた話である。その人に、よりにもよって永井豪は「けっこう仮面描いてもいーっすか?」と聞きに行ったらしい。
恐らくはキチンと筋目を通した事、けっこう仮面があのエロ表現しつつも「月光仮面リスペクトとして」敵を殺害しないというのが良かったのかもしれない。この辺実は月光仮面って思想性が高く、原作者の仏教哲理が徹底してんだよな。
で、けっこう仮面は露骨なパロディであったが赦された。それどころかあの手塚まで「俺のキャラは出ないの?」と暗にプレッシャーかけてきた伝説すらある。
まぁ、先のオガンダムも石ノ森や円谷プロダクションから苦情来なかったんで、まさかそれより格下(当時はめぐりあい宇宙放映前後で、ガンダムの格は今ほど高くない)からクレーム来るとは思わなかったんだろうが、ガンダムの原作者がどんな人かって話だーな。
(監督の素性が知れ渡った)今やるツワモノはおらんやろな……ダメ出しされるかもしらんが「やるなら」キチンと仁義通さないといかんやで。仁義通しとけば最悪説教で済む(バンダイにも話通そうネ☆)
角川、権利者周りの筋通しが甘い気がする。何かなぁ。