リモート会議

昔々台北にリードテックと言う会社があったんじゃ……ってまだあるよ!

ワシ、昔リードテックの日本支社やらないか誘われた事があるのだが、その際聞いた話が中々テッカマンならぬテックメンだったなぁ、などと思い出したのさ。

実は台湾ではPCパーツ産業というのは国策企業であり、今から20〜30年前は丁度バブってバブって仕方がないぐらい台湾IT企業が雨後の筍の様にニョキニョキしていたのである。で、リードテックもこの時期大層業績を伸ばしたのだが、人材や生産拠点増やすのに近所の産業ビル(設計、生産から出荷までこなせる縦に長い工場付き本社だと思いねぇ)を借りまくったら会議するのに一箇所に集まるのが大変になって来たわけだ。あちこちのビルから関係者集まるからな!

で、根がITとかテクナラジーに傾倒しまくりのリードテックのテック部門は考えた。リモート会議で良くね? 実物や実体は必要か?
台湾企業(特にIT系)アルアルだが、奴ら自分らに必要なものは内製するんだよ。ワシ、蒸気(圧縮空気?)で駆動するマザーボード検査ライン見た事がある。開発者は知り合いだが、人手が足りないから人手を要らなくした、だそーな。検索治具とかプログラムや何やら……大体作る(偶にコピー品をあーしてこーする会社もあるが、そーゆーとこは概して技術者マインドが希薄である)
遠隔会議ちゅーてもマルチチャネルアナログキャプチャの応用みたいなもんだしな(割と違う気がする)映像ソースをリアルタイムで送信してマルチチャネル表示したらいいんだべ?
で、作ったら割とこれが便利。売れるんでね? という事になり商品化した(ほんとう)
ただ惜しむらくは、リードテックは会社の頭の方というか骨の髄まで技様者魂を宿した連中の巣窟だったが、世の中の会社全てが必ずしも同じイズムで動いているわけではなく、中には顔を実際に付き合わせないと良いアイデアは出ない的な非科学的主張をする奴がいるという残念な事実である。

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純戦士のおじさん
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!