創作メモ ネタ断片(フラグメンツ)
キリスト教の秘儀として呪いを掛ける場面が必要になった。伝奇初心者だと「ぼくのかんがえた裏バチカンの秘儀」とかやっちゃうが、よく訓練された伝奇ものはまず調べる。
現実を甘く見てはいけない。現実には大体伝奇ネタになるものがゴロゴロ転がっている。(というか、ワイも先程まで裏バチカン方面で考えてたが、念のためググったらこんなん拾った。世の中は驚きに満ちている)
1.現在のカトリックでは島原の乱の死亡者は聖人認定とかされてないっぽだが、同時代の日本に来てたキリスト教徒的にはあの人らは仲間であり聖人っぽいアレだろう。
2.実際問題「聖絶」というもの、概念はキリスト教に実在する。まぁ名前出したらアカン「父」の方は結構街単位とかでほろぼしてるしな。修験者が異能持ちで敵対側が異能無しはフェアではない。
3.これでエロイムエッサイム出来るな(おい)
4.島原の乱はいきなりお国替えで来た領主が重税課した説がある。領主が島津で僅かながらづつでも暮らし向きが良くなった対岸を恨めしく思う奴もいるだろう。実はちょい前まで長島郷は天草・島原側の領地だった。
5.美男美女集めは第一義的には奴隷売買の為の商品仕入れだが、二義的には「ニュー天草四郎」的なカリスマを傀儡とした第二次島原の乱の布石である。美男美女を立てないと乱が盛り上がらん。ニュー天草四郎。ν天草四郎。びーよんど ざ たーいむ!(ガンダム脳) メビウスの輪が輪廻の輪と申したか。
6.そこで朝鮮妖術ですか。ノッカラノウムですか(それは待て)
7.美男美女の素材に天草四郎の魂をインストールする。身体を失った方はパライソに行く。万事解決。
纏めると、敵側は
「日本のキリスト教化を狙って第二の天草・島原の乱を画策している。天草四郎の再生の為に美男美女を探しているが、素材に適さない奴は海外で奴隷として売り払い、軍資金にする予定である」
「攫う過程で長島郷の噂を聞き付ける。まとめて攫いたいからアナテマの秘儀でみんな病気にしちまえと」
「信徒の霊を鬼化して病気をばら撒くゾ」
「御仏の導きで修験者が来ちゃった。というか、穴部瑠璃との縁は御仏に仕組まれた対基督教侵略対策。仏は因果を見通せる」
「ちょいと仏道寄り過ぎるから、修験者に神道方面の祝詞も使ってもらおうかなぁ、と」
→祝詞の例文集があるらしい。図書館で取り寄せするか国会図書館にGo
またネタ発見
てーかさ、アナベル・リーのオマージュでも普通は色々要素が混ざってアナベル・リーが霞んでいくのに、なんで最近の若者は「色々混ざらない」= まんまパクるのか。
ところで、修験道という思考の枠組みを解説無しで使ってるが、概略説明が必要では無いか(大問題)
その解説だけで新書一冊書ける気がするんですが。言わば「日本人の宗教観の根幹」を説明しなきゃいけない。
基本、ミクロで仏教、マクロで神道や山岳宗教(アミニズム) 大小の問題ではなく適正つーか守備範囲の違い。