最終回は見てません
仕事で静岡県の高級ホテルに来たのは良いが……周りにコンビニ無し、ホテル内の朝飯も高級(冗談みたいなパン食が1320円……)
アルカトラズに来た気分だ
部屋が我が家の居間より広いが、広いだけである。2週間もここで仕事するとかマジか(絶望)
とりあえず缶詰にされて原稿書かされる作家になった気分で過ごそうかと思う。
で、水星の魔女がようやく終わった様であるが、楽しかったやろか? 伝え聞く限りでは割と駆け足気味で、なんとなく「祝福」流れていー感じで終わったらしいが、同時にガバガバ具合も最終回モードで盛大にガバであったと聞く。割と真顔で「結末展開はガンド天狗の圧勝なのではないか」と戦慄している。
基本的に戦いに主軸を置いたのが失敗だったと思う。
ガンダムは確かに「戦中」でもがく子供の成長ストーリーなんだけど、これは物語作成ジツとして有名な「ホットスタート」であり、平凡な少年少女を無理矢理ストーリーに絡ませる為の技なのである。普通に展開したら少年少女は戦争勃発したら避難民になるだけだもんね。そこで「戦場という非日常」の中であり得ない展開が【非日常だから起きる】──これがある意味でガンダムが戦場を舞台にする意味だ。
が、水星の魔女は「スレッタという辺境に住んでた女の子が憧れの学園生活を送る為に上京してきた」のだから、ホットスタートさせる意味がない。
そう、年嵩の同輩はお気付きであろうが、水星の魔女のハナシの基本構造は……
いなかっぺ大将
なんだよ。
だから話の展開としては「スレッタが学園で騒動起こしたり巻き込まれたりして青春を送る」で良いし、身に付けたMS操縦テクや一緒に上京したエアリアルと泣き笑いで十分なの。しかしシリーズ構成した大河内のバカが余計な展開を持ち込んだ。いなかっぺ大将で大ちゃんがテロリストを大腰でアスファルトに叩き付けたり、何故か自衛隊について行ってアルカイダと戦い、ニャンコ空中大回転で大逆転とか入れるか?
それやりたいなら最初期からそれが可能な状況設定をしろと。
ここでまた聡明なる週チャン愛読者かつ鉄鍋のジャン!愛好家は気付くであろう……そう、当初構成を途中で変えて全体をダメにする……
真空調理器の彼である。普通にやっておけば普通に良い料理になったのに、ジャンが鬼気迫る顔と迫力で伝統的な技法を超精度で重ね続けて「心が揺らぎ」、彼は余計なひと手間を入れて料理を台無しにした……正にこの状況なのである!
決して最新調理器具による調理が悪い訳ではない。なんなら狩井さんとジャンの料理対決では狩井さんが低温調理器である程度ジャンについて行けている。ただ、ジャンの「文字通り身体で覚えた」技術と蒸し魚の本当に美味い状態を知っていたという知識がジャンを勝利に導いただけである。
様々な要素から考えて、水星の魔女のラスト展開は学園で学んだこと、学園で得た絆、そして成長したスレッタが能動的に動いて事態を収拾するという展開に「するべき」であったが、天の邪鬼な大河内なら先にこっちがこれをやれば「見抜かれなかったムーヴ」演出の為にそれを断念するだろうと予見して
ワイが先にそれやって締めた
大体、大河内は物語の中に刺激物入れて印象を作る【事しかできない】から、話の流れやうねりで面白さを出せないのである。元々TRPGのシナリオ作りとマスタリングで物語の展開を学んできた私とは畑が違う。策謀の巡らせ方や展開の仕方は圧倒的に私たちの方が上だ。何回も何回も我々は目の前のプレイヤーをハメてきたのである。下手をしたらかなり儲かる詐欺師をやっていたかもしれない。
水星の魔女、ラストの方とか引き出しの少なさ故に過去作オマージュ連発してたしね。作家の性質や性能見抜かないといけませんぜ。
さ、木曜日に最終回見て【別の意味で】楽しみますかね?
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!