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(勝手に)お答えしようっ!

これの

ここ。

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元々天狗は中国古典に出て来る「流星」です(ほんとう) その音が犬の鳴き声に似てたので「天の狗」と名付けられましたが、日本では犬の鳴き声表記(オトノマペ?)が中国と違った為か、「空を高速移動するヤバい奴」という意味だけ残りました。

犬要素はかなり昔の段階で(日本では)失われてるから、炒飯神太郎が悩むのは正しい。記紀神話の昔にしかその手のニュアンスは残ってない。

つまり

レイズナーは中国語的な意味合いに於いて天狗である。そりゃ強い。チョー強い。

元来、日本には鳥を神の使いと見做す習俗があり、サッカー日本代表が使ってる八咫烏も神の使いです。(多分これ道教とか中国由来と思われます)

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それと同系統で山に住む鳶なども神の使いや神と見做されることがあります。日本三大悪霊の一柱とされる崇徳院すとくいんは金色の鳶になったと伝えられています。

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まぁ、後々天狗になるんですが。

恐らくは神々が座する山を飛ぶ鳶が神聖なものと見做されて土着宗教化し、そこにおっかない悪霊(元人間)がスクランダークロスして天狗化したのかなと。

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マジンガー天狗

で、この事に当時の民衆は疑問を抱かなかったのかって話ですが。

日本は昔識字率が高かったなんて話がありますが、識字率が異様に高いのは江戸市中(当時の官僚である侍が沢山いて寺社も多く、寺子屋で読み書き教えてた)ぐらいで、農村部では普通に識字率2割とかです。つまり天狗を信じる様な山がちな地域の農村の人は天狗を「てんぐ」という音だけで口伝して、多分漢字表記を知りません。それを知識層が文字にする時のみ過去の事例から「天狗」の字を当てたりしてるんでしょう。ウチの近所の史跡とか見てると山王権現が三王権現になってたり、第六天(魔王)が大六天になってるパターンが見つかります。寺社関係の有識者が残したものにはこの手のタイポや漢字の間違えは少ないんですが(教養、ですなぁ)、口伝が大多数な民間では伝承過程で漢字表記を忘れちゃうパターンも多いみたい。東京駅から20km程度の距離しかない当地でこの様ですわ。他は下手すりゃもっと酷い。口伝で音だけ伝わるから「てんぐ」に犬モチーフが無くとも疑問に思わないと。(明治期に近代軍政敷いて陸軍さんはしこたま苦労した模様)

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純戦士のおじさん
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!