だいとうあきょうえいけん
ワイが某台湾企業日本支社で技術系統括してた頃の話。今から25年ぐらい前か。
台湾本社に出張すると、大体金曜日まで仕事で土曜日観光して日曜日に帰ってたの。土曜日宿泊は自腹だが、それで観光できるならお得やんみたいな。
尚、会議が金曜夜までに纏まらず土曜日に延長される事もあった(死)
で、最初の頃は台北の駅前から総統府、まぁその辺のコアエリア観光してた。で、そこに2.28和平公園とかある訳さ。
正直、その当時は2.28事件とか知らんし、綺麗な公園やねーぐらいの感覚よ。ワイが台湾の歴史に興味を持つのはもうちょい後だ。
でね、日本語話しながら観光してたらおじいちゃんが話しかけてきた。現地の古老や。彼らは日本統治時代に日本語教育受けてるから「大変美しい日本語を話す」当時の台湾本社社長の実家も行った事あるんやが(ウルトラスーパー中国の古典的農家の横に、大社長が金かけて大邸宅建ててたの。親孝行やね)、社長のお母様も流暢に日本語話してて大変びびったである。
「日本からお越しですか、もしよろしければ……」と話し始める古老。
で、その内容がだな……
平成になって他国の方から大東亜共栄圏構想を聞かされるとはたまげたなぁ。
しかしなんで、この若造にそんな話を?
「これを石原都知事に伝えて頂きたい」
……それさぁ、ちょっと僕では無理かな……ってか、僕が極右思想の持ち主として公安にマークされてしまう様な……
嗚呼、聞こえていますか靖国の英霊様!
少なくとも平成までは台湾にも八紘一宇が一部で根付いていました!
実話やねん(迫真)
それが台湾人の総意ではないのは当然だけど、どこの国にも極端な人や変わった人は居る。平均的な日本人やら台湾人なんてのは統計にのみ現れるもので、個々人はみんな違ってみんな良い。
当時の台湾本社社長はSONY信者でSONYと仕事出来るなら赤字でも良いと豪語しており、ベンツでもフェラーリでも買えるが(実際奥さんはベンツ乗ってた)愛車は最高グレードのレクサスだった。でも美しい日本語を話す社長のお母様はあまり日本人には好意的ではない模様。
台湾独立とかの話になると、本社社内でも大論争が起きる(日本だと社内で宗教や政治の話するのはタブーだが、台湾ではオッケーらしい)
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!