没ネタ(Zガンダム関係)
前々からZガンダムは実質ライディーンの焼き直し要素が混じってると主張してるんだけど。
シロッコにスイカバーアタックした後、新訳だと「ゆっくりウェーブライダー形態からMSに変形する」じゃないですか?
これが「ライディーンのOPのラスト部分」に見えるんだよね。
で、新訳Zで着目して欲しいところがここ。
初代の1/144 Zガンダム組んだ人なら分かるのであるが、実はZガンダムってフライングユニット(背面の翼と尻尾スタビライザー)外した背中がめっちゃかっこいいの。いやほんと、全MSの中でも背中がカッコいい選手権上位入賞間違いなしのカッコ良さ。確か初回放映時の模型情報別冊辺りにその画稿もあった筈だが……
これが、最近のZでは全く再現されておらんのである。何がなんでも変形、どーしてもウェーブライダー。
変形なしでMSとWRの2モデルバンドルキットじゃいかんのか?
Zの造形の美しさが「プラモデルでは理解できない」のが大変悲しい。なんで新訳でわざわざフライングユニット抜きのZの後ろ姿見せたか分からんのか? ガンプラキッズも親会社もガンプラ設計部署もスルーする「Zの美しさ」を訴求してるこのシーンに何故皆着目しないのか。
美を愛でる目が無い
まぁ、美的センスがあるなら外部デザイナーにリファインだの画稿起こしを依頼しないだろうし、無いから画稿もらったのに設計でトンチキするんやろな。少なくとも設計部署には美大出たやつ2〜3人入れとけっちゅーねん。若しくは野良でもいいからメカも人物も描けるやつ。
記憶が確かなら、TV版ではZのフライングユニット外した状態が描かれたことはない筈だ。だが設定画は存在した筈だし、富野はそれを見ている筈。新訳のラストに態々それを「見せる」作劇意図はなんだろう? 富野監督ともなればガンプラにもちゃんと気を配ってる筈ではあるまいか?
上記の記事でも触れたが、Zは前から見ると「ロボットアニメの定番」外したボリューム構成になっていて、身体バランスが崩れているように見えるのだが、フライングユニット外した後ろ姿は典型的なロボットアニメのボリュームバランスを墨守していて、更にいうと主人公機らしく細マッチョなんですわ。
ところがプラモではこのZのセクシー極まる背中を「フライングユニットで隠れるし、変形機構の都合もあるから」なーんか、こーもっさり適当に仕上げるんよな。また……
ここ! Zのボリューム解釈で1番むずかしいとこ! 脛側面のライン取りが絶妙!
Evo Zでは設定画稿の「線」をテクスチャー的に処理してるんだけど、Zの脛側面のラインは曲率が違いますとか「ここはRの取り方が変わります」サインだから、そこちゃんと拾わないといかんの。新訳Zのメカ作監優秀だな。
……藤田、参加してたんか……なら指示ぐらいは出してるのかなぁ?(つか、藤田引っ張り出せるならZのプラモ監修藤田にやらせれば良いのでは?)