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RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO 2日目(8.17)レポート ~ライジング皆勤賞の私が石狩で見た景色~

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO 2日目


一旦帰る組の自分は自宅でしっかり休んで(と言っても4~5時間ほどしか寝られないけど)、リフレッシュして2日目をスタートします。北24条駅集合だったので地下鉄で移動しましたが、地下鉄の車内にはライジングの参加者がたくさんおりました。すでにリストバンド着用している人も多く、1度帰る組も結構多くなってきたのかもと思いつつも、通し券かったけど2日目しか参加できない人もいるのかもなどと思いを馳せつつ集合場所に到着です。
そこからチームのメンバーの自動車に乗せてもらって会場へ。初日に比べると遥かにスムーズに会場に到着できました。

11:00 会場到着

拠点のテントでビールサーバーの準備をしていると、泊まり組もやってきました。泊まり組は一旦自動車で近場のスーパー銭湯に行ってくるので、ここでの合流となりました。例によって乾杯して最初のアクトへ。

12:30 My Hair is Bad @ SUN STAGE

2日目はSUN STAGEから。My Hair is Badを始めてみたのはRISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZOのdef garageで、その出演以降、新型コロナウイルスによる中止の年を挟んで連続出場中ですね。まあ私には敵いませんけどね。スピーディーで独特なギターのラインと、畳み掛けるような歌詞の応酬のインパクトがあるのですが、それにしてもここまでライジングに愛されていたとは・・・。
「アフターアワー」「ドラマみたいだ」あたり聴けたので満足して移動します。

12:50 打首獄門同好会 @ RED STAR FIELD

RED STAR FIELDに着く頃には遠くから「カモン栄一」が聞こえてきました。ちょうど新札が出回り始めた頃だったのでなんともタイムリーでした。打首はラウドロック、パンクロックのサウンドになんとも日常的な内容の歌詞という組み合わせが絶妙ですが、この曲もまさにそうですね。新型コロナウイルスで様々なイベントやライブが中止される中、いち早く無料配信ライブをやったのも印象的でした。「死亡フラグを立てないで」の途中で雨がパラパラ落ちてきたと思ったら、どうやら天気でセットリストを変える予定だったようで、急きょ「なぜ今日天気が悪い」を演奏してくれました。そして最後はもちろん「日本の米は世界一」!

13:30 Laura day romance @ def garage

マイヘア帰りの客の流れを避けるために逆回りでdef garageへ。Laura day romance、完全に初見でしたが、落ち着いたテンポのサウンドに女性ヴォーカルが合わさって、非常に聴き心地の良い印象でした。

13:50 シン油うどん @ かばと製麺所

ここで今年初出店となるかばと製麺所にチャレンジ!このお店は石狩当別にあるのですが、郊外のお店とは思えないぐらいの混みようでなかなか食べる機会がなかったのですが、まさかのライジングに出店ということで、いそいそと向かってみました。初日も大混雑で近くに行ったときには品切れで閉店していたのですが、今日は開いていました。が、3往復ぐらいするすごい行列でした。とりあえず並びの店でビール買って落ち着きました。
並んでいる最中にLiSAが始まってしまったのですが、場所的にSUN STAGEの音楽は聴こえるので、「紅蓮華」まではこの状態で良いかなーと思っていたら、1曲目がまさかの「紅蓮華」。
結局そこからさらに30~40分近く待ってようやくシン油うどんにありつけました。ただ、この並びにふさわしいぐらいの美味しさでした。いつか本店の方でも食べてみたいです。
普段はステージ間を高速移動しているので友人や知人が声かけられなかったということが結構あるのですが、行列並んでいると結構声かけてくれました。それも新しい発見でした。

15:10 THE BACK HORN @ EARTH TENT

お腹いっぱいになったところでEARTH TENTのTHE BACK HORNへ。THE BACK HORNは2001年を皮切りにバンド名義では今年で8回目の出場となります。激しいサウンドながらどこか優しさも感じさせるような詩の世界はまさに中毒性たっぷりといったところですが、「罠」からの「空、星、海の夜」という初期の代表曲から最新デジタルシングルの「ジャングルワーカー」という流れもTHE BACK HORNのキャリアの長さを感じさせてくれます。「コバルトブルー」を聴きながら次のために泣く泣く移動開始です。

15:50 ゴスペラーズ @ RED STAR FIELD

到着するとちょうど1曲目の「いろは」が始まったところでした。その後の「侍ゴスペラーズ」と合わせて自己紹介と言わんばかりの最高のハーモニーを聞かせてくれます。メンバーの安岡優が新型コロナウイルスのために出演キャンセルとなってしまいましたが、その不在を補うかのような美しい声を聞かせてくれました。そして次の曲が、「永遠に」!ゴスペラーズの地位を不動にするとともにゴスペルだけじゃなくハモリやヒューマンビートボックスといった言葉を日常語にした曲といっても過言ではないでしょう。その後、懐かしのCMソング「ウィスキーが、お好きでしょ?」を挟んで、ボブ・ディランというかRCサクセションのカバーの「風に吹かれて」、米米CLUBのカバーの「浪漫飛行」とカバーソングタイムに入ったところで、BOHEMIAN GARDEN移動します。

次は今回のひそかな本命、泉谷しげるのはずだったんですが、この日は新千歳空港での保安上のトラブルにより泉谷しげるの到着が遅れているためステージの時間を変更するとの知らせが。それを聞いて急きょSUN STAGEに向かうことに。ゴスペラーズは美空ひばりのカバーの「真っ赤な太陽」をやっていることろでした。その次が「ひとり」だったんですね。惜しかった。

16:15 Saucy Dog @ SUN STAGE

Saucy Dogは日常的な歌詞が優しいトーンのヴォーカルとバンドサウンドに調和している楽曲が多く、若い世代に圧倒的な支持を受けているバンドの一つだと思います。「シンデレラボーイ」は1曲目にやっていたみたいで聴けずじまい、「いつか」もやらなかったので自分がぱっと分かる曲はなかったのですが、雰囲気は味わえました。

17:00 泉谷しげる @ BOHEMIAN GARDEN

再びBOHEMIAN GARDENに舞い戻って、今度こそ泉谷しげるです。ギターを片手に頭には黒いバンダナを巻いているといういつものスタイルでしたが、バックバンドなしながらPAに出力を上げるのを要求している姿に観客も呼応するようにボルテージが上がっていきます。それでいて合間のトークは自分の高齢をネタにしていたりとなごやかな部分もあってこの緩急もまた良かったです。それでもギターは圧倒的で、鋭いカッティングの音色が会場中に響き渡っていました。そして代表曲「春夏秋冬」では、会場の手拍子を制して言います。「手拍子はやめよう、これはお前らにあげた曲だ、お前らの曲だ」と。じっくりと聞き入るもの、涙ながらにステージを見つめるもの様々でしたが、終盤はみんな思い思いに歌詞を口にしていました。「俺は良くわからないから、写真撮ってお前らがSNSに上げろ!」そのシャウトとともに圧巻のステージは幕を閉じました。いつかまた来てくれることを願っています。そしてそのときは個人的に聴きたかった「電光石火に銀の靴」をやってほしいですね。

18:00 スピッツ @ SUN STAGE

泉谷しげるのステージのあとに言うのもあれですが、今年は圧倒的に若い世代向けのアーティストを揃えていると思っていました。そんな中で今回おそらくはどの世代にも人気のあるであろうバンドがそう、スピッツです。2日目のアーティスト別のグッズコーナーの行列は、スピッツとクリープハイプが二分している印象でした。
スピッツは2001年、2003年とライジングに出演し、そこからなんと21年ぶりの3回目出演ということになります。1曲目からいきなり「空も飛べるはず」。リリースが1994年の曲なので30年前(!)になるのですが、その歌声とともに一切色褪せることがないのがすごいですね。その後5曲目に演奏したのは、なんとVaundyのカバーで「怪獣の花唄」!昨日Vaundyも演奏して最高に盛り上がったこの曲をカバーしてくれました。これには会場中が盛り上がっていました。「ジェネリックVaundyとして楽しんでいただければ」というコメントも秀逸でしたが、ハイトーンが曲に良くマッチしていて、今後も演ってもらいたいと思いましたね。「これより盛り上がる曲はもうないよー」と言いつつも、「スパイダー」もやりましたし、何と言っても今年の映画名探偵コナンの主題歌「美しい鰭」もしっかり聴けました。「セイコーマート3回も行って、豊富牛乳のプリンが良かった」だそうで、これは売り切れ必至ですかね?

19:10 フレデリック @ RED STAR FIELD

def garage移動する際にチラ見。うっかり「オドループ」やらないかなーと期待しておりましたが、最後まで取っておかれたみたいですねー。

19:20 ズーカラデル @ def garage

ズーカラデルの登場です。ズーカラデルは北海道出身の3人組バンドで2018年のRISING★STAR枠で出場し、2019年も出演が決まっていたのですが台風で中止となった日の出演予定でキャンセルとなってしまい、その後は新型コロナウイルスでフェス自体が開催されないなどなかなかタイミングに恵まれせんでした。それでも2022年に続いて通算3回目の出演と地元バンドの面目躍如といったところですかね。
1曲目はデビュー時からの代表曲「アニー」。キャッチーなサウンドでズーカラデルのイメージそのものです。だいぶ慣れたもんだと思っていましたが、メンバーが万感の思いなのかちょっとうるっと来てましたね。最後にこれもバンドを代表する曲「漂流劇団」で締めくくりました。

夕食はエスパーイトウのチキンベジタブルスープカレーを食べて、一旦テントへ。
この時間帯はメインステージがどこも演っていないので小休止しました。
このブレイクの後は恒例の花火です。みんな思い思いにスマホのカメラを向けていました。

21:00 木村カエラ @ EARTH TENT

この時間が一番悩みました。とりあえず木村カエラを何曲か聞いてスカパラというのを考えたのですが、開演時間を過ぎても木村カエラは登場せず。どうやら彼女も空港のトラブルに巻き込まれた組のようでした。遠くからは東京スカパラダイスオーケストラの「DOWN BEAT STOMP」が聴こえる・・・。10分ほどしてようやくステージに木村カエラ登場。1曲目は・・・「Butterfly」!今やウェディングソングとして不動の地位を確立していて本人の代表曲でもあるこの曲からスタートでした!そして次は「TREE CLIMBERS」。こちらもアップテンポなナンバーでライブでは定番曲です。この後の「BEAT」を聴きながらSUN STAGEへ。「リルラリルハ」も聴きたかったけど仕方がないですね。

21:25 東京スカパラダイスオーケストラ @ SUN STAGE

スカパラこと東京スカパラダイスオーケストラは18回目の出演でもはやRISING SUN ROCK FESTIVALの顔と言っても過言ではないほどの存在で唯一無二のスカロックバンドだと思っておりますが、どうやらまだゲストは登場してなかったみたいで一安心。ほどなくしてゲストに菅田将暉!「るろうの形代」を演ってくれました。これは菅田将暉サイドから話を持っていって実現したそうですが、今度はスカパラ側からのオファーでのコラボもあるようで楽しみです。その後、「SKA ME CRAZY」、「銀河と迷路」と代表曲を連続でやってからの次なるゲストはSaucy dogの石原慎也。ヴォーカルだけじゃなくチューバ演奏でも共演をしてくれました。リリース済の「紋白蝶」を演って、最後の「Paradise Has NO BORDER」も一緒に演ってくれました。大満足!

22:05 the pillows @ RED STAR FIELD

そしてこちらも地元出身で長らくライジングを支えてくれているthe pillows!到着するなり代表曲「LITTLE BUSTERS」!会場はあっという間に一体感に包まれました。ヴォーカルの山中さわおは銭函出身で今もご実家が近くにあるとのことで、「ここで大きい音出して君たちがワーワー騒ぐじゃないか。うちの母親が『うるさいわよ!』って怒鳴り込んでくるかもしれない。怒鳴り込んでくるところ、見たくないか?」と言って「サードアイ」、「バビロン天使の詩」、そして「I know you」と畳み掛けてきます。終盤にも「この世の果てまで」、そしてバンドの代名詞とも言える名曲「ハイブリッド・レインボウ」と、なかなかに王道のセットリストだった印象です。バンドは最近かつてのツアーの再現ライブの形式が多いのですが、久しぶりにthe pillows入門編を聴いた感じで楽しめました。

23:00 菅田将暉 @ EARTH TENT

ダメ元でEARTH TENT向かったけど予想通り観客でパンパンになっていたので、仕方なくサイドから眺めることにしました。俳優としては言わずもがな歌手としても活躍している菅田将暉ですが、場所が遠目だった上にPROVOで流れてる音楽の音量が多すぎてトークは全く聞こえませんでした。それでも「まちがいさがし」は聴けたので良しとします。「さよならエレジー」は1曲目に終わっていたみたいです。まあそれは石崎ひゅーい版をJOIN ALIVEで聴いたので良しとしましょう。

23:30 04 Limited Sazabys @ EARTH TENT

次はフォーリミこと04 Limited Sazabysです。最近日本では意外といないメロコアロック、メロコアパンクといったジャンルでしょうか。ハイトーンのヴォーカルに疾走感溢れるロック・パンクサウンドが重なってます。彼らは空港トラブルを回避するために旭川に飛んでそこからタクシーというなかなか豪快な移動手段を使っておりますがその甲斐あって無事に間に合ってくれました。曲があまり長くないのもあるけど畳み掛けるように次々と演奏していて何曲やった?っていうレベルでした(最終的には17曲でした)。「swim」が後半だったので聴けなかったのは残念でしたが、どの曲も盛り上がり必至なのでフェスに出演していたら絶対に見たほうが良いバンドの一つです。

0:00 WEEKEND LOVERS 2024 "with you"

土曜の夜だぜ!騒ごうぜー!ということで、LOSALIOSとThe Birthdayによるスペシャル・セッション、WEEKEND LOVERSです。The Birthdayのヴォーカル、チバユウスケが昨年亡くなってしまい、否が応でも追悼ライブという印象はありましたが、そんな印象をかき消すLOSALIOS中村達也の奇声によりライブはスタートしました。最初のゲストはDrop'sの中野ミホで、曲は自らのバンド名の由来にもなっている「ドロップ」。名曲すぎる・・・。その後LOSALIOSの曲が続いてややウトウトしかかるも聞き覚えのあるギター音で一気に目覚める。「CISCO」!石狩は日本のサンフランシスコなんだぜ!そして中盤にはストリート・スライダーズのハリーさんが「世界の終わり」!The Birthdayですらやっていなかったミッシェル時代の曲にすでに涙腺は崩壊しました。
その後、「この順番嫌だ・・・」とぼやきながら奥田民生登場。演奏するのは「誰かが」!チバユウスケがPUFFYに書いた曲をPUFFYのプロデューサーの奥田民生が演奏するという最高にエモい展開でした。そして、昨日に引き続き斉藤和義登場・・・ってもうそれは普通にMANNISH BOYSや。「猿の惑星」からの「涙がこぼれそう」!いやもうこぼれてますよ。このとき空からは雨がポツリ。これはチバの涙かな・・・いや、バドワイザーが撥ねたんだ!
「サイダー」はThe Birthdayのキュウちゃんとテルイがヴォーカルを演っていました。そして最後は「ローリン」。感動と狂乱の夜の宴は実に2時間半近く私たちを酔いしれさせてくれました。

2:40 KOTORI @ EARTH TENT

indigo la EndもCody・Leeも終わっちゃったので一旦テント帰ろうかと思ったらEARTH TENTで尋常じゃない盛り上がりを発見。こんな時間に、いやこんな時間だからこそ盛り上がられるロックサウンドに暴れたりない若者たちが殺到しておりました。「素晴らしい世界」の演奏中にヴォーカルが「誰か弾ける人いる?」といったら観客の1人がステージの上に上がってギターを受け取り、ヴォーカルはそのまま客席にダイヴ!あまりにもロックンロールな未明の時間でした!
このあとはBOHEMIAN GARDENに向かう予定でしたが、また小雨が降ってきていたのと年甲斐もなくKOTORIで楽しんでしまったので一旦テントへ。

4:00 クリープハイプ

ついに大トリの時間が来てしまいました。今年はクリープハイプが務めます。「キケンナアソビ」スタート。RISINGや音楽への思いをとつとつと語るヴォーカルの尾崎世界観でしたが、しんみり聞き入る間もなく音楽は奏でられます。中盤以降の「HE IS MINE」「ラブホテル」「オレンジ」とライブでも定番の人気楽曲がズラリ。個人的に一番聴きたかった「ナイト・オン・ザ・プラネット」聴けて大満足。その後、「イト」「栞」という展開はこの時間帯も考えたであろう素晴らしいセットリストでした。ラストは「二十九、三十」を優しく歌い上げて、爽やかな感動とともにステージは終了となりました。
曇っていたので朝日を拝むことはできませんでしたが、U2の「With or Without You」を背にテントに戻ります。

楽しみ方は人それぞれ

トータルの出演アーティスト数がコロナ禍以前と比べて20組ほど少なくなってはいたのですが、終わってみれば大満足の2日間でした。ライジングは1アーティストの持ち時間が他のフェスと比べると長めということもあり、じっくり楽しめて良いという声も多いのですが、やはり自分はフェスならいろんなアーティストを見たいという気持ちの方が強いです。じっくり見たい、聴きたいのであればワンマンライブに行けば良いですしね。もっともフェスはこうしなければならない、こうしなければ楽しくないといったものは全く無いと思っていて、他人に迷惑をかけない限りは思い思いの時間を過ごせればよいのではないかと思います。フェスグルメに舌鼓をうつも良し、グループでバーベキューに勤しむも良しです。以前はスケボーパークが設置されたこともあって、かつて一緒にいったメンバーはライブほとんど見ずにスケボーずっとしている人もおりました。フェスには行ってみたいけど一緒に行く人がいないなんて尻込みしている人もいらっしゃるかもしれませんが、それも必要はありません。自分もARABAKI ROCK FESTは1人で行っていますが全然楽しめます。

進化する会場設備

今年は特にトイレがきれいだったみたいな意見をたくさん聞きましたが、これは第1回から参加している身から言わせてもらうと、めざましく改善されている点だと思っております。初期の頃は簡易トイレに水洗のシステムがないものが多く、いわゆるぼっとん便所タイプのものがほとんどでした。そのためイベントの終盤になってくると使用禁止となるトイレが多数出てきたり、使用できるものもかなり汚れが目立って男の自分でも使用をためらうぐらいでした。使えるトイレの数が減ってしまうと当然ステージ間のトイレ待ちの行列も増えてしまい、それでステージを見逃すということもありました。それが今はかなり改善されていて、女子トイレはやや混雑している印象はありますが、男子トイレは10分と待たずに使用できます。これは簡易トイレの設備として進化している部分もありますが、スタッフがしっかり目を配ってくれている部分も大きいでしょう。それだけにトイレ内にゴミを放置しているのが目立ったのは残念でした。しかも持ち込み禁止のはずの缶ビールの缶とかもありました。このあたりは参加者のマナーの問題なので一人ひとりが改めて心がけていくしかないですね。
また今年は多くのお店でQRコード決済も可能になり快適さでなく安全性も増したのも良かったですね。ただ店舗によっては現金会計の方がスムーズだったりとまだまだ難しい部分はあったようですが。

世代交代の進むフェス参加者に物申す!

今年はアーティストのラインナップからしてかなり若い層を意識しているなとは思っていましたが、会場でも実際に若い参加者が多かったように思います。やはり若い世代に受け入れられないとどんどん廃れてしまうのでそれは良い変化だと考えています。老兵はただ消え去るのみと言いたい気持ちもあるのですが、その前にちょっと物申すというかぜひ気をつけてほしいなと思った点です。若い層の結構な人数がテントサイトを取っていなかったり野宿を決め込んでいたりしたところです。テントサイトのチケットはかなり高額になりますし、テントなどのアウトドアグッズを揃えるだけでも結構な金額がかかります。あるいはそもそも抽選で当たらなくてテントサイトを確保できなかったという人もいるかもしれませんが、そのへんで無防備に寝ている若い人は今年はかなり多かった印象です。ライジングはかなりピースフルな空気感ではありますが、それでも絶対に安全とは言い切れません。なかには悪い人がいて盗難の可能性もあります。過去に自分のメンバーもColemanのチェアーを紛失しました(おそらく盗難です)。そうした事件ではなくても石狩の夜はかなり冷え込むのでフェスが原因で体調を崩すことにも繋がりかねません。やはり最低限の安全確保、危機管理はしてほしいと思います。なにか被害にあってからでは遅いのです。どうしてもそれが無理という人は、私のように完徹を決め込んでください!来年以降も開催が続いていくためには多くの参加者が参加することが不可欠です。そのために誰もが気持ちよく参加できるフェスになってほしいと願っております。25年目の開催も楽しみにしております。それでは354日後に石狩で会いましょう!

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