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預金保険制度

 今朝ニュース番組を見ていたら、今回の冬のボーナスの使い道を問うアンケートに対する回答で「貯金」と答えている人がなんと6割以上もいました。
コロナの影響で昨年は大きくボーナス支給額が減少した会社も多かったようですが、今年は昨年よりも増えそうだと答えた会社が多いようです。
それでも、貯金に回す人が多いようです。

確かに今の日本の現状を考えてみると、近ごろ身の回りのあらゆるモノが値上げして家計をずいぶん圧迫してますし、それに対して給料はほとんど上がっていきません。

こんな現実では不安な将来に備えて貯金をしたくなるのもわかります。
実際に私も3分の2ぐらいは貯金に回す予定です。

そんな貯金をする上で知っておきたい知識である「預金保険制度」というものについて今回は紹介します。
これは金融機関に預けている私たち預金者を守るための制度で、金融機関に万が一のことがあった場合に私たちの資金を守ってくれるものです。

このことを知っていることで安心してお金を預けることができます。また万が一に備えてリスクを分散させることもできます。

ここで質問ですが、みなさんはどのように貯金をしていますか?
家の金庫に全ての財産を保管している人はいるでしょうか?
もしいたとしても少数だと思います。
多くの人は銀行の口座にお金を預けていると思います。
貯金用の口座として一つ持っていて、そこに貯めている人が多いのではないでしょうか。

ここで注意しなければいけないことは、銀行というのは私たちから預かったお金をそのまま銀行の金庫にすべて保管しているわけではないということです。
ある一定割合は保管されていますが、ほとんどは投資に回されているのです。
資金が欲しい企業であったり、国であったり、起業する個人であったり、さまざまなところに投資してお金を増やそうとしているのです。

そんな金融機関がもしも破産してしまったらどうなるのでしょう?

私たちの預けたお金はどうなってしまうのでしょうか。

そんなもしもの時に助けてくれるのがこの「預金保険制度」です。
これは国内の金融機関が強制加入しているもので、金融機関が破産してしまった時などに預金者1人につき元本1000万円とその利息が保護されるというものです。

もしこの制度がなかった場合、一生懸命に貯めた貯金が全く戻ってこないなんてことになったらとても辛いですよね。
この制度があるおかげで、私たちは安心して預けることができます。
ただ注意したいことがいくつかあります。

この制度の対象となるのは、日本国内に本店がある金融機関です。海外支店や外国銀行の日本支店、また外貨預金は対象外になります。

そして、保護されるのは元本1000万とその利息いう点です。
もし一つの口座にずっと貯金して1000万円を超えて貯めていた場合、1000万円は保護されますが、超えたぶんは保証されないのです。
超えた分は、破綻した金融機関の財政状況などによって支払われるかどうかとなりますが、保証はありません。

そんなリスクを避けるために、1000万円を超えた場合はたとえば他の金融機関に口座を開いてそちらに貯めることでリスクを分散できると思います。

最近の物価高騰の中でお金を貯めていくのはなかなか大変で、さまざまな工夫をしたり貯める知識を身につけていくと同時に私たちの資産を守るための知識も学んでいくことが大切だと思います。


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