Spiritual Evolution #1

霊的進化論なるものがあるという事を、わたしは新大阪市役所の民間サークルのトラクトから知った。その団体の主催者は、市の住宅管理部から、住宅管理指定業者「だいせん」に、全件委任されていた。ところが、その団体は、架空請求がばれて、いまや、全く信用がなくなり、経済的信用度がゼロになっている。だから、銀行から資産運用できなくなったおり、資金繰りが、悪化することが目に見えているのだ。

霊的成長曲線なるものを、カザフスタンの新進気鋭の経済学者が主唱しており、その記者会見場として選ばれたのは、新大阪市において最も風光明媚として知られている「芸術該栓攻刃会西寺院」の外部斎場庭園「心楽園」だ。その、34階の「常磐の間」で世界規模の記者会見が行われた。そのときに、出席したのが、かの有名な演出家、足柄兵部である。彼がこの業界で異彩の片鱗を表し始めたのが、西暦2098年5月23日である。それから、彼は、またたく間に、スターダムにのしあがった。

それも束の間のことだった。彼が霊的成長曲線の成長型の一つと定義されている「クローミング線」として、波形編集ソフトにより視覚的に把握しやすうように、画像編集された物を、記者会見場でお披露目したのだ。即座に議場が混乱に陥り世界規模の大恐慌並みの経済的大混乱になった。

共同記者会見を行っていたのは、かの有名な新大阪大学大学院の研究者であるヴィクトール・アレクセイだ。かれは今年34歳になる新進気鋭の経済学者だ。彼が日本に入国する際に入国管理で、かなり厳しい検疫を受け、なんと、3ヶ月入国管理局に止められたのだ。なぜならば、国が彼を招聘したのではなく、新大阪特区が招き入れたからだ。もちろん、それは違法であるから大学関係者は入国管理局から厳しくお灸をすえられた。
（つづく）