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細か過ぎて伝わらない看護師

みなさんこんにちは。
今日は私のしている看護師の仕事についてお話させていただきたいと思います。


わたしのしごと


わたしは救急科の病棟看護師をしています。
救急車で運ばれた経験のある方が出会う看護師とは少し違く、入院した後に担当するナースになります。
よく整形外科、神経内科、消化器内科、などクリニックなどでも担当する科が異なることは皆さんもご存知だとは思いますが、救急科には定まった分野が有りません。概ね全身のどこかの健康を損なった方々の療養上の世話と治療の介助を医師の指示のもと行います。

いちばん辛いこと

乳児、新生児以外の全ての年代の人が入院してきます。殆どの方が突然の受傷や発症、持病が突然悪化するといった状況で入院されてきます。
前述したように療養上の世話は私たちの仕事の一部ですが、どうしても入院中は命に関わる仕事が最優先となってしまいます。
急に入院した患者様やその心配をされるご家族の方の精神的な面に寄り添うことが疎かになってしまうのが現状です。こちら側の事情で患者様やご家族に強い不安を与えたままになってしまうことは辛いことです。

これを見て看護師の方々は、何を綺麗事を〜とおっしゃられると思いますし、看護師以外の皆様が経験するような入院中冷たいことを言われた!冷たい態度を取られた!といった訴えはもしかしたら裏側にこのような事情があるのかもしれません。
もちろん、全ての看護師を擁護する気は全くありません。実際よくない対応をしている看護師を私もみたことがあります。

もうひとつ


[いちばんつらいこと]と言ってしまいましたがもう一つありました。
看護師同士、他職種と協働できない人が多いことです。SNSでも看護師に言いたいこと!と他職種からのクレーム動画などをよく見かけますし、他職種の発言に対して看護師が一番辛い!じゃあ夜勤やってみて!などの発言が多くみられます。
あれはなんなのでしょうか??
例えば、サラリーマンにはサラリーマンなりの辛さがありますし、看護師の中でも様々な働き方があるわけです。他人を思いやることは対人職業をしている上でとても大切なことだと、何年も看護に携わる人間としては思うものです。三者三様の働き方ができることや共感力が育つところは看護師の強みだと思っていますし、新人教育の時には看護技術よりも先に看護師としての立場の他人からの見られ方について教えるようにしています。
中々同じ場所にとどまってしまうと忘れがちなのかもしれませんね。

さいごに

非常にぱっとしない、まさに細か過ぎて伝わらない看護師あるあるになってしまいました。
皆さま、各々の事情や職場体制があると思いますが、それでも、頑張っていかないといけません。
まさに猛省の毎日です。今日はいい仕事ができた!と思う日は急変対応でアドレナリンが出た後くらいしかありません。
初心に立ち帰る気持ちを忘れずに。備忘録でした。


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