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ガイドさん、ツアーの写真データってどうやって渡してますか?
はじめに
今回は写真関係のお話です。
撮影方法ではなく、撮影した後に写真データをお客様にどうやって渡しているかのノウハウになります。
あくまでこれは自己流のひとつであって、事業者ごとに様々な方法があるかと思います。
ガイドは何のために写真を撮っているか
「くまの・川遊び部」は水辺のツアーを実施しているので、お客様のなかにはスマホやカメラを持参されない方が多くいます。
またスマホを持ち込んでいても、ツアー中は思ったように撮影できなかったり、撮影者の姿が入った写真を撮れなかったりと、なかなか難しい面があります。
私は、お客様の代わりにツアーを楽しんでいる様子や、どんなところにいたのかがわかる風景などを撮影するのがガイドの務めだと考えています。
事業者それぞれの考え方
写真データの扱いについては、事業者により様々な考えがあり対応も異なります。
例えば、
写真データは有料で、販売している
写真データは無料で、ネットにアップしたものをダウンロードしてもらう
写真データは無料で、ツアー終了後にその場でデータを渡している
どのパターンが多いかはわかりませんが、私は「3」の対応をしています。
無料か有料かについても各事業者の考えがあることかと思いますが、私はこのように思っています。
お客様に喜んでいただきたいので無料でお渡しする
写真を渡すことに特別な費用は発生していない
写真をインスタなどにあげてもらえると広告効果がある
また、その場でデータをお渡しするか、ネットからダウンロードしてもらうかについてですが、ダウンロード方式は、事業者もお客様もかなりの手間を要するので、私はお客様からお願いされてもお断りしています。
その場でデータをお渡しすると、帰り道で見返すこともできるし、すぐにインスタなどにあげてくれるお客様も多いです。
ということで、お客様の満足度を高める目的も含めて、写真データはその場でお渡しするが最適解だと考えています。
写真データの渡し方
撮影した写真データの渡し方ですが、これに関しては確実に数年前よりも今の方がやりやすくなっています。
もっとも重要なのは、お客様のスマホの空き容量です。
私のツアーではデジカメとiPhoneで写真動画を撮影しています。
写真枚数は半日ツアーでも200−300枚程度にはなりますので、それだけの空き容量が必要になります。
例えばですが、写真データを少し圧縮して渡しますがデータサイズは2GBを超えることも普通です。
体感では参加者の9割以上は空き容量が不足するということはありません。
お客様のiPhoneまたはAndroidスマホにデータを渡す方法ですが、iPhoneにはAirDrop(エアドロップ)を使い無線通信で高速にデータを送ることができます。
Androidスマホの場合は無線通信が使えないので、USB-C端子にポータブルSSDを接続してスマホ本体にデータをコピーします。
簡単に図で表してみます。
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2年前まではAndroidの場合、マイクロSDカードを取り出してコピーしていたのですが、昨年からSSDをつかうことで簡略化と時短ができました。
参考までデータ転送にかかる時間ですが、エアドロップもSSDもせいぜい2−3分程度です。(エアドロップの同時接続台数が増えると遅くなります)
今のところこのフローで問題なく運用できています。
おわりに
Googleマップのクチコミやインスタ投稿にも、写真データをその場でもらえたことを評価する意見をたくさんいただけています。
今後も意見を取り入れながらよりよいツアーにしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では今回はこのへんで