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データあり|インスタ広告に1年で22万円使った結果を公開します2024振り返り③
はじめに
2024年のインスタ運用振り返り3記事目です。
実際の数字を赤裸々に公開したいと思います。
「インスタ広告に興味はあるけど、ほんとに効果があるのか?」と悩む人向けです。(他にもSNSコンサルの方にも読んでいただけると嬉しい)
業種や発信内容、ターゲット設定により効果は変わりますので、あくまで参考としていただければと思います。
2024年インスタグラム広告費は222,117円
記事の信憑性をあげるため、インスタ広告したことがわかる画面をスクショしておきます。画像は1枚目のみですがpdfでは全4ページで全貌がわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738462207-iO8DaE24hcTAqHQvn3UzspoW.jpg?width=1200)
ちなみに私はフリーランス(個人事業主)のアウトドアツアー事業者です。
事業規模からするとけっこう多めに広告費を使ったことになると思います。
それには理由があり、2024年はインスタの運用を見直しターゲット設定を変えたため、ある程度急ぎで新しいターゲット向けに発信することが必要でした。
結果的にインスタの運用はかなりの成果がありました。
よろしければ前の記事も目を通していただけると理解が深まると思います。
フリーランスはインスタ広告を使うべきか
まず、どうすればインスタグラムのフォロワーが増えるのか、についての私見です。
こつこつ真面目に投稿を続けたところでフォロワーはほとんど増えません。
よほど強いコンテンツを持っていれば例外ですし、このあたりの一般論は他で検索してみてください。
わたしのインスタアカウントの発信内容も例外ではなく、積極的にフォロワーを増やすには広告は必要と考えています。
次に一般的にフォロワーを増やすために、どれだけ費用をかけるべきか。という話になりますが、当然ケースバイケースです。
一例としてアウトドアツアー事業者の世界では、集客のため外部予約サイト(いわゆるOTA)を利用する割合が高めです。
そして小規模な事業者ほどOTAの依存率が高く、かなりの手数料を払っています。
わたしは自社集客の割合を高めることが目標ですので、OTAに手数料を払うよりもインスタ広告に費用配分するほうが将来性があると考えています。
(OTAについての考えは別記事で書きます)
インスタ広告の手法について
ある程度読み手に知識がある前提で説明します。
私の場合、インスタ広告に一次的に求める効果はフォロワーの増加です。
そのため全ての広告の設定を「プロフィールへのアクセス」にしています。(他にウェブサイトにリンクするなどもあります)
次にオーディエンスの設定はおおむね以下の通りです
地域:愛知県、大阪府、三重県、奈良県、和歌山県、兵庫県、京都府
年齢と性別:25−60歳、女性
興味・関心:犬
「地域」はおおむね日帰り可能な範囲にしています。
「年齢・性別」ではほとんどの場合女性のみに設定しています。
これは推測ですが、
犬関係のアカウントの発信者に女性の割合が多い
参加を決める意思決定権が男性よりも女性にある(夫婦などの場合)
といったところから、フォローしてもらった先に参加者となってもらえる期待値は女性のほうがかなり高いと考えています。
広告の金額と期間の設定は「1日1000円を5日間」ではじめることが多く、反響がよければ追加延長していきます。
このときの効果を測る指標は「プロフィールへのアクセス単価」としています。
広告成果の分析
普段はインスタのアプリからインサイトをみて「リーチ数」「プロフィールへのアクセス単価」あたりを見るだけでですが、今回は記事にするのでもう少し深く結果を見てみようと思います。
なお、最も詳しく広告データがみれるのがMETAの広告マネージャーで画面は下のような感じになります(実際の画面です)
![](https://assets.st-note.com/img/1738466082-LHrGoq7gTEIQ3euMN5B6ZJfP.png?width=1200)
また、広告マネージャーではグラフ表示とグラフの画像書き出しも可能です。
グラフの要素も自由にカスタマイズできますので、いくつか参考となりそうなものをあげてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738466530-lXcgQnwUyvH39j4tIS07Az5a.png?width=1200)
月別インプレッション単価
![](https://assets.st-note.com/img/1738466602-Uy5TFkopVR2MXQcICzwGbPAL.png?width=1200)
インプレッション単価はインプレッション1000件あたりの平均単価です。
全期間の平均値は815円(消化費用222,117円、インプレッション272,435件)
ちなみにネット検索でインスタグラムのインプレッション単価を調べると「500~1000円」あたりという意見がよくみられました。
月別クリック単価
![](https://assets.st-note.com/img/1738467783-1vntOyRNS5oTjz2uLwKW79Ue.png?width=1200)
クリック単価とはつまり「プロフィールへのアクセス単価」です。
全期間の平均値は28円(消化費用222,117円、クリック7,891件)
クリック単価は投稿内容とターゲットの相性に影響されます。
最もクリック単価が高額となった投稿は、クリック単価85円でした。
こういった場合は、広告を途中で打ち切るということも必要です。
これは推察ですが、私の投稿内容が水遊びアクティビティなので春秋はターゲットの関心が低くクリック単価が上がったものと思われます。
年齢別消化金額及びインプレッション
![](https://assets.st-note.com/img/1738468911-ou7qGkScFW1VIfaMZHUb9Qzd.png?width=1200)
これでわかるのは、ターゲットの年齢分布です。
前述の通りターゲット設定を「年齢25-60」「女性」「犬に関心」とした場合に、インスタグラムのユーザー層ではおおむねこのように分布していると推察されます。
なお、2024年に犬連れで参加いただいた方(代表者)の年齢分布ともかなり相関が得られました。
年齢別クリック単価
![](https://assets.st-note.com/img/1738470133-FD96z5UklonupGtmNYSKAsrw.png?width=1200)
「18-24」「65+」の区分については広告設定の際のターゲット範囲外のため無視します。
全体的に大差はありませんが、若年ほどクリック単価が低下する傾向があります。
フォロワーはどれだけ増えたか
さて、フォロワーが広告によってどれだけ増えたかですが、広告マネージャーでは数値を得られませんでした。(わかる方いたら教えてください)
ただしインスタのスマホアプリでも各投稿のインサイトをみると投稿あたりのフォロー数を見ることができます。
おそらくですが、広告によるフォローとよらないものを同じ投稿内で区別できないからかと推察します。
参考までに集計したところ広告を使った投稿で得られたフォロワー数は1,176人でした。
まとめると
広告費 222,117円
インプレッション 272,435件
クリック 7,891件
フォロー 1,176人
目安として『フォロー単価は189円/人』という結果が得られました。
これはあくまで参考値であり、投稿内容や時期、ターゲット設定により大きく変化します。
おわりに
インスタ広告の結果を数値でまとめてみました。
広告でフォローを増やすだけでなく、ターゲットを明確にすることで高い集客効果が得られるものと思います。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
ご質問ありましたらお気軽にコメントください(批判は受け付けません)
では今回はこのへんで