アフターストーリーっていうか、〇〇〇エンド!

勇気爆発バーンブレイバーンも「原作がある」作品だったんだ…

アフターストーリー読んだ。
ダブルヒロインラブコメが帰ってきたどころか、鵺の陰陽師等と同じ「原作ゲームがある(原作ゲームはない)」系ラブコメとして帰ってきてびっくりしてる。
そもそもダブルヒロインラブコメロボットものとして楽しんでた身としては、最後にスミスだけ残ったのブレバ派としてちょっと悲しいけど、スミス生き返らんわけにもいかないし、どちらかが選ばれるのもまた定めか…と思ってたので、ブレバエンドもできたの嬉しいね…
多分ゲーム版にはホノカエンド、ヒビキエンド、隊長エンドとかも短めでありつつ、メインはスミスエンドとブレバエンドで、アニメ化したのがスミスエンドなんだろうな…。エンディングは分岐というよりも、そもそも一周目がブレバと心中エンドだから周回前提っぽいし、ブレバエンドはスミスエンドを経て初めて到達できるエンドなのかもしれない。
とか思ってたら、インターネットが荒れててビビる。アフターストーリーはブレバエンドの名前で、最終的にこうなります、というよりはアニメでやったのがスミスエンドだから特典ではブレバエンドのシナリオつけときます!というフォローだから、アニメの終わりがアフターストーリーに収束するわけではなくそれぞれの個別エンドが用意されてるってことだと思う。(スミスエンドは「双炎の肖像」っぽい)
なんかブレイバーン公式こういうの多いな。前はスミスがクーヌスを乗っ取った=ブレイバーンを制御するのは正義の心で、ブレイバーンは正義の味方だから安心してね!という意図っぽい発言がじゃあ今までの言動ってスミス100%…?でざわついてたし、今回はアニメでスミスエンドやったので特典にはブレバエンドつけときます!のファンサービスが、これが「正解」ってことか…?でざわついてるっぽいし…
まあブレバエンドの方が時系列後だから結局ブレバが正ヒロインとか、アニメ化されたのはスミスエンドだからスミスが正ヒロインに決まってるだろとか、そういうヒロイン論争はあるのかもしれないけど、自分はヒロイン論争好きじゃないからそこらへんはやりたい人がやればいいと思う。

愛と正義の話

スミスエンドのブレバ、本来愛寄りなブレバがイサミのため、ルルのため、スミスのため、人間のためにスミスを切り離して去っていくのが、なんかこう…正義のヒーローとして無性に好き。多分ブレバエンドかスミスエンドかは、二人が愛に寄るか正義に寄るかで分岐するんだと思う。(原作では正義ゲージと愛ゲージとかがあるのかも)
スミスが愛に寄ってブレバが正義に寄ると、スミスがルルとイサミの元に戻ってくる。ブレイバーンは、自分の愛よりも他人を優先するヒーローとしての行動を取る。
逆に、ブレバエンドでスミスが姿を消してるのは正義に寄ったからだと思う。
スミスは、ヒーローになりたかったが妥協して軍に入った。納得いかないことも軍属である以上多分存在してたけど、でもこれが最善だと思って軍人をやってた。でも、デスドライブ戦争で、スミスは本物の、真に世界の平和のためのヒーローとして戦うことができた。
で、デスドライブを倒して平和な世界で軍に戻る。でも、今までは飲み込めていたことも、飲み込めなくなっているという予感が、イサミと同じようにスミスにもあった。なぜなら彼はすでにヒーローになったから。世界が混乱している状況で、軍が正義のためだけに動けるとは限らない。そういう気持ちがスミスにあったんじゃなかろうか。そんなときに、ブレイバーンになったことで、ヒーローの感覚を思い出して、正義のヒーローやるためにまた自我を明け渡して素材になったんかな…と思うと好きすぎる。でも普通に分離して一人でヒーローやってる、というのも全然あり得ると思う。そもそもスミスはいつでもヒーローできるスゴイえらい奴なので、諦めさえなくてきっかけがあればガチのヒーローになるんだろうな…と思ってるので。
こういう複数エンドがあるタイプで、(好きな言い方ではないけど)「選ばれなかった」方、正しく言うなら主人公に対する愛を選ばなかった方の行動がなんか…無性に好きなんだよな…

アニメ化に伴っての色々

製作陣がブレイバーンが怖がられると思ってなかったの、原作があると考えるとちょっと納得いくな。
多分セリフと地の文だけだとブレイバーンはちょっと情熱的なくらいの印象だったんだと思う。アニメ化に伴って動かしたり感情入れたりアドリブ入れたりしたら、なんか怪しい感じになった感。原作ブレイバーン過激派の中には私はアニメのブレイバーンをブレイバーンとして認めないと主張する者もいたんじゃなかろうか。自分はラムちゃんみたいでいいと思うけど…
あとアニメは当初ブレバエンドだと思われてた可能性が高い。ブレバエンドは一応両方生存しているという点では丸いし。多分駆け足なのもブレバエンドだからで、ボブのルルへの尋問シーンも原作でルルとボブに描写が無く、ブレバエンドでボブとルル組んでるの唐突すぎるとか言われてたから、そこへの捕捉として入れたと考えられていたはず。
でも、ボーンファイアとスペルビア戦の盛りで尺ガッツリ使ったことでこれ残りの尺的にスミスエンドしか有り得なくない!?の空気になったのかな…とか、考えてしまう。原作では焚き火で親交を深めたの一文で、イサミとブレイバーンの会話、ルルとスペルビアの会話がちょっと入るくらいだったはずのボーンファイアのアニメ化で訳の分からん絵が展開され続けて唖然とする体験、したすぎる。

性癖の話

ここからはただのアフターストーリーで好きだったところの話。
ブレイバーンが、混ざってて自我も曖昧だけど私はイサミが好きな正義の味方!って元気そうなのが…好き!
そもそもスミスはいつでもヒーローになれるスゴイ奴なんだけど、そんなスミスを素材としてクーヌスとかオルトスとかと混ざって、愛に引っ張られたりヒーローへの憧れが叶ったり飯食えなくなったりしてる自我曖昧なひとりとして元気に恋して正義の味方してるの、理解不能で、本当に、本当に好き。だから、アフターストーリーで私が誰か…はよく分からないけど、私はブレイバーン!正義の味方!イサミに会いに行きます!してるの本当に好き。
ごちゃ混ぜで訳の分からない存在としてのブレイバーンの個別エンドを用意してくれて、こんなに嬉しいことはない。ほんまありがとうございます。

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