名古屋の就活人気業界の話〜トヨタ系列、地銀〜

 多分名古屋で就活に人気なのが地銀、トヨタ系。これは地元志向と安定志向からなってるらしい。正直、ワタクシも最初志望してた。
 役に立つそうなのでとりあえずその二つについて就活生の時に思った展望(一部更新あり)と考察を述べる。メモをまとめたものなので誤字あるかも

想定読者:就活生、社会人
内容:2つの業界の主に問題点を挙げる
目的:面接対策、業界整理⚠️ネガキャンではない
※就活の時に知りえた情報を書くのは違法なので書けましぇんえん🍵


どんな企業が儲かるか、給料を上げられるか

 まず前置きとして、日本企業全体ではどこが儲かるのかという話。ワタクシは日本経済が円安インフレになることがキーだと思っている

地震警戒、地震後の金擦り、高齢者福祉への金擦り、国民の外貨資産への転換…→超円安超インフレサイクル

 この長期トレンドは変なことが起こらなければほぼ確定した事実。同時にドル安も起きてドル円のレート自体は今とそこまで変わらないかもしれないが、実質価値が下がると思う。しかもこうなると思う人が増えれば増えるほど加速する。キャベツ一玉1000円が安く感じるレベルのインフレ、人々は半玉ずつしか買わなくなる。
 だから円がゴミになって、「貯金なんてしてる暇あったら物買うか株買うか不動産買うか、、とにかく金使え!」みたいなインフレマインドになる。
 もちろんそれを止めるために日銀が金利上げるんだろうけど、まぁ2%くらいじゃない?3%いけなくはないと思うけど、今の日本企業の配当利回りを見るとリスクプレミアムがほぼなくなってしまうから日本株が今のままでは4ぬ。
 だから金利は2%より上には上げにくいけど、インフレ圧力は無限大なのでインフレ止まんないよみたいな感じになると予想。
<逆にこれにならない考察があるなら教えてほしい>

 そうなると価格決定力のない業界はきつい。ただ、逆に本業がインフレの先取りができる系の企業(設備投資の企業など)の中で優位性があって、なおかつ価格決定権を持つ企業はめちゃ熱いかなと。特にインフレ下で増えるだろうコスト、とりわけ人件費が削減できるロボット、IT、AI、工場設備系の企業は。
 さらに、その中でも人材のコストの比重が高く、流動性も高い業種は給料も上がりやすいはず、と考えました🍵

そのうえで上記2つに着目して考察する。以下、本題


トヨタ系の所感

 というかここ数年が勝負どころだよな。心配でとりあえず25卒の時にワタクシは車業界への就活はやめた。でも日本を背負う会社群だよね。転職で入れたら入りたいなって(そうなったらセキュリティ系の勉強した方が良いかもな‥)とはいえトヨタ本体かトヨタの系列・下請けかで話は全然違うので分けて考える

トヨタ本体: 労働者にきちんと分配されるか問題

 俺たちのトヨタ兄貴はそりゃもう最強で、そこに異論はなさすぎイーロンマスクって感じなんだけど、賃金上げるより自社株買った方がEPS上げれると判断すればそうする雰囲気があり、そこは働いている側としてはしんどいなと。あとフリーライダーが多いらしく、そこがしんどいなと思った。 

系列会社・下請け: 未来についていけるか問題

 系列会社、下請けの会社は会社によっては不安を感じた。デンソーみたいに世界的な強みやほかの大きい取引先があれば残るだろうけど。かといって下請け待遇の改善の話もあるので一概にネガティブとは言い切れない。
 一番の問題はトヨタ車が大きく値上げするんじゃないかなと思ってること。デフレマインド大国の日本ではちょっと厳しいし、海外は海外で現地調達を重んじてるから増産しても必ずしも受注獲得できるかはわからないかなと。
 今年に入って株主姿勢の変化が迫られてることが値上げするんじゃないかと思った要因の一つ。それは東証の号令も一因だからトヨタ固有の問題ではないと思う。ただ、11月くらいにROE20%にするとか言い始めた。ってことは還元の強化だけじゃなくてそもそもの利益追求をガチるのも同時に行うだろうから、値上げする気がする。
 でも既にトヨタ車高いよね、今。大体の人が中古で買うかスズキの軽自動車とかでしょ。そうしたらどうすんの、国内のお客さん買ってくれんの?って感じ。
 で、そうなると困るのは小さめの下請けじゃないかなと。値上げが個数減少に追いつかないといけない。他に安いところもあるだろうしって感じであまりにも高い値段は提示できなさそう。
 逆に値上げしないならソフト面での販売量を増やして利益増やすはずだから部品の下請け会社というよりIT系の下請けになりそうな会社にいけばいいかなと。
 とか言ってるけど、水素や空飛ぶ車みたいな異次元のものが成功して、その恩恵にあやかれるなら車業界面白い。でもそうするとやっぱし既存の下請け会社が儲かるかどうかはわからんよね。

地銀の所感

 地銀はここからしんどいかなと思ってる。利上げが止まって、利鞘が伸びなくなった時にインフレが進むと人件費高騰が追いつかない。勿論しばらく金利上昇に伴って上向きにはなると思う。また、長期的に見てマクロのマイナス要因が3つあり、どう切り抜けるのか

1.ネットバンキングの台頭

 ネットバンキングが便利すぎる。厳密にいうと、言いたいのはBaasみたいな話。ヤマダ電機の銀行やアップルの銀行みたいに、他業種の企業が銀行機能を持ち始めている。ヤマダ電機のポイント騒動の時に思ったけど、リスクプレミアム分にポイントつけるのずるじゃん、そりゃ食いつくよなって感じ。
 名古屋特有の話でいうと仮にトヨタ銀行みたいな感じで毎年ポイントの利子が毎年10%ついて、車購入に使えますとか出たら「われらがトヨタ万歳!」ってなって、みんなやるよね。トヨタからしたらポイントを使うために自社の車買ってくれるし、最悪10%値上げすればいいだけだし…。そもそも車みたいにでかい買い物は満額ポイントで使い切れるわけないから売上の寄与度高そう。ってなるといろんな会社がネットバンキングに走りそう。
 そうするとメガバンならまだしも地銀にあずける意味なくねってなると思った。詳しい話は調べてみて

2.中小企業の衰退

 賃上げしろーーって言った結果、大企業はできるけど、値上げ力のない中小は出来ないという事が起こった。ちなみにワタクシがバイトしている塾業界なんて4から5年くらい上がってない(余談)。そうした結果、ナウでイケてるベンチャー企業が見込み残業時間やキラキラ雰囲気で人材獲得を成功させている一方で昔ながらの工場とかみたいな中小企業が追い込まれている。そうすると地銀のお客さんが減ったり、リスクの高そうなベンチャーに貸すしかなくなるのかなと。

3.人材確保の難しさと消費者の高度化

 いまNISAブームじゃない?そんでS&P500最強!みたいな人が増えたのは知ってると思うけど、銀行マンにはそういう知った気になった奴らを知識でぶっ飛ばして納得させて投資商品買わせなければいけないんだよね?
 経済合理性ではなくて人情や取引先だからって理由で買ってくれるお金持ちもいるとは思うけど、それは上二つの理由から減るはずじゃね?あと日本人軽薄になってきてるし、ネット証券便利だし。かわせんのむじぃ‥‥

以上。問題点があるのが悪いのではなく、業界としてこういう問題を抱えててそれをどうするかという話。面接とかで参考になるかもね。
いいねしてね🍵
ほいじゃま、ここらへんでパオパオww🍵

いいなと思ったら応援しよう!