スピーカーの性能を最大限に引き出す セッティング法【音場再現編】
スピーカーをセッティングすると聞くとかなりのマニアが拘ってやっている事と思いがちですが、実は極簡単な基本を実践するだけで驚くほど聴こえが変わってくるものです。
今回はその基本と、実際のセッティングの実例を交えて解説していこうと思います。
●2本のスピーカーの真ん中で聴く
当たり前の事で最初からそうしているよと仰る方がほとんどと思いますが、実はさらに厳密に調整をする事でかなり音場感が変わるものです。
音波は距離に敏感です。人間の右耳と左耳は僅か20数センチ離れているだけで音の方向を聞き分ける事ができます。なのでスピーカーユニットから耳までの距離をミリ単位で合わせ、左右のスピーカーの条件(壁からの距離等)を合わせる事によってのみ正しいステレオ音場を得ることが出来るのです。
とはいえ生活の中でそんな理想的なスピーカー設置が出来るのは稀で、様々な部屋の形や家具の置き場て左右の条件が異なってしまうのが現実だと思います。
それでも一度、多少無理をしてでも理想の設置をしてみてその音を体験し、現実のリスニング配置に戻してもなるべくそれに近づくよう調整して欲しいのです。
●簡単な設置方法
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