しぐれうい先生のイラストの好きなところについて語りたい
ライトノベルやVTuberなど、幅広い分野で活躍する有名イラストレーターのしぐれうい先生。
たまに絵を描く一般人の視点から、その美麗なイラストの魅力を綴っていこうと思う。
なお、筆者は彼女の配信や活動を熱心に追っている訳ではないため、間違った情報があったらこっそり教えてほしい。
①手
本人もどこかで語っていたような気がするが、「手に演技をさせる」のが本当に上手いと思う。
どの絵を見ても、キャラの性格、シチュエーション、表情と手の動きがマッチしている。
最近(最近?)の絵で言うとこれがすごくて、「マカロンを持つ」というシチュエーションひとつで、しぐれうい(キャラクター)、ひいては女子高生の、無邪気さ・子供らしさの部分と、大人っぽい色っぽさの部分を完璧に表現している。
試しに片手を指とかで隠して見てみてほしい。右手と左手で異なった印象を受けることだろう。
あと単純に爪が綺麗。
これが地味にポイントで、面積は少ないながらもここを丁寧に描写すると女の子らしさが倍増する。神は細部に宿るんだなあ。
②布
イラストチックなデフォルメがされていながらも、しっかりと動きと立体感の分かる影のとり方。布に対する敬意を感じる。
特に制服。シワのとり方、色の選び方、全てにおいて良い。カーディガンの布とブラウスの布とスカートの布の描き分けを見ると、そうそうこれこれとほくそ笑んでしまう。
JKに情熱を燃やしているだけある。本当に信頼できます。
これは個人的な意見だが、この辺の細やかな色選びは少しブルーアーカイブに近いところがあるんじゃないかと思う。あっさりとしていながらも物足りなさは感じない良い塩梅。実際コラボ商品のイラストも描いてたよね。
③目
おそらく、彼女の絵柄の中で最も特徴的な場所なんじゃないかと思う。特に瞳の上部に入った控えめな光と色とりどりの小さな光。これを入れるだけで、しぐれうい“風”のようなイメージを持たせることができる。
が、しかし、これは失礼かもしれないが、全然違う。
これはどう言い表したものかと1週間悩んでも上手く書けなかったのだが、なんだろう。塗りをめちゃくちゃ凝ってる訳ではないのに、きらめきがある。
あと下まつげの描き方が好き。
あとがき&蛇足
そんなしぐれうい先生の個展「雨を手繰る」が、8/30(金)~9/22(日)の期間限定で開催されている。
場所は六本木ヒルズ2階カフェ/スペース、入場料は無料。
オリジナルグッズの販売もあるそうなので、ぜひ足を運んでみてほしい。
光の表現とか髪の毛とか、他にも語りたいことはたくさんあるが、ひとまず今回はこれで終わりにしたいと思う。
理由は単純、絵を描きたくなったからだ。
絵なんて好きじゃないと私は普段言っているが、こんなものを書けてしまう自分が絵を好きじゃないはずがないということに気付いてしまった。本当に、彼女はすごいイラストレーターだと思う。
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