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長文を読むテクニック:カンマ( ,)
カンマで、文を繋げ、長い文となり、読みづらいことが多々あります。カンマの役割を理解して、文をスムーズに読めるようにしましょう。
カンマは「区切る」です。カンマが出てきたら、そこで一旦区切ることを意識してください。
① 接続詞で区切る
最も簡単な例は、接続詞をカンマで区切るパターンです。
Tom likes apples, but he hates bananas.
トムはリンゴが好きだが、バナナは嫌いだ。
3つ以上を繋げる場合「A, B, C, and D」にも使います。
次に、追加情報を入れる場合の例です。
②追加情報を入れる
Maria, an excellent swimmer, hopes to compete in the national championships next year.
マリアは、優れた泳ぎ手であり、来年の全国選手権に出場することを望んでいる。
このように、主語などのあとに、突然、カンマがある場合、追加情報を入れるための区切りです。文としてはなくてもよい部分です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711160474996-eEqIz0Xzef.png?width=1200)
マリアは、望んでいる・・・・。となります。
長文を読む場合、このようにカンマとカンマの間を無視して、文型(S・V・O・C)を確認することで、文が読みやすくなります。
③ 関係代名詞の制限用法と非制限用法
関係代名詞の制限用法と非制限用法という文法の説明があります。「制限する?」、「制限しない?」など、名前から意味がよくわかりません。カンマは「区切る」ということだけ知っていれば、簡単に理解できます。
制限用法:
He has two daughters who play piano.
彼は、ピアノを弾く2人の娘がいます。
こちらは、普通の関係詞で、「daughters」と「who play piano.」はカンマで切れていませんので、「ピアノを弾く娘」が一体となります。
従って、「ピアノを弾く娘」が2人いるということで、「ピアノを弾かない娘」が他にいるかどうかはわからず、3人目の娘がいるかもしれません。
非制限用法:
He has two daughters, who play piano.
彼は、娘が2人いて、その娘たちはピアノを弾きます。
カンマは、「区切る」ですので、
He has two daughters, 彼は、2人の娘がいる。
で一旦終わりです。3人目はいません。とにかく2人娘がいるのです。カンマ以降は、「ちなみに、その娘たちは、ピアノを弾きます。」といった感じで、情報を追加しています。
以上のように、カンマは「区切る」ということだけ意識すれば、特に難しいことはありません。