なぜSNSの詐欺は、あんなに稚拙なんだろうの答え 橘玲『DD論』
日本人の6割が、月に1冊も本を読んでいないというデータが、文化庁から出ました。
投資家であるみなさんは、まさかその6割に入っているとは思いませんが、はたしてどうでしょう?
自分事として振り返ると、もしかしたら、年間に20冊くらいしか、本を読んでないかもしれませんね。
仕事が忙しければ、0冊の月もあると思います。
なるべく、月に1度は本屋に行くように努めております、ぴかりです🍎
本屋に行って、この著者の新刊があると、ついつい買ってしまうのが、橘玲氏の本です。
読みやすくて、知的なところが、わたしのリテラシー欲を掻き立てます。
この『DD論』も、そんな感じで手にした本ですが、その中に忘れられない章がありました。
みなさんは、ロマンス詐欺という詐欺をご存じですか?
ナイジェリアの王族が国家の資産を海外に移すために、あなたの力が必要です、云々といった絵空事のような内容です。
ロマンス詐欺に限らず、ネットを使った、なんだこれ?という詐欺、あるじゃないですか。
この手の詐欺って、ものすごく内容が稚拙なものが多いです。
荒唐無稽というか、子供だましというか、なんというか、こんなのに引っかかる人はいるの?って感じのが多いです。
老婆心ながら?わたしなどは、もっと信用されやすい内容にした方がいいんじゃないの?と思っておりました🐽
でも、それはダメなのです。それじゃあ、ダメなのです。
詐欺師が欲しいのは、より確実性の高い見込み客です。
例えば、信ぴょう性の高そうな内容にして見込み客を100人集める、その中で99人が途中で降りてしまったっら、その労力が徒労に終わってしまいます。
ですから、信じるかどうかわからない99人を切り捨てて、どんな内容でも信じてしまう優良な一人のお客を得るために、より荒唐無稽の内容の詐欺の方が、詐欺師にとってはかかる手間が少なくて済みます。
100人中1人が信じる内容よりも、1万人中1人が引っかかってくれる程度の稚拙なものの方が詐欺師にとっては、効率がいいのです。
ですから、SNSで跋扈する詐欺は、わたしたちのような勤勉な投資家ではなく、不勉強なおバカさんを釣りあげようとする、おバカな内容になっているという訳ですね
おバカさんになりたくなければ、クリックして、アマゾンで本をたくさん買いなさい🐽
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