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腟ハイフの痛みとリスク—安全な施術のために知っておくべきこと
腟ハイフは痛いのか?
腟ハイフを受けた方から「痛みはどうでしたか?」という質問をよくいただきますが、痛みの感じ方は個人差があります。痛みに敏感な方もいれば、ほとんど感じない方もいます。
ただ、腟ハイフで痛みを感じた方にお話を伺うと、腟壁が薄い方が多いことがわかっています。腟壁を構成する筋層や粘膜下組織が薄くなっているのです。
特に、閉経後の女性は腟壁が薄くなることが一般的ですが、20代〜40代でも腟壁が薄くなっている方がいます。遺伝的な要素や、出産時に腟にダメージを受けたことが影響している場合もあります。
腟ハイフは、他のデバイスに比べて、より深い層まで熱が届き、その分、効果も強力です。しかし、腟壁が薄い方には、LUNAでは腟ハイフの使用をお勧めしていません。
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どの腟デバイスがよいか迷っている方は、参考にしてください。
腟ハイフの照射間隔について
腟ハイフは、一般的に安全性が高いとされていますが、一度の照射で合併症が起こることは少ないです。ただし、腟壁に一定のダメージを与えるため、回復を待ってから次の照射を行うのが理想的です。LUNAでは、6ヶ月以上の間隔を開けて2回目の照射をお勧めしています。
改良が進んだ現代の腟ハイフデバイスは、以前より安全性が高くなっていますが、不適切な使い方をすると思わぬ合併症を引き起こすこともあるため、施術には注意が必要です。
腟ハイフによる影響を受けた症例
実際に、腟ハイフを頻繁に受けたことが原因と思われる症例もありました。40代女性の患者さんで、1年半前から腟ハイフを毎月4回受け、1年前には腟ヒアルロン酸を注入したとのことでした。どちらも満足できず、最終的にLUNAで腟縮小術を受けることになりました。
手術中に驚いたことは、腟の粘膜下が瘢痕化はしていなかったものの、白く硬い組織に変化しており、出血がほとんどでず、血流が非常に悪かったことです。
この変化は、腟ハイフを頻繁に受けたことが原因と考えています。
腟壁の血流が悪くなると、将来的には尿漏れや骨盤痛などのリスクが高くなる可能性があります。患者さんは、クリニックで勧められるままに施術を受けたようですが、腟は自分で確認できない部分でもあるため、施術を受けるクリニックは慎重に選ぶべきだと強く感じました。
腟ハイフを検討している方は、効果とリスクを十分に理解した上で、信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。安全に施術を受けるために、正しい情報を元に判断しましょう。
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