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性交痛による挿入障害:治療の選択と難しさ

先日、性交痛による挿入困難で通院中の30代女性を続けて診察しました。

1人目の患者さん
処女膜切開術、局所ホルモン療法、腟ボトックス、腟レーザー、骨盤底リハビリテーション(腟ダイレーション)を組み合わせ、半年で治療が成功!
現在はLUNAを卒業し、妊活を開始する予定です。

2人目の患者さん
他院で半年ほど治療を受けていましたが効果がなく当院へ。局所ホルモン療法、腟レーザー、骨盤底リハビリも行いましたが、腟口の粘膜痛が改善せず…。

最終的に「腟前庭部粘膜切除術」を行うことになりました。 他院での治療歴もいれると、治療開始から9ヶ月が経過。

課題:最初から治療の選択を見極める難しさ
最初から腟前庭部粘膜切除をした方がよかったのかもと思うのですが、 ホルモンやレーザーで粘膜痛が良くなる方がほとんどなので、手術に踏みきるタイミングって難しいんです。最初から、 ホルモンやレーザーに反応しない方の見極めをできるようになること、 、今後の課題です。

性交痛は適切な治療で改善できます。一人で悩まず、ぜひ専門外来へご相談ください!

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