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Jack Whiteの今がすごい

洋楽を好きな人で、ジャックホワイトに対してこのような思いをお持ちの方がいらっしゃいませんか?

「Jack whiteって、the white stripesだった人だよね?」
「ライブでthe white stripesの曲やるの?Seven nation army聴きたい」

 紛れもない事実ですし、ライブのセトリにはthe white stripesの曲はふんだんに盛り込まれますし、なんならThe Racountersやドラムで参加してたDead Weatherの曲までやってくれます。しかし、そういう方々はJackのソロキャリアの素晴らしさを是非知ってほしいんです。
 元々the white stripesが好きだった自分から見ても今のJack whiteは絶頂になっていると思います。それは昨年リリースされた6thアルバム"No name"の完成度の高さから伺うことができます。まずは聴いてほしいです。

 自分はこのアルバム、Jack whiteの全キャリア(ソロだけでなく、the white stripesのプロジェクトを含めて)の中で最高傑作だと思います。前々作の"Fear of the dawn"と迷いましたが、トータルでの完成度はこちらの方が勝るという印象です。
 自分がこのアルバムが好きなのは、「ロックへの原点回帰」をしている点です。ソロキャリアの中では一番直球なロックをやっていると思います。リフのサウンドやメロディのセンスはLed Zeppelinを彷彿とさせる曲もあります。
 曲で言うと、自分は何か物を削っているような質感のリフが印象深い"Tonight (was a long time ago)"が一番好きです。"Numer One with a Bullet"を一聴すると、「あれ?普通すぎない?」って思いますけど、途中から急に展開変わったりして、そういう実験性はやはりJack Whiteイズムが詰まっていると思わせます。
 アルバムの中には13曲と少なくない曲数が入っていますけど、トータルで44分弱なので、意外と早く聴き終わる印象です。

 最後になんですけど、自分はJack Whiteって世界の音楽界の中でも生粋のアーティストだと思っています。自分の芯となるロックをやっていますけど、常にスタイルを変容させながら、新しいことに挑戦しようという意気込みが感じられます。(Fear of the dawnでHiphopとフィーチャリングしたときはかなり驚きました。)
 アートワークにもこだわりが見られます。the white stripesが赤とモノクロなのに対して、青とモノクロでアートワークを作っているのもバンド自体との違いを意識してのことだと思います。
 そんなJack whiteの来日公演が来月ありますので、まだ迷っている人とかthe white stripesで情報が止まっている人がいたら是非参戦してほしいです。アルバムのお話をしましたけど、彼はなんと言ってもライブがかっこいいです。自分もスマホなんか掲げないで全力でJack whiteの奏でる音を浴びに行きます!


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