「ゴールに向けてガツガツ」から、幸せの輪を広げる女性リーダーへ
ピュア・エッジ「Edge Woman 女性向けリーダーシップ開発トレーニング」受講生インタビュー、今回は永来結子さんです。将来的に管理職になりたい、だからこそ、今から後輩たちの役に立ちたい、若手を効果的にサポートしたいという思いが強くあるものの、どうもうまくかみ合わない。つい相手を責める気持ちが湧いてくる、そして、そういう自分にダメ出しして辛くなる… そんな永来さんの学びと変化のプロセスをご紹介します。
後輩の話を聞く時間が取れていなかった
―受講される前には、どのような課題をお持ちでしたか?
一時期グループリーダーが多忙により、グループの業務状況を細部まで把握できない状態が続いて、チームの中で経験のある私がマネジメント的な業務も担わざるを得ない時期がありました。立場的に後輩たちの仕事の悩みを聴いたり、疑問に答えたりしたいと思っていたのですが、私も複数の案件を抱えていて現場を回っていたので時間がとれず、申し訳なさを感じていたんです。そんなときに会社からこの講座を紹介され、必要な学びがあると感じて受講を決めました。
自分の価値観に気づいた
―受講されるなかで、どのような気づきがありましたか?
たくさんありましたね。まず思い浮かぶのは、価値観についてです。私はもともと仕事優先、目標達成が第一。ゴールに向かってガツガツと一人で仕事を進めていくタイプでした。それが当り前だと考えていたんですが、実は自分が生きていくなかで選んだひとつの価値観に過ぎないのだと分かりました。実際、受講中の課題だった1on1を後輩相手に実践してみると、自分が思っていたその人の考え方と、本人の考えや価値観が全然違うということが度々ありました。一人一人の価値観を大切にしながら様々なアプローチで仕事を進めていく大切さに気づかされました。
コーチングがもたらした変化
コーチングについての学びも、大きな変化をもたらしてくれました。
以前は「こうしたほうがいいよ」という、いわゆるティーチング的な指導をしていたんです。それが普通だと思っていたので。でも受講をきっかけに、コーチング的に質問で返し、相手に考えさせることを心掛けるようになりました。なにかを提案する場合でも、「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」と相手の選択と自己決定を尊重するようになりました。その影響もあるのか、自分で判断して仕事を進められる後輩も出始めています。チームメンバーとしての自覚と責任感が芽生えつつあるように感じています。
幸せに働く女性リーダーに
―そうした学びを活かして、これから永来さんが目指すビジョンを教えてください。
将来的にはグループリーダーになりたいと思っています。多忙で敬遠されがちな役職ですが、後に続く後輩の女性たちのために、ハッピーに働いている姿を見せたい。そんな女性リーダーを自分が体現したいと考えています。そして他の部署や現場の方たち、お客様も一緒になって、共に楽しみながら世の中に素晴しいものを生みだしていけるなら、本当に幸せだなと感じています。
「ロールモデルがいないから...」と不安を口にする女性たちも多いなか、自分自身がイキイキと楽しく働くロールモデルになると決めてそう宣言している永来さん。彼女から、潔い清々しさと、後から続いてくる女性たちへの温かな応援のエネルギーを感じます。こういう方に是非管理職になっていただきたいものです。
「Edge Woman 女性向けリーダーシップ開発トレーニング」の詳細についてはHPをご覧ください。
インタビュー/執筆:大村 隆