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「悔いのない人生を生きるための10箇条」
日本国内はもちろんのこと、世界のどこかで起きる事件・事故・天変地異、なかなか収束しない戦争などのニュースに触れると、無意識に明日も今日の延長の日常があると想定して生きている自分に気づいて、「それは違うよ」とリマインドすることがあります。
そして、大事なことを大事にしようと心に決めるのですが、またいつの間にか目の前のことを猛スピードで片付けていく生活の激流に引き戻されてしまいます。
大事な事って何だろう
「あなたにとって、充実した人生を送るために大事なことって何ですか?」
この問いは、それだけで深淵なコーチングに展開しますよね。
自分らしく居ること? 自分を表現すること?
時間的・空間的にどれほど多くの人達に支えられて今の自分があるのかを意識して、感謝と共に居ること。
折に触れて「どう生きたいのか?」を問い、等身大の自分をモニタリングしながら、やりたいこととやるべきことのバランスをとって、大事なことのために時間を使うこと…
あ、「大事なことって何?」に戻ってきちゃった。
マイコーチにこんな話をしていた時に、彼女が「悔いのない人生を生きるためには、どんなことに気を付けたり、大事にしたりすればいいのか、生成AIに聞いてみたんですよ。そしたらね…」とシェアしてくれた10箇条がこちら。
悔いのない人生を生きるための10箇条
どれも言われてみれば当然な事ばかりな気もしますが、こうしてリストされると、大事なことは一つではないし、それぞれの重要度も時間の流れや人生のステージとともに変化するし、もっと他にもありそうな気もします。見る人が違えば、その人なりに、今自分がフォーカスしたいことが明らかになりそうですよね。あなたは何番が気になりますか?
1. 自己理解と価値観の明確化
• 自分が何を大切にしているのか、どのような人生を送りたいのかを明確にする。
• ジャーナリングや瞑想、自己反省の時間を取り、内面的な声に耳を傾ける。
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2. 人とのつながりを育む
• 家族、友人、同僚、地域社会との関係を大切にし、感謝や思いやりを日々表現する。
• 言葉や行動で感謝を伝え、対話を通じて深い絆を築く。
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3. 健康の維持と身体への投資
• 食事、運動、睡眠を大切にし、心身の健康を維持する。
• 定期的な健康診断やストレスマネジメントの方法を実践する。
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4. 成長と学びの継続
• 新しいスキルや知識を学ぶこと、好奇心を持ち続けることを心がける。
• 小さな成功や失敗からも学び、人生の旅として楽しむ。
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5. 時間とエネルギーの優先順位化
• 「本当に重要なこと」に時間とエネルギーを使う。
• 優先順位を見直し、忙しさに流されないよう意識する。
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6. 挑戦と冒険を恐れない
• 失敗を恐れず、新しい体験や機会に積極的に挑む。
• 「やりたいけど怖い」と感じることほど、挑戦する価値がある。
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7. 感謝とポジティブな視点を持つ
• 日々の小さな喜びや感謝を見つけ、それを言葉や行動で表現する。
• 難しい状況でも、そこに隠された学びや成長の種を見つける。
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8. 「今、この瞬間」を生きる
• 過去の後悔や未来の不安にとらわれず、今この瞬間を意識して生きる。
• マインドフルネスや呼吸法を通じて、現在の自分にフォーカスする。
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9. 社会や他者への貢献
• 自分ができる範囲で他者や社会に貢献する行動を取る。
• ボランティア活動や日常の親切な行為を通じて、社会的なつながりを実感する。
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10. 悔いのない選択をするための問いを持つ
• 何かを選ぶ際に、「この選択が最後の日だとしても後悔しないか?」と自問する。
• 大きな決断だけでなく、小さな選択にもこの問いを適用する。
視点が動くから、気づきが生まれる
「充実した人生を生きたい」という思いを漠然と抱えているよりも、具体的に上記のような10個の視点を付与されると、「はて、これについて自分はどうだろう?」と様々に思考が広がり・深まり、あたらしい気づきを得る可能性が高まるでしょう。
この10項目の中にも、自分気にしていて普段からよく考えていることと、「あ、そういうのもあるね!」と刺激や示唆をもらえることが混在しているかもしれません。私たち人間は、「無意識的に気にしていること」が人それぞれ異なっていて、その人ならでは世界であれやこれやと考えています。ですから、コーチからの質問やフィードバックで、自分が普段気にしていない新鮮な視点に出会ってそこに興味がわくと、ごく自然に気づきが生まれていくという構造があります。
生成AIをコーチングに活かす
マイコーチからの影響で私もこの頃時々使うアプローチですが、自分が知っていると思っていることを、敢えて生成AIに尋ねてみます。
例えば、国際コーチング連盟が定めるコーチのコアコンピテンシーのセミナー登壇の準備のために、「パートナーシップとは何ですか?多角的に説明してください」とか。なんとなく把握していることに明確な言語が与えられて鮮明さが増したり、自分には見えていなかった視点を与えてもらえたりして、とても有益です。
クライアントさんのテーマやキーワードについて生成AIで検索した情報をセッションでクライアントさんに共有して、そこからまた二人で深くディスカッションしたりもします。人間二人のリソースだけを掘り下げるよりもリッチな対話を生み出すことができるので、利用価値大だと思っています。
セルフコーチングではいつものお決まりの答えに落ち着いてしまって出口が無い、誰かにコーチして欲しいけどすぐに対応してくれる人がいないなどという時には、生成AIと何往復かのやり取りで対話してみるのも結構役立ちそうな気がします。