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仕事を通して、そして人生をかけて「本当にやりたいこと」が再起動
ピュア・エッジ「Edge Woman 女性向けリーダーシップ開発トレーニング」受講生インタビュー、今回は嚴かおりさんです。マネージャーとして安定感があり、会社からは更に一段上の階層のマネジメントへと期待されているものの、内発的な動機が湧いてこない。キャリアの踊り場状態だった嚴さんは、多様性に満ちた学びの場でインプットとアウトプットを繰り返し、時間をかけて手に入れた自己理解から大きくシフトしました。彼女がつかんだ明確なキャリアビジョンとは?どうぞご覧ください。
嚴 かおり(おむ かおり)さん
アッヴィ合同会社 セールスチームマネージャー
ワクワクできない状態が続いていた
―受講される前は、どのような課題をお持ちだったのでしょうか?
チームマネージャーとして7年目。スムーズに仕事を進められる一方で、なんとなく停滞感も感じていました。着任したころはメンバーを支えながら前に進んでいくこのポジションが大好きで、天職だと感じていましたが、いつの間にか充足感がなくなっていたんです。チームでは「ルールを守ってワクワク」「自立自走」をモットーとして掲げているのですが、私自身がワクワクできない状態が続いていました。この講座を知ったのは、そんなときでした。
自分のクセや傾向に気づいた
―受講中には、どのような気づきが得られましたか?
前半は、以前受けてきたリーダーシップやコーチングなどを学び直しているような感じでした。ところが後半になって、実際に会社のチームメンバーを相手に1on1などを実践していく段階に入ると、今まで気づかなかった自分のクセや傾向が目に付くようになったんです。
これまで私はメンバーの話を傾聴し、十分理解しているつもりでいました。でも、それはとても表層的なものだったんです。「しっかりコミュニケーションができている」と思っていたけれど、そうでもなかったんじゃないかと。相手の思いを引き出しているつもりでも、実際には無自覚的なポジションパワーで自分の意見に同調させていただけなのではないか、などと考えるようになりました。
また、私は何者か、何が好きで、何が苦手で、本当はこれからどうしていきたいのか… 自分自身の仕事や人生についても、深く考えるようになりました。
もう一度入ったスイッチ
―そのようなご自身の気づきは、職場にどのような変化をもたらしていますか?
仕事だけでなく、社会とどう関わるか、人生100年時代をどう生きていきたいのか…などについてよく語り合うようになりましたね。メンバーそれぞれが自ら考えて、より豊かな人生を送ってほしい。これはマネージャーになったときからの私のポリシーでもあります。そうした元々の情熱に、もう一度スイッチが入りました。その影響もあってか、これまでキャリアについて考えるのが苦手だったメンバーも、少しずつ働き方、生き方について意識するようになってきています。
自分の影響力をより大きく、広く発揮したい
―ご自身は仕事と人生に対して、これからどのように取り組んでいきたいとお考えですか?
内省を重ねながら、まったく異業種の受講生たちとも深く語り合えたことで、私のなかで自分の影響力をより大きく、広く発揮したいという気持ちが強くなってきました。やはり私は人が好き、この仕事が大好き。今後はもっと上のポジションにもチャレンジし、「ルールを守ってワクワク」しながら、仕事も人生も「自立自走」をする仲間の輪を広げていきたい、それができる組織を育てていきたいと考えています。
自分はどんな生き物なのか?深く納得できる自己理解が得られて、それが核となっている自分の未来のビジョンが見えたとき、私たちはそのビジョンからエネルギーを受け取ることができます。嚴さんには、そんな豊かにこんこんと湧き出る高いエネルギーを感じます。今より広いフィールドで更に大きな影響力を発揮なさるご様子が目に見えるようです。
「Edge Woman 女性向けリーダーシップ開発トレーニング」の詳細についてはHPをご覧ください。
インタビュー/執筆:大村 隆