10G 8ポートSW keepLiNK KP-9000-8XT レビュー
今回は、手頃な価格で購入できる10G対応の8ポートネットワークスイッチ(以下、10Gスイッチ)を試してみました。
10G対応スイッチといえば、これまで**「高価格・大サイズ・うるさいファン」**が当たり前でした。
例えば、価格破壊と評されたNETGEAR製品でさえ4ポートモデルが約4万円、しかもサイズが大きめという状況。
最近になってようやく、小型かつ低価格の8ポートモデルが登場したため、早速購入してレビューしてみます。
価格破壊と言われたNETGEARの物でさえ4ポートで4万以上するのに、サイズが大きいものだった。
商品の特徴
公式サイトの説明によると、この10Gスイッチは以下の特徴を備えています:
デスクトップサイズ
8ポート搭載
ファンレス設計
壁固定金具付き
「これこそ求めていた10Gスイッチ!」という印象を受けました。
開封レビュー
梱包の状態
製品はしっかりと梱包されており安心感があります。ただし、「壁固定金具」が見当たりません。
サイズ感
同社の2.5Gスイッチと比較するとかなり大きいですが、1Uラックの半分以下のサイズです。10Gスイッチとしてはコンパクトに感じます。
電源形状
電源ケーブルは3ピンタイプで、日本の家庭用環境では少し扱いづらい印象。サーバールーム想定なのかもしれません。ただし、AC100V-240V対応なので3ピン対応のACアダプタなどで問題なく使用可能です。
動作チェック
リンクアップ確認
ポートのリンクアップ速度はLEDで確認できます:
L側オレンジ → 10G
L側グリーン → 5G
R側オレンジ → 2.5G
R側グリーン → 1G
実際にポート8を対向する10Gスイッチに接続すると、L側がオレンジに点灯し、速度が正常に認識されました。
通信速度のテスト
対向の10G対応NETGEARスイッチを介してLinux機と接続し、本スイッチ経由でWindows PCからiperfを使用して計測。
結果は揺らぎなく、安定した10Gbpsの通信速度を確認できました。
気になる点
・ファン音がする
公式には「ファンレス設計」と記載されていますが、実際には内部で冷却用のファンが稼働している模様。
その音は、静かな部屋では気になるレベルで、リビングや寝室での設置には向きません。
・壁固定金具が同梱されていない
商品説明には壁固定金具付きとありましたが、実際には入っていませんでした。自分は壁固定予定がないため問題ありませんが、必要な人には不便だと思います。
宅内LAN環境のおすすめ
2.5Gx8+10Gx1
2.5Gx4+10Gx2
とかはファンレスで無音なので、現状宅内のLAN環境は2.5Gをメインにするのがいいと思う。