カルドハイムのドラフト攻略: 勝てるデッキを作る3つのコツ
強いカードを沢山ピック出来たのに勝てない
カルドハイムのドラフトでよく起きる現象です。
ドラフト点数の高いカードをピック出来て、連勝を期待して試合に臨んだものの、逆に連敗してしまう…
アリーナ実装当初から約1週間、私もこの現象で勝ち越せない日々が続きました。
ミシック帯でがむしゃらにドラフトに潜り続けた結果、どうすれば勝てるのか多少コツを掴めてきたので、ここにまとめます。
コツ① どんな方法で勝つのかデッキコンセプトを明確にする
アグロを組むならどう勝つアグロなのか。ミッドレンジならどう勝つミッドレンジなのか、なるべく具体的な指針を考えたデッキにしましょう。
カルドハイム環境では強力&尖ったカードが多い上、氷雪や多相などの独特なメカニズムも多く、ただ点数の高いカードを順番にピックしてもデッキが弱くなりがちです。
以下がデッキコンセプトの例になります。
【緑白の場合】
このカラーは分かりやすく、トークンを並べて全体強化で殴るのが手っ取り早いです。古葉の導師は何枚でも欲しいカード。
ちなみに緑白は戦士クリーチャーが非常に多い為、血統詐称者が一番強く使えるカラー。他家が流しやすい兵員の結集も美味しく拾えます。
基本的には単体パンプ呪文や受動的なタッパー除去よりも戦角笛の一吹きやヘラルド王の復讐を優先しましょう。
入っているカードは強いのに何故か負ける緑白は、序盤出した軽量クリーチャーを腐らせて、最終的に5マナ前後のクリーチャーや飛行でしか殴れずにゆっくり劣勢になっていると思われます(経験談)
【赤黒の場合】
オススメなのが装備品を用いたアグロデッキ。
赤黒は恐れなき仔、死の鐘音の狂戦士など装備品と相性の良いクリーチャーをコモンで揃えやすいです。
ドローガーの徴募兵やタスケーリの火歩きに装備品をつけて延々とアドバンテージを稼ぎ続ける動きもシンプルに強力。
コツ② 氷雪デッキは安易に目指さない
理由はシンプルで、氷雪土地が簡単に揃わない為です。
特に青緑、青黒、黒緑の2色ランドは本当に取れません。
「強力な氷雪カードを何枚かピック出来たけれど土地が弱すぎてデッキにならない」「途中で氷雪デッキを諦めたものの、序盤にピックした氷雪カードを強く使えずデッキが弱くなってしまった」
こんな事態を回避する為のピックの仕方が以下。
【氷雪デッキは緑多色型を目指す】
緑には色マナサポートが多くあります。
これらカードと2色の氷雪土地を序盤から搔き集める事で、氷雪土地によって氷雪カードは強化され、多色化によって色を問わず強カードもピックできる様になるという、一石二鳥の戦略です。
上記デッキは序盤で赤緑のレアアンコ(スヴェラ)を取れた為、赤緑ベースでピックをスタートし、最終的に赤緑タッチ黒白青になったデッキです。
氷雪デッキは緑赤や緑白など、緑ベースで青黒から外したベースカラーにすると他家と色がかぶりずらく、氷雪カードをピックしやすくなり、氷雪土地も集めやすく、氷雪を諦めてもデッキになると、良い事尽くめです。
ちなみに氷雪デッキを目指すなら、氷雪2色土地のピックはかなり高めに評価した方がデッキになりやすいです。
コツ③ 装備品・ルーンは積極的に使うべき
氷雪デッキにするのも難しく、強力なデッキコンセプトも見えないそんな時は、装備品・ルーンが非常にオススメです。
赤黒は装備品戦略がオススメと前述しましたが、他のデッキでも基本的に目指して失敗しずらい戦略です。
例えば下記のドワーフの槌。5マナで5/1のフィニッシャーを出しつつ、仮に対処されても他のクリーチャーに装備すれば延々とフィニッシャーを作り、延々とアタックできます。
ルーンの冠も同様です。この強力な装備品をクリーチャーに装備しては殴り、とっかえひっかえアタックし続けるだけでゲームに勝てます。
下記の装備品もコモンながら非常に優秀です。
金脈のつるはしは宝物トークンを出してゲーム前半の動きを安定させ、相手より展開力を上げて先手後手を入れ替えられる他、このカードを2枚程ピックできれば、多少強引に色の合わないボムカードをピックしにいける強みもあります。
拷問者の兜は軽いマナコスト・装備コストに加え、ブロックされてもダメージを与えるオマケまでついています。
1ターン目に1マナクリーチャーを出し、2ターン目にこのカードを装備してアタックは強力な動きの1つです。
各色のルーンも非常に優秀です。
基本的に装備品が場に出ていれば、装備品にエンチャントしましょう。
特に上記金脈のつるはしや拷問者の兜にエンチャントするのがオススメ。
たった1マナの装備コストでルーンつきの装備品を使いまわせるのが強力の一言。
【デッキ例】
赤白アグロ。
そこまで強力なカードは入っていませんが、軽量クリーチャーと装備品の組み合わせ+猛り狂い(+3/+3修正のインスタント)等で殴りきるデッキコンセプトを強く意識しています。
赤青のテンポデッキ。
クリーチャーの数は少ないですが、装備品とルーンが合わせて7枚も入っています。
ドワーフの援軍は本来そこまで強力なカードではないですが、装備品のつけ先を2体も用意できるので、この様なデッキでは優秀なカードになります。
ちなみに装備品デッキを組むのであれば、恐れなき仔や戦場の猛禽が装備先として頼りになります。
先制攻撃や飛行を持つカードは只でさえ装備品と相性が良いのに、この2体は1マナなので、かなり早いアグロ戦略を取れる様になります。