【住みにごりの読後感じわじわ】

面白いと言われて揃えた「住みにごり」。読み終えてもピンと来なかったが、今頃になって私の過去の体験と共にじわじわ来ている。

引きこもりという適応障害の兄とその家族。引きこもりを抱えているのだから普通に機能不全家族 が舞台。

引きこもり=適応障害 というが、引きこもりは社会に適応する前に片付けなければならないことがある。これが片付かなければ次に行けない、だから引きこもっているのだ。

・インナーチャイルドの生育不足
親の言葉かけ、愛されていない、歓迎されていないという思い
精神的に無防備 裸の赤ん坊

・コミュニケーション能力の低さ
言葉を自分を守るための武器、相手を攻撃するための武器にしている

・家族に安心がない。不安定、無関心または過剰な支配 コントロール 世話焼き

私の過去の引きこもりを思い返すと、こんな単語が並ぶ。

引きこもりは怠けてる、甘えてると散々言われたが、親に 家族に原因があるのは言うまでもない。引きこもりは家族が彼の彼女の世界の全てだから。

私が引きこもり当事者の居場所事業でボランティアをしていた頃も、引きこもりの自立支援団体でボランティアをしていた頃も、彼ら彼女らの家族の関係はどこも私と共通していた。

親が亡くなれば子は自分の足で歩くから、それほどの心配は必要ないのだが、彼ら彼女らは今、どうしているのだろう。

ちょっと書いただけでもこの漫画、めちゃ深いじゃないか。

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