“としま文化応援プロジェクト”千早地域文化創造館「千早アート・クラフト展2020」(11/4-8)を開催しました!
はじめまして。千早地域文化創造館職員のTです。苦渋の決断をしたあの日から約半年。一時は落ち着いたかに思えたコロナ禍も再び悪化の兆しに…。異例の状況下で地域の方々と作り上げた記録を残します。
「今年の文化祭は中止よね?」
豊島区内の公共施設が段階的な利用を再開させた今年6月。4ヶ月ぶりにお会いした地域サークルの方々からの質問はまずこれでした。予定だと、今年で43回目となる千早地域文化創造館の文化祭“あゆみ展”を10月初旬に開催するはずでした…。
文化の灯火を消したくない!
全体的に沈み気味の空気感を何とかしたい。明るく前向きに次年度へつなげたい。飛沫感染の影響が比較的少ない展示イベントならば可能じゃないかと奮起し、例年の文化祭をかなり縮小したかたちで開催にこぎつけました。
未だ活動を控えているサークル。再開の見込みがないまま解散したサークル。様々な想いとこれまでの感謝とともに!
…ということで、①マスク必須②手指の消毒③蜜を避け④常時換気。見慣れぬ設営風景ながらも満面の笑みで手際よく作業を進めるサークルの皆さま。気持ち高ぶる初めての感情は職員も同じなのです。
「本当にやってよかったねぇ」(泣)
まずは「和」の展示からご紹介しますね。
「書」「絵手紙」。素敵な展示はまだまだ続きますよ。続いては陶芸窯を持つ当館ならではのサークル活動です。
こちらはパステル絵画。今年のテーマは「食べ物」でした。何と素敵な題材なのでしょう。美味しそうなので2枚UPしちゃいます♡
毎回、「花」を題材に様々なジャンルのクラフト作品を披露してくださるサークルさん。とにかくセンス抜群です!
いつも大作を展示してくださるアメリカンキルトのサークルさん。今回は展示スペース縮小でごめんなさい。
豊島区の西側のことならこの方達に!ボランティアガイドの「としま案内人長崎町」さんの見事なマップ展示。館内入口で必ず皆さん立ち止まります。
以上、ご覧になった感想はいかがでしょうか。縮小された展示スペースですがこの場でお披露目したのはほんの一部です。出し惜しみしてすみません。
“地域”と“文化”。みんなで成長!
「文化交流」と聞くと、少し仰々しいイメージを受けることもあります。けれども想いの方向が同じであれば、工夫をしながら楽しく文化を共有できることを本展示は教えてくれました。同時に、コロナ禍がこの世の中から消え去ることを願いつつ、令和3年度へとつなぎました!
最後に・・・
展示に関わってくださった全ての皆様に、改めて感謝の気持ちとご健康をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
(千早地域文化創造館 職員一同)