自己紹介&戦歴
初めましての方は初めまして、PURAIMU(ぷらいむ)と申します。
BEMANI PRO LEAGUE SEASON 3にて株式会社レジャラン様より3巡目で指名していただき、team GAMEPANICでプロ選手として活動させていただけることになりました。
「なんかS3から急に出てきたこのPURAIMUって人誰やねん」という方に向けて色々自己紹介を兼ねてこのnoteに書いていきますので
読んでいっていただけると嬉しいです。
現在の年齢とSOUND VOLTEX歴
1999年7月15日生まれ 24歳(note執筆時点)
ボルテは2013年7月から始めたのでおよそ10年半もやってます(始めた当時は13か14歳)
SOUND VOLTEXとぷらいむについて
SOUND VOLTEXとの出会い
元々は太鼓の達人をプレーしており、小学校低学年ぐらいから家庭用をずっとやっていました。
中学生になってからゲーセンに通うようになり、ACでも太鼓の達人をプレーしていました。
そんな中、太鼓の休憩がてらゲームコーナーを散策することに
そこで見たのはQubism[EXH]を華麗にプレーするボルテプレイヤーの姿でした。(当時ボルテIIが稼働したばかりでQubism赤でも結構難しい寄りの難易度だった)
曲名をこうやって思い出せるぐらい僕にとって衝撃的な出来事で
「よくわかんないけど曲も画面もなんだかスタイリッシュでカッコイイ…!!このゲームやりたい!」と当時の僕は衝動に駆られてボルテを始めました。
この時プレーしていた人とは未だに交流があります。
ボルテの大会についての意識
ボルテに限らず、BEMANIシリーズの大きな公式大会といえばKAC(KONAMI Arcade Championship)ですよね。
僕自身、KACは2013から毎年見てはいたのですが、あの舞台に憧れるというよりかは
とんでもなく上手いプレーを見るコンテンツ、またはとんでもなく難しい新曲が見られる場、として楽しんでいました。
大会に対して憧れが無かったのは
・自分はここに出場するほどの上手いプレイヤーにはなれないだろう
・音ゲーは誰かと競うより自分自身の成長を楽しむもの
といった意識があったからでした。
しかし、この意識がとあるボルテの大会にて急に変わることになります。
2023年4月8日に開催されたシルクハット杯III SOUND VOLTEXトーナメント
非公式大会ではありますが、この大会がたまたまYouTubeのおすすめに表示され、気まぐれで僕は視聴しました。
SEASON 2のボルテプロ選手も入り混じる中、ここで出されるLv17や18の一発スコアを見て僕はこう思いました。
「プロ選手がいる中、相場がこのぐらいのスコアなら今の俺でも通用するかも…全くかなわないってわけじゃないぞ…」と、
先程の「自分はここに出場するほどの上手いプレイヤーにはなれないだろう」
と自分で勝手に作っていた壁をいつの間にか突破していたことに気づきます。
明らかに意識の変化が生まれてます。
女神杯ZEROへの挑戦
ボルテの大会への意識に変化が生まれたシルクハット杯から約3ヶ月後…
とあるポストが僕の目に入り込んできます。
そう、かいなるさん主催によるメガミックスバトル限定の非公式大会、女神杯ZEROのエントリーが始まりました。
課題曲の選定条件は以下。
色んなVFの人でも気軽に参加できるようにと
レベルはなんと12からも選曲可能、バグスクやタイムトラベルといったBPLS2では常連だった曲を除外するという純粋なVF差だけでは勝負が決まりにくいようなルールに。
また、この時のメガミックスバトルは
・後攻の開幕1ゲージが無い
・先攻後攻はお互いの5曲の選曲が確定した後に決まる
・イントロは後攻が選んだ5曲からランダムに選出
・アウトロは先行が選んだ5曲からランダムに選出
という、かなり先行有利なルールとなっていました。
非公式とはいえ大会に初めて参加するとなると不安もあったはずなのに
……気付いたら僕はエントリーしていました。
地獄の組み合わせ抽選配信
出場者が決まり、対戦カードを決める組み合わせ抽選配信が後日行われました。
抽選配信の様子はこちらをご覧ください。
僕「頼む…初めて出る大会だから1回戦からプロ選手とかやめ」
ありえないだろ
なんと人生で初めて出場する大会の初戦で当時S2、現S3のGiGO所属プロプレイヤーであるsiron.選手と対戦することが決定してしまいました。
当時本当に頭を抱えました。
猛特訓、そして激闘
初めての大会といえど、初戦敗退だけは絶対に嫌だ、何が何でも勝って結果を残してやる────。
今まで自分が感じたことのない巨大なエネルギーが湧き上がってくるのを感じ、自分のそれまでのボルテ人生で一番の猛特訓が始まりました。
300曲近くの課題曲を全てEXスコアまで詰める
CPUとひたすらメガミックスモードをプレーし、戦略や定石を練る
全ての課題曲で自分がミスしそうな箇所を全てメモする
Lv16以上はどこが区間として流れてくるのかをメモする
siron.選手が詰めていなさそう、普段のリザルト傾向からミスが誘えそうな曲をリストアップする
かつその中から自分が武器曲にできそうな曲を極限まで詰める
今思い返すとBPLのアドバイザーの仕事と選手の仕事を1人でやっていたようなものですね…
そして2023年8月19日、運命の日がやってきます。
僕がsiron.選手に投げた曲がこちら
選曲理由をこの機会にご紹介します。
・JUNKIE FLAVOR[EXH 16] 当時女神自己ベスト:S-PUC1~2回
初見でプレーしたとき自分が全然できなかった為、相手が対策不足なら刺さると考えた。そしてBPLS2の課題曲ではなかったから
・croiX[EXH 16] 当時女神自己ベスト:S-PUC結構出てた
最初は[INF]のほうを投げようと考えていたが、[EXH]のほうが縦連がDに来るため光らせにくいと考えた。そしてBPLS2の課題曲ではなかったから
・Harpuia[EXH 17] 当時女神自己ベスト:S-PUC2~3回
JUNKIEと同じく久しぶりにプレーしたとき自分が全然できなかった為、
相手が対策不足なら刺さると考えた
・春告胡蝶[MXM 18] 当時女神自己ベスト:PUCほぼ安定
通常スコアで投げる想定、練習でミスすることがほぼ無かった上に
siron.選手がエラーを出すビジョンが想像できたから
・MAX BURNING!!(FOR INFINITE EXTENDED VERSION)[INF 18]
当時女神自己ベスト:通常スコアでPUC数回、ギアで998付近
ワンチャンギアを打つ想定もしていたが基本は通常スコア想定
BPLS2の課題曲ではない上にメガミックスモード専用譜面であること、
そしてLv19に匹敵するほどの片手力を必要とするため、相手がプロ選手といえどもこの曲は997付近を出せればほぼ勝てるだろうと考えた
siron.選手の選曲がこちら
結果は………
自選曲のcroiXをS-PUCで返されてしまい
その後相手からのギアLv2を2回通されかなり劣勢な状況。
しかしその後、自選曲のジャンキー赤ギアLv3を区間S-PUCで通し
なんとかアウトロ勝負に持ち込み、
練習では数回しかやったことのなかったHarpuia赤のアウトロ区間Lv3すらもS-PUCで通し…
……なんと勝利しました。
この後の試合に関しては女神杯の動画をご覧ください
(コメント欄にタイムスタンプがあるので是非見てみて下さい。)
自分にとって初めての大会出場となった女神杯ZERO、
siron.選手を絶対に倒すと決め、
自分でも未だに信じられないスコアを本番で出し、実際に結果を残した。
僕のボルテ人生で間違いなく何かが変わった瞬間でした。
BPLS3 GiGO結成配信にて siron.選手の言葉
少し時は進み、BPLS3 GiGO様の結成配信が2023年12月2日に行われました。
この配信の中で「気になるチーム・選手は?」という質問がありました。
siron.選手「まぁ、個人的に因縁があるというか、メガミックスバトルの大会(女神杯ZERO)で僕が1回戦で当たってコテンパンにされた相手がいるGAMEPANICさんですね」
「あれ結構ありがたかったというか、あれでもっと火が付いたというか」
「(あの時)じゃあアウトロ僕もS-PUC出せば勝ってたんだなと思って、じゃあそうなるしかないやと思って練習してるんですけど」
siron.選手から明確にあの1戦の後の心境を聞けたのはおそらくこの配信が初めてでした。
あの1戦での僕の最大級の喜び、それと同時に
siron.選手もあの時の負けは闘志を燃やす1戦となっていたんだ、ということを本人の言葉で聞くことができました。
これを聞き、BPLS3、先鋒戦で直接対決が起こってしまうようなことになれば、俺は絶対に負けたくないし、あの時以上の熱意で迎え撃ってやると心に決めました。
そしてBPLへ
BEMANI PRO LEAGUEを知ったきっかけ
元々はBPL2021のIIDXから少し見ていました。それからS2でボルテもBPL機種の対象に入ることを知り、より興味を持って見るようになりました。
当時自分とVFが一番近かったsiron.選手とシンプルに僕がYouTubeチャンネルをよく見ていたS2、現S3でROUND1所属のぽてさつ選手を応援していました。
また、この時大将戦3曲目の初見曲はあえて見ずに翌日ゲーセンに行き、自分で初見プレーのスコアを撮り、その後プロ選手が初見で出したスコアと比較していたりしました。
エントリーしたきっかけ
やっぱり女神杯ZERO1回戦の勝利経験がかなり大きかったです。
正直、あの時大敗していたらBPLS3のプロテストは見送っていたと思います。
あの経験から「俺ってプロ相手にもこんなに戦えるんだ」と強く思うようになり、自分がどのぐらいBPLの舞台で通用するのかを試してみたくなったことが1番の理由です。
他にも、第11回ランクマッチ(メガミックスバトル)では大量の対戦回数と勝利を重ね、ランクマッチのランキングで初めて1位を取れたことから「俺ってメガミックスバトル得意なのかも」と自覚しました。
S2時点ではまだまだ発展途上だったメガミックスバトルを得意とすればS3では唯一無二のアピールポイントとすることができる、と考えに至り
めっちゃ頑張りました(語彙力消失)
あとはSOUND VOLTEXというゲームが今よりもっと人気のコンテンツになり、盛り上がっていってほしいという気持ちがあり
同じBEMANIシリーズのビートマニア、DDRなどは過去に一大ブームを起こしたことで、
普段音ゲーをプレイしていない人でも名前だけは知っているぐらいの知名度があります。
体験談でいうと以前、職場にいたおばちゃんでもDDRとビートマニアは知っている、ということがありました。(ボルテは知らないって言われた…)
普段音ゲーをプレイしていない人にも名前が伝わっているような音楽ゲームになってほしい、その盛り上がりの一助になれればという思いがBPLにかける思いの根幹になっています。
二つ名の由来
「勝利に導く、女神の加護」
僕のBPLS3の二つ名です。
これにした理由はシンプルで、先程紹介した第11回ランクマッチ、メガミックスバトルにてトップ10位が貰える称号(勝利の女神★★★)に順位表記が無かったため、1位感のある称号が欲しかったからです。
メガミックスがほかの人より得意というのを表して、かつ「勝利の女神★★★」を付けてるやつは大体友達、的なニュアンスを含ませられる為、この二つ名にしました。
かいなるさんが用意してくれた質問集
Q.好きな楽曲を3つ挙げてください。
・La danza del fuego(オシャレすぎ、フラメンコ系の曲が”癖”です)
・AμreoLe ~for Triumph~(カッコ良すぎ)
・勇者の卒業式(泣く)
その他100曲はあります。
Q.好きな譜面を3つ挙げてください。
・Quietus Ray[EXH](終盤の曲と譜面の一体感マジで神)
・Snowmelt[MXM](無理なく忙しい指押しが楽しすぎ)
・MILITARY R04D[MXM](144小節の16分トリルから感じる自分の押せる限界ギリギリ感が好き)
Q.他にやっている音楽ゲームはありますか?
BEMANIシリーズだとIIDX、ポップン、DDR
他社音ゲーはチュウニズム、オンゲキ、テトテコネクト、デレステ、Cytus IIなんかを広く浅くやっています。
今はシーズン中なのでボルテに集中しています。
Q.得意なジャンルを教えてください。
単発系、腕押しで16分とか8分が捌ける譜面
Q.試合以外にteam GAMEPANICにてやってみたいことはありますか?
・team GAMEPANICで普段やってない音ゲーに触れる会
・ほしケチさんにクレーンゲームの攻略法を教えてもらおうの会
Q.シーズン後、個人的にしてみたい活動はありますか?
配信を積極的にしてみたい
Q.前半3試合で特に良いプレーができたと思う箇所を教えてください。
シルク戦→Holy Legacy 何であれで引き分けやったん?
レジャ戦→メガミックスバトルでかわちゃん選手から飛んできたギアLv3のWings of Glory
Q.前半3試合で印象に残った試合はありますか?
アピナ戦の中堅でKN5が他選のsink into the dreamを-5個で通し、しかも1点差で返した瞬間マジで叫びました
Q.好きな食べ物・飲み物を教えてください。
うどんと甘いグミが好きです
飲み物は一時期ほぼ毎日ヨーグリーナ飲んでました
Q.それ以外に好きなものがあれば教えてください(例えば動物とか)
ヘビに餌やる動画とか好きです
Q.音楽ゲーム以外の特技を教えてください。
一時期インドネシア語を独学で少し勉強していました(Hololive Indonesiaのコンテンツ視聴をモチベにやってました)
(あとあんまりみんなが知らない言語学ぶのが古文書解読みたいで楽しかった)
Selamat pagi(スラマッパギー)がアニメの「日常」で使われていたらしいからその単語だけ聞いたことある人いるかも?
Q.音楽ゲーム以外の趣味を教えてください。
音ゲーが無かったら格ゲーやってたと思います
・スマブラ(ロゼッタ&チコ)
・ギルティギア(ジオヴァーナ)
・ミリオンアーサーアルカナブラッド(ビスクラヴレット)
・マジシャンズデッド(リプル)(つい最近PS5と4で家庭用が発売されました。ゲーム評価はともかく僕の青春の1ページです)
今後の意気込み
僕のBPLS3における強みとはメガミックスバトルの高い理解度と精度力
そして中堅戦において気を抜いていると他選まで食ってしまう基礎精度力の高さ
この強みをふんだんに生かしてチームに1ポイントでも多く貢献し、流れをこっちに呼び寄せ、KANEKO選手やKN5選手に繋ぐ。
3巡目としての役割を完璧に果たす。
「勝利に導く、女神の加護」の二つ名にふさわしい活躍を皆さんにお見せできればと思います。
2/25現在までの配信でチームとしては3試合目が終了し、勝ち点は6
GAME PANICは2位にいますが、セミファイナル進出を濃厚にさせるには少なくともあと1勝、確定させるには2勝が必要です。
ここからの対戦相手は
・GiGO
・Tradz
・ROUND1
と引き続き強敵との戦いが続きます。
その中でも来週配信されるGiGOとの1戦は今回の記事でも紹介した通り
”あのsiron選手が僕の先鋒戦での対戦相手”となります。
今回のnoteを読んでくれた人へ、
拙い文章でしたが読んでくださり本当にありがとうございます。
ここまで読んでくれた方ならば、この対戦カードに背景情報が追加され、それぞれ心に秘めた感情、カメラで捉えられた表情、動作の意味がより濃くなって見えてくると思います。
2月28日(水)第15試合────。
因縁の対決を、見逃すな。
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