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音楽に縋る

昔から音楽が好きだった。
幼い頃からテレビの音楽に合わせて歌ったり踊ったりするのが好きだった。
6歳の時に地元の合唱団がやっているミュージカルを見て、一気に音楽がやりたい。そう思った。
それでその合唱団に入って、いっぱい歌った。
分厚い楽譜ファイルが全て埋まるほど沢山の歌を覚えた。
ミュージカルもやった。あまりいい役は貰えなかったけど、それでも全力でやった。

小6で、親が離婚して学校に行かなくなって。
それからというもの毎日音楽を聴いてた。
色んなジャンルを聴いた。

中学生の頃、誕生日プレゼントとして祖父からギターを貰った。
最初は難しくて全然弾けなくて、すぐ諦めた。

その後高校に行くことになって、手続きとかが忙しくて音楽を聴く機会があまりなくなった。

高校に入ってから軽音部に入り、音楽に触れる機会がとても多くなった。
軽音というジャンルは私にとって新しかった。今まで合唱やミュージカルしかやったことのない私にとっては、新鮮でとても面白いことだった。
中1の頃少しだけ打楽器をやってたこともあり、ドラムを始めてみた。そしたら日に日にドラムが好きになって、見事にハマっていった。
そして、ギターをしている同級生を見て、いいな。私も弾きたいな。そう思い奥の方に閉まっていたギターをまた引っ張り出してきた。軽音部で使うエレキとは違いアコギだけど、それでも弾いてみたい。
それで暇なときはひたすら練習した。そしたら段々と楽しくなって、あっという間に1曲弾き語りが出来るようになった。
もちろん指はボロボロだし、音も綺麗に鳴らない時がある。それでも幸せだった。
私自身が音楽を弾き、私自身が音楽を歌う。そのことがとても幸せだった。

少し暗い気分になったときも、音楽は寄り添ってくれた。
落ち込んだ次の日は、ギターやドラムを思いっきり弾き、ストレス発散した。

そしてこの間、遂に念願のエレキギターを買った。安いやつではあるものの、ちゃんと音も綺麗で、初めて弾いた時は感動した。
まだ、あまり上手に弾けないけど、いつか人前で弾けるほど上手になりたい。

これからも、私はずっと音楽の側から離れないと思う。
身近にあり、1番幸せを感じること。
それが音楽。

音楽があってよかった。
音楽がある限り、私は幸せ者だ。

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