大腸カメラデビュー(ついでに胃カメラ)本番!
人生初の大腸カメラデビュー。
3日目前から準備に入ります。
ここから、
本当に恥をしのんだ大腸カメラの様子をレビューしていきます。
この歳になってそんなに恥ずかしいことはないのですが、
さすがにこれは・・・とは思いつつみなさんのお役に立てればいいなと
思い切って記事にしてみました。
お食事中の方はご遠慮いただいた方がいいかと・・・
では、私の経験した大腸カメラの様子です。
いよいよ検査前日。
一泊入院するのだ。
数少ない駐車場をゲットし、病院に。
こないだの受付の人とはうってかわって
かわいくて優しいスタッフにホッとする。
2Fの待合室で待つ。
「2回目なので慣れているのよ」
(前回注意を受けたので)
というフリで
きちんと血圧を測っておく。
病室に案内され、
明日の検査の説明を受ける。
うっかり入院のことについて、いっさい聞くのを忘れた。
そして
最初の悲劇に気づく。
夕食は出ません
聞いてない!
いや、案内用紙を忘れた私が悪い
(当たり前)
昼ごはんも軽くしか食べてこなかった。
さらに追い討ちをかける悲劇・・・
入浴
時すでに遅し・・・
この日は月曜日。
時間は写真にあるように
14:43
入れるのは 女
15:00まで
風呂・・・
本日35度・・・
シャワー浴びてきてよかった。
車できてよかった。
そして緊張の
15:00
こちらがやってきた。
デデン!
容量1800mlの下剤
こいつをまず 30分で900ml 飲め!
との指令。
ちなみに無料で
お茶・水・スポーツドリンク
が飲めるので、
私はスポーツドリンクを飲んでいました。
いざ!
下剤!
ウンウン、意外とイケル!
スポーツドリンクと言われればそんな感じ。
下剤→スポーツドリンク
このごまかし作戦でいくことにする。
私天才!
ただ、30分かけて
900ml
さっきまでの空腹は嘘のよう。
おなかいっぱい・・・
きっと暑くてのどが渇いた状態ならゴクゴクいける。
しかし、
若干寒いくらいのガンガンにクーラーのきいた部屋で、
900ml
とりあえず300mlずつ、3回にわけて飲んだ。
ラスト、どうせならと
下剤→お茶にかえてみた。
こっちの方が正解だった・・・
隣の入院してる方からもゲップや
「ハァー」
というためいき。
みんな一緒に戦っている。
とにかく一気に900mlはつらい・・・
これから待ち受けている
先輩方の教えにある、
トイレ通いにも若干恐怖を覚えてきた。
30分後
飲めたかどうかの確認にきてくれて、
明日の病衣の説明。
こちらが大腸カメラの時にはくパンツ
穴があいているのがおわかりでしょうか?
隣の二人には
夜に向けてのパッド(おしめ)をおすすめしていたけれど、
私にはその説明はいっさいなし。
(でも大丈夫!持ってきてるから!)
というか、私がまさかの
生理と重なる
というアクシデントに看護婦さんも慌てたのだろう。
一応確認済みだったのですが・・・
とにかく寒い(クーラーききすぎ)
大人しく入院着に着替えて布団に入ろう。
アマゾンプライムを観ながらウトウト・・・
(VIVA! アマプラ!気分転換にちょうどいい)
15:30
心配してくれた人のLINEで起きる。
そういえばトイレに行きたいかも
レベルで行く。
ちょっと出たな~
の予想を越えてけっこう出た。
(一瞬写真を・・・と考えるも、
恥じらいが勝つ。
この段階では。)
目の前にトイレがあることに安心していたけれど、
便座は一つ。
同じ時間に下剤を飲んでいるのだから、
同室のだれかとトイレが重なる可能性に気づく。
というか、帰ってきたら同じ病室の人が遠くのトイレから帰って来た。
かたじけない。
とにかくおなかがすいて仕方ない。
お腹にいれられるのは
水・お茶・スポーツドリンク のみ。
下剤でおなかいっぱいになったのは遠い過去。
もうスポーツドリンクだけは勘弁と、ひたすらお茶を飲む。
ドリンクバーより元はとれてる。
アマゾンプライムを一本見終わり、
LINEタイム。
今までのいきさつをひまにまかせて送りまくる。
一番のアドバイスは、
「便の写真を撮っておくってくるのはテロだ」
というアドバイス。
理性が働いてよかった。(この段階では)
20:00
もっとトイレに通うのかと思いきや、全くその兆候なし。
夜中心配なので、とりあえずオムツにはきかえたい。
しかし生理により、トイレでしかはきかえられないという事態。
こればっかりはしょうがない。
申し訳ないとは思いながら身障者用のトイレで着替える。
消灯前に歯を磨いたり、顔を洗っておきたい。
しかしどこでやったらいいかわからない。
全く聞いておくのを忘れた。
スタッフは見当たらない。
(さすが個人病院)
とにかく何も説明されていないことに今さらながら後悔。
同室の二人とも、はじめてではなさそうなので
先輩方にここは大人しく従おう。
まさか歯をみがかないというわけはあるまい。
新人は大人しくしているのが一番だ。
と、一人が動き出しそうとしている!
あわててお茶をくみにいくふりをして外に出る。
隣のちょっとヤンキーそうなお姉さんに
思いきって洗面の場所を聞く。
笑顔で答えてくれた!
きっと常連さんにちがいない。
もう一人の同じ部屋の方も出てきた。
ご年配の方で、なんと共にはじめてだというではないか。
「がんばりましょう!」
とはげましあう。
こんなことならもっと早くにさりげなく出会うようにして
話しかけていればよかった。
結局トイレで洗面することが判明。
お茶もくんだし、
洗面もした。
消灯まで
あと20分。
明日はまさかの
5時起き・・・
夜中じゃん・・・(私にとっては)
消灯後、お二人はすぐ寝られた模様。
私にしてはめずらしく小一時間寝れなかった。
だってまだ
22:00
00:20
軽い便意と尿意を感じる。
眠いので無視しようとするも、
いちおうトイレへ。
まさかの緊急事態!
もらしている…
(便)
いつの間に・・・
そんな気配はまるで感じなかったのに・・・
オムツのギリギリまで・・・
(やわい便が少しですが)
オムツは替えがラスト1。
そもそも2枚しか用意してこなかった私が悪い。
しかし、これから何があるかわからない。
ここは何とかのりきりたい!
とりあえず応急処置として、ナプキンで漏れた部分まで覆ってみた。
なかなかいい感じ!
0:45
チョロっとした便意。
ヤバイ!また漏らす!
ギリギリセーフ。
まだまだ出そうなので、もう少し起きていることにする。
これはもうオッケーな便状態では?
と期待するが
もう少しがんばりましょうレベル
何だか眠れなくなり
noteで
#大腸カメラ
を検索。
有料にしている人を見つける。
これだ!
こんな恥ずかしい記事、没にしようかと思ったけど、
これならいける!
と変なテンションによりひらめく。
(結局、こんな記事では有料にできず)
0:35
危ないセンサー働く。
あわててトイレへ。
まだ出そうな雰囲気。
ふいにひらめく
そうだ!
このままトイレで過ごそう!
誰かがみまわりにきたって
「お腹が痛くて…」
という立派な理由がある。
それに病室で周りに気を使ってライトをつけるより、
トイレにいた方が明るいし、
同室の人の迷惑もかけない
まさに一石二鳥。
そしてついに
禁断の行動に出る。
便の証拠写真
とってやった!ついにとってやった!
(さすがに公開できない)
約30分後
便座に座り続けたため
ついにお尻が痛くなり
一旦部屋に戻ることにする。
大腸カメラについての記事をみると、
みなさん面白おかしく、テンションが高め。
わかる!わかりますよ!
この心境になりますよね!
2:30
何だか眠れないな~と、
YouTubeをみつつウトウト・・・
すること15分。
またしても恐怖で目がさめる。
3:37
2:30同様に目がさめる。
2回目の便の撮影。
この時間帯は眠くて記憶がさだかではない。
4:00
起床まで一時間。
眠い😪マックスに眠い😪💤💤
5:00
やっと眠りについたところで
さわやかな笑顔のスタッフさんが
「おはようございまーす。
これお願いしまーす」
魔の液体をドン!
昨日の経験をふまえて
お茶とスポーツドリンクを用意。
お腹も空いてないので飲みたくないが、
そんなことは許されない。
ここが踏ん張り時。
ついに飲みきる!
みんなの言う、1番のつらさはのりきった。
歯でも磨いてリラックスしようとしたところ、
「下剤の泡を消す薬です。今飲んでください。今です!」
(なぜか強い口調)
写真を撮る余地ナシ。
5:40
とりあえず洗面。
肌があれまくっている。
一泊だからと適当なものを用意したけれど、
こんな時こそきちんとしたスキンケア用品を持ってくるべきだった。
自分いたわるの大事。
6:30~7:30までに便が出きらないと
さらに下剤の追加だと告げられる。
がんばれ私の便!
とりあえず
「歩いてくださいねー」
とのことだったので狭いろうかを歩いて
そういえばまだ探検していなかった
病院自体を階段で行ったり来たり。
上の階に
洗面所
お風呂
発見。
一言教えてほしかった。
それにしても誰一人歩いていない。
みんな余裕なのかな?
歩きながら、
「そうだ!Googleさんにはやく便を出す方法をきいてみよう」
と思いつく。
便秘にはツボらしい。
Googleさんの教えてくれるツボをおしまくる。
ん?ちょっとグルグルいってきた。
そして水分をとりまくる。
最善を尽くさねば‼️
ジャスト6:30
キター!
ウンウン、水しかでてない感じ。
一発合格なるか!?
看護婦さんを呼ぶ。
残念・・・
(まあまだ1回目だし。そう甘くいくものではない)
あちこちから看護婦さんの
「アラー流しちゃった?」
の声。
もったいない・・・
みんなもう少し緊張感を!
6:45
ツボを寝転がりながらおしてると、またキター!
これはちょっと肛門を閉めなければヤバイ感じ。
また漏らしてしまう!
今回はもういけた!
という確信。
が、
不合格・・・
自己採点では合格だったのに・・・
でも、きっと次は大丈夫!
6:50
ほうじ茶と麦茶を飲んで
再挑戦
今回は自信がない・・・
絶対不合格だ・・・
看護婦さんを呼ぼうかどうしようか迷う。
何度も呼ばれて何度もこんなものを見せられて、
怒られないだろうか。
でももし万が一合格していたら・・・
思いきって呼んでみる。
「ダメですよね~」
不安そうにたずねると
満面の笑顔で残念!という手を叩きながら
「わーダメねえ!がんばって~。」
ステキな看護婦さんでよかった。
ここにきて、お掃除のおばさん登場
使う片っ端から掃除。
目の前のトイレを掃除されたので、
念のため違うトイレでスタンバイ。
ちょうど、もよおす。
今回はいける!
と出た感じで確信したが、多分不合格・・・
看護婦さんを呼ぶと違う看護婦さん。
まさかのこれでもしょうがないというあやふやな合格?
私はもっとちゃんとした
「合格!」
がほしいのだ。
トイレに行く前には必ずお茶を飲んでいた。
ラスト10分
さっきの看護婦さんは朝から4回目に少し驚いていた。
私、きっと頑張ってる。
優等生だと思う。
ラスト5分
お茶を飲みまくったおかげで、
まだもう一回出そうだ。
最後をかざるのは、通いなれたトイレにしよう。
完璧だ!
合格を確信する。
最初の優しい看護婦さんが来てくれた。
しかしそこにもう笑顔はなく
「うーん、本当はダメですから。
診察に呼ばれるまえに出るようならもう一度出してください。
もう呼ばなくていいですから」
やはり何度も呼ばれるとイラついた模様。
でも、もう私もガンバれない・・・
お茶を飲みすぎて気持ち悪いのだ。
一時間の間に5回って中々頑張ったけれども・・・
結果が全てだから仕方ない。
しょせん世の中は結果が全てなのだ。
あきらめて持ってきていた本(「52ヘルツのクジラたち」)を読む。
何となくもう一度頑張れそうな気がしてトイレへ。
全く出る気配はなかったものの便座に座ると出てきた!
これは???
もう呼ばなくて良いと言われている以上、
自分でジャッジをくだすしかない。
多分不合格・・・
悔しい!
8:00
これで本当の本当に最後と思いたい。
答え合わせが出来ないのが悔しい。
でもこの透明かげんはおそらく合格だろう。
もう力尽きて、
結果よりその過程が大事
だというセリフを思い出す。
8:00すぎ
看護婦さんの交代のようで、
きれいな方が
「スミマセンせっかくキレイなお便出てるのに、
今日外来混んでてちょっと検査遅れます。」
とごあいさつに。
お便!
何と上品な!
ここからは
便ではなくお便と書こう。
8:35
まだお便が残っていた模様。
もうどうでもいい。
というか、
問題はお便の状態より
大腸をキレイにすることなのだから、
お便の状態はただの目安じゃないか。
さすがに疲れはて、退屈になってきた。
ちなみに
トイレにはこんなお茶目な事が書いてあったが、
なめてもらっちゃ困る。
もはやプロ中のプロである。
そうこうしてるうちに何と!
私がトイレにこもっている間に同室の方は検査に行っている!
もう一人はすでに終わっている!
お腹が減っていることと、眠いのでイラついてくる
9:30
やっと検査。
紙パンツと長い病衣に着替え、
いざ本番。
眠くてたまらなかった私も
ベッドに寝かされるとさすがに緊張感が走る。
まずは胃カメラ。
のどに16回のスプレー麻酔。
まずいし、口の中がしびれる。
さらに腕にも麻酔。
眠らせてくれる病院もあるらしいけれど、
全く眠るなどゆるされず、
前回同様ゲーゲー嗚咽すること数回。
カメラの中の映像は気持ち悪い&こわいので、
ひたすら時間とにらめっこ。
3分ほど経過。
胃カメラはやはりつらい。
次にいよいよ
大腸カメラデビュー
こちらは痛いことは全くなく、スルッと入る。
(それが気持ちいい方たちもいることだし。)
恥部をみせるのは、恥ずかしいけれど相手はプロ。
何も感じないだろうけれど、
先生一人、看護婦さん二人にお尻をみられるのは少々恥ずかしかった。
またまたカメラにうつる映像は気持ち悪い&こわいので、
ひたすら時間とにらめっこ。
約11分。
何の苦しみもない!
うわさによる押されて苦しいという感じはまるでなし。
しかし肛門をしめないと今にも漏れそうで、
気が気じゃない。
漏れる人も多いだろうな~
けっこう奥まで入り、中に空気をおくるとのこと。
先生は
「おならしたくなったら遠慮なくしてくださいね~」
と、やさしく言ってくださった。
しかし、おならですめばいいけれど、大量に漏らしたら・・・
やはり気が気じゃない。
大腸カメラ自体には全く痛みはなく、
大腸カメラを入れるだけなら全然いける。
胃カメラから比べたら全く痛みも何もない。
看護婦さんがお尻をふいてくれても気持ち悪い。
お尻にまだお便がついている気がしたけれど言い出せず。
「先生からのお話ありますからね~」
そうだった!
1番のメインイベントはここだった!
(すでにやりきった感)
ニコニコとむかえてくれた先生は
「胃の方は前回と同じくポリープはありますけど、
良性なので問題ありません。
大腸も、この辺便で見えませんが(大丈夫か?)
大きなポリープはありませんから。
入り口に軽い痔はありますが、問題ありません。」
予想外の
痔
に軽くショックをうけるが、
どこも悪くなかった!
バンザーイ!
一刻も早くお尻をふきたくてたまらない。
しかし、全くお便はお尻についておらず。
さすがプロ。
キレイにふいてくれていたのだ。
さて、何もないということはこのお腹の痛みはなんなんだ?
検査の後、院長先生から診察があると思い待つ。
「あとは会計お呼びしますから~」
ん?診察は?
看護婦さんにたずねると
「さっき聞かなかったのか」
と怪訝な顔。
そりゃそうだ。
さっきたしかに
「先生からのお話ありますからね~」
と言われていたではないか・・・
あの人が先生だとは思わず、もう一度診察。
症状からいって、胃の方じゃないかと。
薬を飲むか飲まないかは本人次第とのこと。
私は薬を大量に飲んでいるので、今回は飲まずに我慢。
あまり納得のいく結果ではなかった。
とりあえず各方面にご報告。
続々と(かなり盛ったw)お祝いメッセージが届く。
こうして大腸カメラデビューをはたしたのだが、
次回は入院せずに日帰りでやろうと思う。
どっちみちつらいなら、
2日もかけてやる必要はない。
一回でいける気がする。
という自信をがついた。
結局大腸カメラのこわさは
カメラをお尻に入れることではなく、
その前の
・1800mlの下剤を飲むこと
・とにかくお便がとまらない
この2点。
良い経験になりました。
でも、お腹がずっと痛くて・・・
という人には大腸カメラも胃カメラもおすすめします。
「この痛みは何?」
という不安を打ち消す安心材料になりました。
ちなみに前の晩から昼まで何も食べていなかったので、
おなかがすきまくっている。
「もう食べられる!」
真っ先に大好きなマックが浮かんだけれど、
さすがの私もそれは我慢。
とりあえずスーパーに行って、
ネットで調べたおなかにやさしいものはないかとウロウロ。
寿司が安い!
(今スーパーで買う寿司って激安ですよね)
今回がんばったお祝いに寿司にしよう。
ついでにどうしても生クリームが食べたい!
とロールケーキも買って一気に食べる。
その後、今までになかったような
おなかの痛み・・・
何も学んでいない。