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自己肯定感を紐解くー理論と臨床と実証ー

どーも、あんどぅです。

本日は私の尊敬するPTの1人、めぐめぐの記事です!!
めぐめぐは、患者さん・利用者さんの心理的側面にすごく寄り添っているんですよね。それもきっと過去の経験からくるものなんだと思う。

そんな過去の経験も赤裸々に語ってくれていますよ〜!!

ブログはこちら!
いつだってシンプル。〜心と、リハビリテーションと、時々おかん〜

そして、訪問リハビリセラピストが集うオンラインサロン【リハビリコネクト】の運営メンバーでもあります!私も入ってるけど、ここは盛り上がってまっせ!!(無料だよ!)


では、ここから↓

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はじめまして、田中めぐみと申します。
Physio365のあんどぅさんからお声をかけていただき、初めて書かせていただきます。今回は主に心理領域で使われる「自己肯定感」という言葉についてまとめました。

私の臨床観を入れつつも傾聴の基本も書いてあるので、ラポール形成が苦手だと感じているセラピストや学生さんにも読んでいただきたいです!
5-7分くらいでサクッと読めます。

1、自己紹介

まず、あなた誰やねん!という方も多いと思うので、簡単に私のことを。

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PT2年目で医療現場から離脱し、桃農園で桃の売り子をしていました!
「とりあえず3年同じ場所で働かなくては!」とか思うタイプの人間だったのですが、今では自分の固定概念が崩れた良いきっかけだったなぁと。

2、自己肯定感とは 

近年、文部科学省が日本の子供たちの自己肯定感について調査を続けており、諸外国と比べ学力がトップレベルにもかかわらず、自己に対する肯定的な評価(自己肯定感)が低いというデータが出され問題となっています。

また、適応障害やPTSD(心的外傷後ストレス障害)、新型うつ等、こころの病が増えてきている中、自己肯定感という言葉もよく登場するようになりました。

「自己肯定感」は1994年に高垣忠一郎氏によって提唱されました。

自己肯定感とは、

自分自身のあり方を肯定する気持ちであり、自分のことを好きである気持ち。私が私であって大丈夫という感覚。

この言葉を提唱した高垣氏は、教育現場で子どもたちの不登校のカウンセラーを30年以上行った大学教授兼心理カウンセラーです。

不登校の子供たちをただ学校に戻すだけ、子どもを褒め続ければいい、そういう問題ではなく、子どもたちの心に耳を傾け、自由な生き方を支援する必要があると考えカウンセリングを行ってきた人物です。

「自己肯定感」の定義ですが、実は様々な定義がされており、多くの意味を持つ便利な言葉として使われているのが現状です。
高垣氏の提唱のほかに、

自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。※1 
自己に対する評価を行う際に、自分のよさを肯定的に認める感情。※2

など、さまざまに解釈されています。

なんとなくニュアンスは似ているのですが、定義がいくつもある。なんだか曖昧な感じがしますね。

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