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腎不全でチェックすべき検査所見

皆さま、お世話になっております。
あんどぅでございます。


GWいかがお過ごしでしょうか?
もちろん「GWって何?グループワークですか?」みたいな人もいるでしょうw

私は子どもが小学生にあがるに従って土日祝休みの職場に転職しておりますので、カレンダー通りのお休みをいただきました!!


もう働きたくない!!!


とは、ならないんですが、やっぱり早起きはしたくないですねw
できることなら毎日9時間眠りたい、、、私の抱えているタスク的になかなか現実的ではなくてせいぜい6~7時間程度の睡眠時間で日々を過ごしています。(そこそこちゃんと寝ているww)



さて、本日は何回かに分けて書いております腎臓シリーズでございます!
本日のテーマは「腎疾患の検査所見」ですっ!!!



腎不全で押さえておきたい検査所見

①タンパク尿
②クレアチニン(Cr)
③血中尿素窒素(BUN)
④クレアチニンクリアランス(Ccr)
⑤カリウム(K)
⑥ヘモグロビン(Hb)濃度

この6つはおさえておきましょう!!
もちろん他にも影響はあるのですが、、、多すぎても分からなくなりますので、この6つに絞っていきますね(^^♪




①タンパク尿


これは尿検査で分かります。(”尿”ってついてるしねw

タンパク質は糸球体のフィルターをほぼ通過しません。
僕は学生時代に「タンパク質はお相撲さん」と教わっていましてw
なぜかというとタンパク質ってでかいんですよ。だから、半透膜とかを通過しなおことがほとんどなんですね!ってことで基本的に糸球体もタンパクは通過しません。

ってことは糸球体のフィルターが壊れてしまうと尿中にタンパクが流出してしまうわけです。

尿検査でタンパク(+)の場合は糸球体腎炎を疑います。

尿中にタンパク質が流れ出ていってしまうと血液中のタンパク質濃度が低下するので、膠質浸透圧が変化して浮腫んできます!!

ちなみに血液中のタンパク質濃度が低下するってことは血液検査によるタンパク質の値が低下することも考えられるわけです。もちろん低栄養とか他の要因もあるので、これだけで「腎機能低下」とは言えませんが!!





②クレアチニン(Cr)


Crは体内で生じる代謝産物です。

不要になった代謝産物は尿中に排泄されますが、糸球体濾過量(GFR)が低下すると体外に排泄できずに血中濃度が上昇してきます。

【GFRって何?】
GFRは糸球体濾過量のことで、腎臓が1分間に濾過できる血液量です。
腎臓の糸球体は簡単に言うとフィルターの役割を持っています。そのフィルターが1分間にどれくらいの血液を濾過して、尿をつくれるかっていう指標です。

尿量が減少して、急激(1日に0.5mg/dL以上)なCrの上昇は急性腎不全が疑われます。その場合はカリウムも検査しているはずなので確認しましょう!

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