訪問看護業界の今後を徹底考察!
どーも、あんどぅです!
本日はスペシャルなゲスなライターです。
僕は訪問看護ステーションで働いているのですが、同じく訪問看護業界で働いていて、すっっごく尊敬している中田さんです!!
一緒にプロジェクトまわすと中田さんの敏感…じゃなくて敏腕っぷりをヒシヒシを感じます。超敏感…じゃなくて超敏腕なPTです!!
では、バトンタッチします〜!!
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皆さまはじめまして。
訪問看護の現場で働く、理学療法士の中田と申します。
最近よく感じるのですが、在宅の現場はとても面白い。
自分は今まで、いろんなところで働いてきました。そんな中、在宅はかなり性に合っているみたいです。
今はまぁなんというか「普通のPT」をやっております。
みなさんどう思います?普通のPT。
別に何も悪くないですよね。
ただ、普通のPTだと将来が不安だ…と考えている人も多いはずです。自分の将来設計に悩んでいる状態ですね。
なんだか、
「未来がないのを業界のせいにするな」
「未来がないのは"あなた"だ」
みたいなものをTwitterで見た人も多いかと思います。
これ、ちょっときつくないですか?笑
たしかにどんな業界でも活躍する人っています。でも、業界というのは結構大きなインパクトがあります。今伸びている業界で働くのと、今落ち目の業界で働くのは全然違うじゃないですか。
そこで、訪問看護の業界を見直してみました。
世間では、
「高齢化社会だ!医療費削減だ!どうするんだ!?」
となっていますが、そもそも「出来るだけ病気にならず、長生きする社会」を実現させた結果が高齢化社会です。本来はポジティブワードでも良いはずなのに、その大前提が覆されてネガティブなワードしか出てこないわけです。
今、訪問看護の業界も、ネガティブな要素はたくさんあります。ただ、ポジティブな要素はないのでしょうか?普通のPTが、普通に働くことは難しいのでしょうか!?
今回、そんな視点で記事を書かせていただきます!
(訪問看護業界についてです。セラピスト全体は自分にはわかりません)
今の市場がどうだとか、財源がどうだとか、高齢者問題がどうだとか、そんなことをつらつらと書いています。厚労省などの行政から出たデータを参考にしているので、眠たくなる人はまとめだけ読んでください。
<介護関連費用の内訳から考える>
介護に関係する費用はどんどん増えていますね。国の財源は限られているので、かかるお金は出来るだけ抑える必要があります。当然世間一般では報酬が下がると言われていますね。
「削減」というワードでネガティブになりそうですが、その前にちょっと確認です。どのくらいのお金がどこに使われているか、介護保険の総費用内訳を見てみましょう!
厚生労働省:介護保険制度をめぐる状況について2019.
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000482328.pdf
見て分かる通り、訪問看護にかかっている費用は総額の2.5%です。そのうちリハの割合はもっと下がりますよね。
訪問看護の2.5%というのは、決して少なくない額です。ですが、財政を考えた時にテコ入れする優先順位は下がります。
とある行政関係者の方の講演会に行った時に聞いたのですが、居宅サービスで削減の優先順位として高いのは
・デイサービス(通所介護)
・ケアプラン(居宅介護支援)
とのことです。
デイは12.7%と割合が高いです。居宅介護支援は訪問看護の約2倍の費用を使いながらも自己負担ゼロ。さらにどんどん費用が増加することが予想されています。
介護保険の費用抑制を行いたいのなら、より目的に叶う所から削減が始まると思いませんか?ちなみに、施設系のサービスは削減が難しいとのことでした。
医療費や介護保険の予算に対して、漠然とした不安を抱えてしまいがちです。
シェイクスピアの言葉にこんなものがあります。
“目の前に現れる恐ろしさなど、 想像が描き出す恐怖に比べたら、 とるに足らぬものだ”
想像の中の恐怖は、実際に起きるものよりも強く感じるものです。
適切に知り、適切に怖がることが大事ですね。
<財源から考える>
こういった国の予算を考える時、GDPと比べるのをみたことがありませんか?
GDPはざっくりいうと、日本で生み出されるお金のこと。「収入」と捉えればイメージはつきやすいですね。
2019年度の国の防衛費がGDPの約1%で…とか、こんな感じのものを見たことはありませんか?医療福祉の分野で、GDPをイメージする方は少ないです。しかし、国家予算に関してはこの考え方が基本となります。
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