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身体機能評価だけじゃ不十分!?「自己効力感」という視点

どーも、あんどぅです。

飲み会に行って会計の時に財布がないことに気づいてもヘラヘラしているポンコツ安藤です。だけど、だれかが立て替えてくれるし、なんなら帰りに電車で寝過ごした用のTAXI代まで貸してくれますww(もう全部返済したよ!)

そして、何日か経ってから同じジャケットを着たらポケットの中から飲み会で頼んだチーズ(燻製)が出てきたりしますwww

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どーも、僕は今日も元気です。

でも、最近ちょっと調子悪くて、、、w
なんか電車とかで酔っちゃうんですよね!

これって数値化できないし客観的には分からないじゃないですか。
顔色とか悪いかもしれませんが、、、そんな激しく悪くなってるか分からないですし、、、んで、思ったんです。僕らのリハビリの対象者は調子悪い人だよなぁって。

そんなラジオです!

それも踏まえてですね、、、

本日は自己効力感についてです!

ご存知ですか?自己効力感、、、めっちゃ大事っす。
最近これ(↓)で勉強したんです。

この本は読みやすいわけではないけど、引用文献めっちゃ多くて良いんですよ。客観的事象をしっかり捉えているって感じ。

読みやすいけどファクトが曖昧でオピニオンばっかの本とかもありますからね!医学として考えたらしっかりとファクトを抑えるべきです。




自己効力感(Self efficacy:セルフエフィカシー)とは?


そもそも「自己効力感」を提唱した人がいます。

それがアルバート・バンデューラ(Albert Bandura)さんです。
ま、人の名前なんて文献検索かドヤ顔で誰かに説明するときしか使わないので別に覚えなくても良いですw


さて、本題です!

「自己効力感」とは「タスクに対する自分の“できる感”のこと」です。一般的にはこういった意味合いで使われています。

この自己効力感が高いほど、その行動をとると言われています。逆に自己効力感が低いと行動を起こし難いと言えます。




僕がphysio365でちょいちょい話題に出すE-SASって覚えてますか?

これ(↑)です。
この中にも自己効力感の評価項目があります。

それは「転ばない自信」として出てきています。

スクリーンショット 2020-10-06 23.19.05

この「転ばない自信」ってのはまさしく「特定のタスクに対する“できる感”」に他なりません。つまり、自己効力感です。

実際にできるかどうかは別次元での問題です。
その課題を「できると思っているかどうか」が重要なのです。


・できると思っている=自己効力感が高い
・できないと思っている=自己効力感が低い

・転ぶと思っている=自己効力感が低い
・転ばないと思っている=自己効力感が高い


こんな感じになります。

実際に出来る動作でも自己効力感が低ければ行いません。
これは「できるADL」と「しているADL」にも影響します。
たまに歩けるんだけど自信がなくて歩かない語っていません??そんな方は自己効力感が低いと予測されます。



しかし、自己効力感も高ければ良いってわけじゃありません。

たまに「できない」のに「できる」と思っていて動いてしまって転倒、、、とかいません??

その人は自己効力感が高すぎるんです。
これもまた問題ですよね。



そう考えるとリハにおいて自己効力感ってのはすごく大事だなって思いません??




しかし、バンデューラさんの提唱した自己効力理論はこれだけではありません。
「自己効力期待」と「結果期待」があるんです!自己効力感が厳密にはこの2つに分けられるんです。

この2つが分かると「自主トレーニングはできると思ってるけどしない」という人も少し理解できるようになります!!
上述の「自己効力感」だけだと分からないですもんね、、、できるのにしない、、、え?なんで?ってなっちゃうww





自己効力期待



これは「タスクに対する“できる感”」のことです。つまり、一般的な自己効力感とはこれのことを指します。

しかし、バンデューラが提唱した自己効力理論はこれだけでは完結しません。
もう1つ結果期待が必要なんです。(源流を知ると学びが深まりますね!)




結果期待



「結果期待」とは「タスクを達成した場合に何が起こるか」という判断です。

私たちは特定のタスク(行動)に対して自己効力期待(狭義の自己効力感)と結果期待が高いほど、そのタスクに取り組む(行動する)わけです。


ってことは「自主トレーニングはできる」と思っていても「それを行っても何も変わらない」と思っていたら、その行動はとらない可能性が高いです。

つまり「自己効力期待が高くても、結果期待が低ければ、その行動はとらない」ということになります。





自己効力期待と結果期待



毎日10KM走ったら体力はつくし痩せると思います。
しかし、私はそれを続ける自信がありません。

これは「結果期待は高いけど自己効力期待は低い」ということです。もちろん私は毎日10KM走ってませんw



勉強したら良いリハビリテーションが提供できます。
しかし、勉強してもお給料は上がりません。

これは自己効力期待は高くても結果期待が低い場合です。こう考えている人は勉強しません。つまり、自己効力感とモチベーションは大きく関係します。



勉強したら良いリハビリテーションを提供できます。
良いリハビリテーションを提供したら喜んでくれる人が増えます。

これは自己効力期待も結果期待も高いです。こういう人は勉強に対するモチベーションも高いです。



まぁ、こんな感じで自己効力期待と結果期待を踏まえて考えると「やって欲しいけどしてもらえないこと」なども分析にも役立つかなって思います。これだけで他職種への依頼とかでも使える理論ですよね!





自己効力感を高めるためには



自己効力感(自己効力期待と結果期待)を高めるためには4つあると言われています。

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