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尿失禁〜骨盤底筋群エクササイズ〜

どーも、アンドゥです。

先日は、作業療法を知るために「作業療法を語るナイト」というイベントに潜入してきました!

しかも、OTって何なんだよ!?という発表までしてきました(笑)

私が思い描いていたOTの専門性は、間違っていなかったんだなって強く思いましたね!!逆説的に「私はPTなんだ」というのも実感してまいりましたd( ̄  ̄)

端的にいてばPTは人間らしさ、OTはその人らしさを引き出す専門職かなぁと。

同じ画像で2回ツイートするというねww


んで。

本日は尿失禁について書いていきまーす!!

本間らは、尿失禁の問題は「年のせい」だと諦めていることや、羞 恥心から誰にも相談できないことが少なくない。尿失禁による様々な問題があるにも関わらず、実際に医療者に相談する高齢者は18%に過ぎないと報告しています。
(本間之夫, 柿崎秀宏 ・ 他 : 排尿に関する疫学調査. 日本排尿機能学会誌. 2003 ; 14 (2) : 266-277.)

症状としては多いのですが、潜在化してしまいがちな問題です。
ここを無理やり顕在化させるのではなく、うまーく誘導して顕在化してあげられるとクライアントさんとの信頼関係はグッと上がるはずです!!


さて。

尿失禁は4つのタイプがあります!


腹圧性尿失禁

重い物を持ち上げたり、咳やくしゃみなどによる腹圧の上昇で起こる尿失禁。主に尿道や尿道まわりに異常があり、膀胱の過活動はない。

切迫性尿失禁

強い尿意切迫感とともに、尿をこらえきれずにもらしてしまう。不随意の膀胱収縮を伴う。

溢流(いつりゅう)性尿失禁

排出障害が基礎疾患としてあり、尿閉状態となり尿が溢れる状態。

機能性尿失禁

運動機能の障害や、認知症などのためにトイレに間に合わない、あるいはトイレが分からない、排泄行為が認識できないなどの理由で起きる。


この中で私たちが介入できる尿失禁は、シンプルに考えると腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁と機能性尿失禁の3つです。
この中で腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁を併発している場合を混合性尿失禁と言います。こうやって名前が付いているってことは、この2つが併発している場合が多いってことになりますね!!


尿失禁の性差

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁は女性の方が多いと言われてます。

日野原らは女性に尿失禁が多い原因として
・外括約筋を始め骨盤底筋の発育が悪いこと
・骨盤の出口が広いこと
・膣が開口しているため骨盤底筋の支持力や収縮力が弱いこと
・尿道が短いこと
・膀胱頸部の平滑筋は男性が輪状であるのに対し、女性は斜方向であること
・経膣的出産により神経や筋肉の損傷を受ける
など、主として解剖学的な理由によると報告している。
(日野原重明,福井準之助 ・ 他 : 尿失禁へのアプローチ. 日野原重明 (監修). 医療ジャーナル社,大阪,1991,pp23-54.)


尿失禁へのアプローチ

尿失禁の治療には、骨盤底筋訓練、薬物療法、電気刺激療法、外科的治療、環境整備、膀胱訓練、行動療法などが行われます。

この中でも骨盤底筋訓練は、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の改善に効果があると言われています。しかも、特に副作用もないので尿失禁の治療において最初に行われるアプローチであることが多いです。


機能性尿失禁へのアプローチ

これは単純な話。

トイレまでたどり着けるようにしましょう!ってこと。

歩く能力をあげてもいいし、補助具を使ってもいい。トイレに間に合うように行けるようにしたら機能性尿失禁に関してはOKです。


混合性尿失禁へのアプローチ

上述した通り、骨盤底筋訓練が第一選択肢として挙げられます。
セラピストから考えてもここは介入できる部分ですので、これについて書いていきますね〜!!

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