【保存版】靴の選び方と履き方、知らなきゃ損する5つのルール!!
お世話になっております。
今週も木曜日がやってまいりました!どーも、あんどぅです!!
physio365は有料マガジンですが、本日は私の独断で無料公開にします!!w
なぜなら多くの人に「靴に選び方」について知っていただきたいからです。
ってことで、よろしければSNSで拡散していただけると嬉しいです٩( ᐛ )و
では、さっそく靴について書いていきます!!
足のサイズと靴のサイズ
皆さん、自分の足のサイズは把握していますか?
それは「◯◯cm」って思ってますか??
もしそう思っているのだとしたら、足のサイズを把握しきれていません。
なぜなら、足のサイズにはウィズ(ワイズ)という横幅もあるからです。
この辺はmoonstarさんが分かりやすいので、そちらをどうぞ!!
足のサイズを測ると靴のJIS企画があります。
そこで初めて自分の足のサイズが分かるんです。
照らし合わせてくださいね!
ただ靴には捨て寸というつま先のゆとりが存在しています。
これが靴やメーカーによって違うので、一概にこのJIS企画だけを信じてしまうとサイズに合った靴に出会いません・・・。ナイキのこのシリーズの靴はいいけど、アディダスのこのシリーズは合わない・・・みたいになります(⌒-⌒; )
つまり、JIS企画は「だいたいこのくらい」という目安にしてください。
んで、実際にサイズ合わせでお勧めしているのがインソールフィッティングという方法です。これは、マジで簡単です。
これをやるにあたり「靴のインソールが外れません・・・」という意見を頂くことも多いのですが、そういう靴は選ばない!という方向で考えましょうww
良い靴って何?
サイズが合っているという前提のもとで「良い靴」ってなんでしょうか?
一概に「この靴を履いておけばOK!!」という靴は残念ながらありません。
なぜなら、靴をはいて何をするか?によって良い靴は変わるからです。
バスケをするならバスケシューズ、サッカーするならサッカーシューズ、登山をするなら登山靴、、、、用途によって違います。
玄関から出て郵便受けに郵便を取りに行くのにスニーカーを履かなくても良いです。サンダルでいいです。逆にディズニーランドに行くのにサンダルはお勧めしません。
つまり、良い靴っていうのは目的によって変わるのです。
さらに、本人の足部の機能(フットファンクション)によっても変わってきます。
わかりやすいところで言えば、ランニングシューズは初心者用とベテラン用で違うます。それはフットファンクションの差によるものです。
フットファンクションがしっかりしている人は、正直どんな靴を履いても良いですww
裸足でランニングできちゃう人もいるくらいですから・・・。まぁ、基本的に裸足で硬いアスファルトの上をお勧めはしませんがww
ってことで私の知る限り足の機能性がすげぇ人って激レアなので、基本的には靴に足部機能を助けてもらう人用に靴選びのチェックポイントを書いていきます。
❶押さえておきたい靴選びのチェックポイント
a.踵がしっかりしている靴
これ、めっちゃ大事です。
踵ぺニャンペニャンな靴は、機能的にはサンダルに近いです。
靴のかかとを両側から指でグッとつまんでみてください。
ぺにょぺにょしている靴は、踵の左右動揺を保護してくれません。
踵は丸っこいので物理的にはコロコロします。それを筋力で巧みにコントロールしているのですが、それほどの筋機能を持っていない人がほとんどです。
踵の動揺を抑えきれないと、その同様は膝や股関節、腰などに波及します。
つまり、膝や股関節、腰などに対する負担が増えるってころです。(もちろん足への負担も増えます。)
踵のしっかりしている靴を選びましょう!!
子ども靴も同じです!!
↑これは両側から押しても踵が崩れません!!爪が白くなってるのでしっかり押しているのがわかると思います。
↑これは普段もう踵踏んでるんでしょうね。既に踵部分がゆがんでます・・・。
↑両側から押してみると、ペニャります。これだと踵の動揺は守れません。
b.足の指の関節が曲がる靴
歩くときに足の指って曲がるんです。
反るっていうのかな?
歩くときのココです。後ろ足になったときに足の指は反るんですよ。(専門的には足趾の伸展と言います。)
ってことは??
靴もここで曲がってくれなきゃ困るわけです。
人間本来の歩き方で言えば足の指は反るわけですから、靴によってこれが妨げられてしまうと歩き方が変わってしまいます・・・。
なので歩きやすい靴には曲がる場所が設けられています。
この曲がる場所をフレックスポイントと言います。
(フレックスポイントが設けられていない靴もいーっぱいあります)
フレックスポイントを確かめるためには、靴のつま先と踵を持ってグイッと押します。そうすると曲がるんです。
↑これは靴底部分の柔らかさで曲がるタイプです。このくらい曲がれば良いとは思います。(写真を撮る手前、両手で挟めず、床と手で挟み込んでいます。)
↑これは靴底部分が硬くて曲がりません。この場合、歩くときの指の反りが出せないので、歩きづらさを感じると思います。
↑これは靴底部分の柔らかさで曲がるタイプですが、全体的に柔らかすぎて真ん中で曲がってしまいます。足の指の関節はこんなところにはありません…。
↑これはいい感じ!しかもですね、これは足の裏がこう(↓)なってます。
↑右が親指側、左が小指側です。曲がる場所(フレックスポイント)が白いところになるんですが、親指側と小指側で高さが違って斜めに走ってます。これが良いんですよ!!
では、ここで人の足の骨を見てみましょう!!
足の指の関節は、真横ではなく斜めに列になっているんです。だからこそ、靴のフレックスポイントも斜めの方がいいです。
c.靴選びの3つの条件
今までの整理をします。
1.サイズが合っている
2.踵がしっかりして、ホールドしてくれる
3.フレックスポイントがあり、自分の足の位置と合っている
この3つが靴を合わせる上では重要です!!
この3つだけはしっかりと見定めましょう。
d.プラスαの条件
もう一個加味してもいいかなって思う条件はつま先と踵の高低差です。
↑この靴はつま先と踵の靴底の高低差がありません。まっすぐ立つには良いと思います。しかし、歩くときには前方へ移動しやすくしてくれるサポートもあると歩きやすいのです。
↑この靴はつま先と踵に高低差があります。この靴を履くと自然と前方に進みやすくなる作りになっています。このつま先部分と踵部分の高低差をドロップと言います。だいたい1cm前後くらいのドロップがついている方が歩きやすいと言われています。
これは逆に前後左右の動きをするダンスなどではドロップがないほうが踊りやすいと考えられます!ドロップは基本的に前方移動を助けるものですので٩( ᐛ )و
❷押さえておきたい靴の履き方
これは絶対なんですけど、履きやすい靴は脱げやすいんです。
脱げやすい靴は、足が無意識に脱げないように力を入れているので疲れますし、他の部位(お尻周りや体幹など)の適切な力の入れ方も難しくなります^^;
a.踵トントン
たまーに、靴を履くとくにつま先をトントンしている人を見かけますがあれは間違いです。つま先トントンはダメです!
靴は踵を合わせて履くように作られています。
そのため、靴を履くときは踵トントンで踵の部分を合わせます。
b.靴紐キュッ
踵トントンしたら、靴紐キュッとします。
「踵トントン、靴紐キュッ」子ども向けの標語みたいですが、マジです!!w
踵の位置を合わせたら、靴紐を結んで踵をその位置に固定するんです。
靴紐で固定するところから、踵の前あたりにかけて甲押さえと呼びます。
その名の通り、靴紐は足の甲を押さえることが重要な役割です。
そう考えていくと靴紐においても重要な部分が見えてきます。
それは足首に近い方です。
足首に近い方の靴紐はしっかりと結んでください。
つま先の方は少しゆとりを持っていても構いません。
c.2つの条件
靴の履き方において重要なのは2つです。
1.踵を合わせる(踵トントン)
2.踵を合わせた後、靴紐を結ぶ(靴紐キュッ)
これだけで、全然違います。マジで!!
❸まとめ
【靴選びの条件】
1.サイズが合っている
2.踵がしっかりして、ホールドしてくれる
3.フレックスポイントがあり、自分の足の位置と合っている
【靴の履き方】
1.踵を合わせる(踵トントン)
2.踵を合わせた後、靴紐を結ぶ(靴紐キュッ)
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ライタープロフィール
安藤司(あんどぅ)
理学療法士/JAFT認定スポーツシューフィッター
臨床スキルシェア倶楽部-SSC- 代表
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