高血圧の生活習慣指導

どーも、Mr.Thursdayこと安藤でございます。

本日は高血圧に人に対する生活習慣指導ですっ！！

これは、正直リハ職が主戦場とするところではないかもしれません。
どちらかというと看護の方が「生活習慣指導」に関しては向き合うことが多いでしょう。

しかし、訪問をしていると「身近な医療職」という認識をされることが多いので、マジで何でも相談されます。適当なことを言っては信用を落とすだけなので、しっかりとした対応が求められます。

高齢化が進んでくると多重疾患を抱えている方が増えてきます。
専門特化もいいでしょう。しかし、これからは幅広い範囲をカバーできる能力も必要なことは間違いありませんっ！！

ってことで生活習慣指導に関しても正しい知識を身につけておきましょうね♪

あとは知っていると他職種との連携を取りやすくなりますね！
知らなければ気づけないことにも気づけたりします。

ってことで、高血圧の食事指導編！

レッツ学びっ！！！（掛け声ダサいw

生活習慣の修正

まずですね、高血圧にかかわらず生活習慣病と言われているような脂質異常症や糖尿病、メタボとか肥満とか、、、そういった種々のリスクに対して低コストで効果が期待できます！！

はっきり言って「食事」「栄養」「休息（睡眠）」がしっかりと整っていたら、かなりの病気の発生リスクが減らせますからね！

まず押さえておきたいガイドラインです。
高血圧治療ガイドライン2019には生活習慣の修正項目として以下の６つが書いてあります。

▶︎減塩：減塩目標は食塩 6 g/日未満である。
▶︎食事パターン：野菜・果物を積極的に摂取し， 飽和脂肪酸・コレステロールの摂取を控える。多価不飽和脂肪酸や低脂肪乳製品の積極的摂取も推奨される。
▶︎適正体重の維持：BM(I体重[kg]/身長[m]2) 25 未満を維持する。
▶︎運動：軽強度の有酸素運動(動的および静的筋肉負荷運動)を毎日 30 分，または週 180分以上行う。
▶︎節酒：エタノールとして男性20-30mL/日以下，女性 10 - 20 mL/ 日以下に制限する。
▶︎禁煙：禁煙の治療・指導と受動喫煙の防止に努める。

▶︎減塩

上述しておりますが日本のガイドラインでは6g/日以下を示しております。
しかし、なんと米国心臓病学会/米国心臓協会2017高血圧治療ガイドラインではナトリウム1500mg/日(食塩相当量3.8g/日)を提示しているんですよ！！

WHOでも5g/日以下、欧州心臓病学会/ 欧州高 血圧学会2018高血圧治療ガイドラインでも5g/日以下としています。

とまぁ、みんな日本より厳しいんですけど、、、でもここから考えられるに「塩分は高血圧の天敵である！」ってことです。

平成29年の国民健康・栄養調査だと男性10.8g/日、女性9.1g/日と言われているので、、、明らかに多いっすね。

ちなみに高血圧治療とかじゃなく一般成人の塩分摂取目標は厚生労働省の出している「日本人の食事摂取基準2020年版」によると男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満ですのでどっちにしても多いです。私もこれを書きながら（明日から減塩しよ・・・）と思っていますwww

身近なところで例えると、、、

おにぎり（ツナマヨ）１個で塩分1g
ハンバーガー１個で塩分1.5g
お寿司１０貫で塩分2.6g
ウインナー２本で1g

とね、、、１食で6g未満ならできるけど、１日で6g未満ってなかなかだよね。ほんと、、、なかなかだよね(￣O￣;)

でも、目標値にならなくても摂取量を減少させることでしっかりと降圧効果は出ると言われております。しっかりじっくりやって行きましょう。

とは言っても実生活に落とし込むにはどうしたら良いのかって迷いますよね(･･;)

その辺はAJINOMOTO PARKさんのHPが分かりやすいですね！！
以下の８項目を食事のコツとして挙げています。

減塩の基本８つのコツ
①新鮮な食材の持ち味を活かして薄味で調理する。
②ハーブ、スパイス、果物の酸味などを利用する。
③低塩の酢、醤油、ケチャップやソースなどの調味料を使う。
④味噌汁は具だくさんにし、汁気を減らして減塩につなげる。
⑤目に見えない塩分が隠れている外食や加工食品を控える。
⑥塩分が多い漬け物を控える。
⑦味付けを確かめてから調味料を使う。
⑧麺類のつゆを残す（全部残すと2〜3g減塩できる）。

あとは個人的には「出汁をしっかりと！」ってのは良いですね！
ただ簡易的な粉末出汁とかには結構塩分も入っていたりするので注意が必要です！！！！！！