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REVO BREWING イベント用ビール仕込みに行ってきた

登録だけしたっきり何も触っていなかったnoteを書いてみています。
(登録時ぶりに起動したら、9ヶ月継続記念のバッヂがもらえてて笑った)


先月からREVO BREWINGのアンバサダーになりました

REVO BREWINGの公式アンバサダーとして、夏のイベント用ビールの仕込みお手伝い(体験)に行ってきた時のことを書こうと思います。
7,8月のイベントで出す&レストランで繋ぐビールをみんなで仕込みましょう、という次第。


基本的なコンセプトや云々はアンバサダー顔合わせの際にzoomで打ち合わせ済み。
「カンパイビール」というベースのお題から、
「みんなが楽しめる、みんなで乾杯できるビール」
「お酒が弱い人も、ビールが嫌いな人も飲めるように、ベースビールに割材を加えてカスタマイズできるビール」
「ベースビールは軽めのセッションIPA」
といったアイデアが出、
それを元にヘッドブルワーの水沼さんがレシピまで仕上げてくれました。

集合は朝9時50分(仕込み日は作業時間がかかるためこのくらいの時間から仕込み開始するのが一般的とのこと。早い)。
普段会社に行くのと同じくらいの時間に家出て、会社の最寄り駅を華麗にスルーして向かうは横浜。
REVOの最寄りはみなとみらい線馬車道駅。
桜木町からロープウェイに乗った先からほど近い川沿い。

帰りに撮った写真ですが、馬車道駅1c出口にはかわいいポケモンポストがありました。(ピカチュウ太り過ぎでは)
ガラス写り込みはご愛嬌。


三々五々集合したら早速仕込み開始。
まずはモルトの粉砕工程から。今回は大麦に加えて小麦も使うレシピ。

冷静に25kgは腰が痛いと思う


一袋25kgのモルトを粉砕機に入れ、粉砕されたモルトは配管を通じて麦汁づくりの工程へ。

画像中央右が麦汁づくりの釜

仕込みついでに麦自体を食べさせてもらったけど甘くて香ばしい。銘柄ごとの味の違いもハッキリしている。

どれもしっかり風味が違って驚いた


この時点で加熱工程が入るため、作業は一旦ストップ。前回の顔合わせで行えなかった自己紹介タイムに。

仕込み作業はこういったスキマ時間が多くなるため、この後もこんな感じのアイドルタイムが何度か。


麦汁づくり工程が終わると濾過工程へ。
ちなみに小麦を使うと濾過工程でのつまりが起きやすくなるそうで、もみがらを別途投入してました。
(もみがらを始めとする固形分が濾過フィルターの役割を果たす)
そして恒例の一番搾り麦汁試飲!

一番搾り麦汁。脳にグッとくる糖分

甘くて滑らかな舌触りと発酵した深み。液温が比較的高いこともあり、甘酒みたいな感じ。
冷静に考えたら甘酒と製造方法ほぼ一緒だから当たり前。
米か麦か、麹を入れるか入れないかの違いだけで、温水でデンプンを糖化させるという作業自体は一緒。結局このあと三番麦汁も飲ませてもらったけど、見た目の色調も甘みも圧倒的に薄くなっていました。
麦汁で飲むとしたら三番麦汁くらいが飲みやすいと思う。麦汁ゴクゴク飲むようなそんな機会はないけど。

三番麦汁(確か)。一番搾り麦汁と比べると圧倒的に薄いのが見た目にも分かる


濾過工程も時間がかかるので、ここで再度アイドルタイム。
12時回ったのでみんなで一杯!

ここまでひたすら人が撮った写真を拝借してる


これはブルーパブだからできる贅沢、、、、
すでに梅雨入りしてましたがタイミングよく雲が晴れていたので外飲み。
みなとみらいという立地も活きてサイコーの昼飲みシチュエーション。

今見ると天気そんなに良くないな、とか指短いな、とかそういうのは聞きたくない


今回仕込んだビールの命名もみんなで頭をひねって考えましたが結局決めきるところまではいかず、いくつかの候補を残して「カンパイビール(仮称)」のままに。
(久しぶりに自分の中での足切りしないブレストみたいなアイデア出しした。)

紙に書く、という非常に洗練された近代的な方法でアイデア出しを実施した


麦汁を煮沸用の釜に移したあとは麦汁作り釜の清掃までやらせてもらいました。

モタッ、としたモルトのカスが溢れる図を見る水沼さんの図

ちりとり&手作業でモルトカスを掻き出すアナログさ。
ちなみにこのモルトカスは含水率高+栄養価高で腐敗しやすいので、肥料としてとても有用とのこと。



その後の煮沸工程ではホップを計量しながら数回に分けて投下。
煮沸中若しくは煮沸直後で釜は高温になっているためやけど注意!
(ブルワー兼コミュニティマネージャーの佐藤さんはこないだこれで火傷したそうで、手首にエグい火傷痕ありました。でかいリスカ痕かと思った。)

ここで所用あり抜けてしまったため後の工程は見れていませんが、その後酵母を投入し現在発酵中とのこと。

化学屋勤務なので設備に関しても若干通ずるところがあってめちゃめちゃ面白かった(釜の構造なんかはまさに同じ)し、
ブルワーさんにもその場その場で疑問に思ったことを聞けたしすごく楽しくて充実した時間でした。 

水沼さんに、「パイロットサイズの釜とかはなくて最低数百Lの仕込みだけど、ボツったビールはないんですか?」と聞いたら、
「(ビール酵母ではない)菌が入ってダメになったことは1回あるけど、他は基本的にボツにならない(しない)」
というお答えが聞けたのが印象的且つ衝撃でした。
(仕事上、処方が完全に固まってない試作はNGになることが結構あるので)

REVO BREWINGは醸造所併設のレストラン&バーなので、お店入るとすぐ左手に醸造設備を見ることができます! 
安全性に問題のある作業中でなければ見学も割と受けてくれるようなので、みなとみらいに行った際はぜひ。

テラス席ではこんな感じのロケーションで昼から飲めます。サイコーかな。



お揃いのREVO ONE Tシャツを着て集合写真


レボブルーイング

045-264-6280


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