性格のせいじゃなかったみたい

身体に任せるとか、身体に委(ゆだ)ねるのが
苦手だなと思っていた。

慎重過ぎて、一歩を踏み出すのに躊躇してしまう。


そうすると、
「考え過ぎなのよ」とか
「お前は頭でっかちなんだ」とか
「これだから大学出は」
「この頑固者が」とかって言われるからさ

ハイハイすみませんね〜
もうそういう性格なんすよ〜

って流してた。


でも、昨日の動作術のお稽古で
杖を使いながら丁寧に足の支えとしての役割を
取り戻したら

(引っ込み思案になるのは、足が支えになっていなかったからじゃないかな?)

そんな気がしてきた。


「飛びこめ!」
「前に出ろ!」
「なんでできないんだ!」

猫派さんは難しい人だな、なんて言われても

グラングランしている土台には、飛び乗れないんですよ。

命かかってるから、身体が全力でブレーキをかけてくるの。


私思うんだけど

達人が「不安定なところにいろ」とかって言うけどさ

あの方々は、強固な土台が構築された身体を持っていると思うのよ。

安全ベルトを装着してるの。

だから躊躇なく飛び込めるし、流れに身を委ねられるの。

最終的には支えることができるってわかってるからね。


あえて不安定にさせることで、安定させる力や今まで眠っていたところが目覚めるという一面もあるけどさ

軽々しく、土台もへったくれもない私に向かって
「不安定になって動け」とか言わないでほしい。

土台もクソも(失礼)ない人間を不安定にさせたところで、求めるものは得られませんよと言いたい。


まあいいや。
土台つくろう、土台。


昨日、皆で足のワークをしていたら

湧泉が引っ張り上げられるような気がしたんだ。

そうしたら足裏が、便所スッポン(ラバーカップ)みたいに床に吸着したの。

(例えが あれですみません)


どこかで身体の声がした。

「任せてもいいよ」

この土台になら、一歩を踏み出せる

そんな確信がうまれた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?