こんなところに道がある

上から行く道しか知らなかった。

上から行く道しかないと思い込んでいた。

だから、肩を吊り上げるみたいな力の出し方になって
喉が締まって、息ができなくなるんだ。

刀禅の先生が、下から行く道もあることに気づかせてくださった。

その下道を通ると、息ができる。

呼吸を止めないで力が出せる。

詳細は先生にお尋ねくださいなんだけど、

なんかね、単純に肩下げるのと違う。
単純に肩下げると、私は吊り上げる方が働いちゃう。

サスペンダーつきのズボンがあるけど、
そのサスペンダーが身体の中を通っていて、
サスペンダーが下がる、そんな感覚。

サスペンダーが下がってくれるから首が締まらない。
首が長くなる気がする。

結び目の場所がずれたんだ。

首回りにあった結び目が、脇の下くらいまで下がってきた　

もしかしたら、結び目って、もっと下にあるべきなのかもしれない。

この下に行く道の存在を知らなかったから、
声や動きがつまっていたんだ。

頑張って、つまる方つまる方へと突き進んでいたんだ。

（ここで支えるのか）
（支えは、ここにあったのか）

って思った。

下道を通ると抑えが効く。

上げるんじゃなくて、
下がるから上がる動きになる。

私、頑張り屋さんなんだけど、
別の道を探すことを頑張らないといけなかったんだな。