胸郭は漬物石ではない
漬物石なんて、今の人わかるのかな?
まあいいや。
「腕のはえている場所、勘違いしてました」
動作術の先生に伝えたら、一足一刀の会で、もう一歩踏み込んだ解説をしてくださった。
鎖骨の角度に関する説明だ。
(詳細は、動作術の先生にお尋ねください)
先生のおっしゃる通りにしてみたら、
胸郭が、ブワッと持ち上がった。
あばらの下に、ぽっかり空間ができて、風通しが良くなった。
今までわからなかった「脚はぶら下がっているんだよ」という感覚、それがわかった。
胸郭が落ち込むことで、重石になっていたんだ。
この重石が、動きに対する強烈なブレーキになっていた。
私の動きって、ブレーキ踏みながらアクセルかけているみたいなんだよねって思っていたけど、
ブレーキは、こいつだった。
一足一刀の会後半で棒と戯れ、翌日家族のウォーキングにつきあった。
胸郭が重石になっていないと、4km歩いても全然疲れない。
江戸時代の人は、1日に32km〜40km、時間にして 8時間〜10時間歩いたんだよと聞いて、
(昔の人はすごいな、自分には無理だ)と思っていたけど、
(この状態なら歩けるな)
そう思った。
だって全然疲れないんだもの。
伊能忠敬さんみたいに、私も日本地図つくれるかも
松尾芭蕉さんみたいに、奥の細道踏破できるかも
妄想しながら、私はほくそ笑んでいる。